月別アーカイブ: 2011年10月

道新で岩内町営住宅の記事

 10月4日の北海道新聞に、町営住宅の記事が掲載されていました。道新さん、手前味噌ではございますが、私のこのブログでの取扱のほうが、早かったでございます。(7月4日付の「消えゆくブロック住宅」)

 岩内町の大火があったのが昭和29年。防火都市計画で道路幅を拡張したり、すぐには持ち家住宅が建てられる状況ではなかったと。人口流出を止めるためにも公営住宅を建設することになったとあります。

 弊社の先代が所有していた八興会館のとなりにあったブロック住宅も、ほぼ強引に土地を使わせろという状態で、ブロック住宅が建設された経緯があります。弊社現社長によると、3年間は無償で土地提供をしたとのことです。

 北海道の平均公営住宅比率は8%に対し、岩内町は20%とのことです。持ち家が少なければ、固定資産税の町の財政にもかかわってきます。岩内町には遊休地が増えて、土地価格も購入しやすい価格になってきています。下水道も使えるようになりました。

 岩内出身で都会でご活躍のみなさん、お仕事の引退後、故郷岩内町に家を建てるなどのご検討をしてみてはいかがでしょう?海山の自然に囲まれ、一八の美味しい商品を食べることができるのです。ぜひご一考を。

ささや食堂さんのにしんそば

 連休中、みなさんはどのようにお過ごしでしょうか?9日、日曜日お昼時、道の駅付近に行くとたくさん観光のお客様が来ていました。道の駅で飲食店の地図をもらって、こっちに行こうなどとお話しているグループがいくつも。

 道の駅から歩いて数歩に「ささや食堂」というお店があります。店の前には、「にしんそば」と書かれてあるのぼりが風になびいています。弊社のソフト身欠にしんを使っていただいております。

 大きなサイズの身欠にしんを8時間かけてコツコツと煮込んでありまして、ふっくらして美味しいです。ハラス骨は全く気にならないほど骨まで軟らかくなっていました。お料理の仕方で、こんなに美味しくなるのかと感心します。

 岩内に来る観光客のみなさんの多くは、お寿司屋さんに行くようです。ささや食堂さんのように、地元の資源を使ったお料理を楽しむ事が出来る飲食店が、もっと増えると観光客のみなさんにも喜んでもらえますね。

第36回札幌マラソン報告

 10月2日、第36回札幌マラソンがありました。かれこれ7回目の参加ですが、毎年参加者が増えていることにびっくりです。前日から当日朝にかけて、気温は下がり雨も降り続けていました。峠では雪が降った跡がありました。

 スタート会場となる、真駒内セキスイハイムスタジアムは、雨をしのぐ場所が少ないので、混雑した人では、ちょっと大変ですね。私の友人がテントを持ってきてくれたので、私たちは雨に打たれることなくスタートまで過ごすことができました。

 ハーフのスタート時は、青空も出てきました。雨対策のゴミ袋はそこで脱ぎました。先週のブログで、スタートのブロック分けは、前年度の同大会の記録で決まると書きましたが、今年は申込時のゴール予想タイムの申告によるものだったことが、並んでいる時にわかりました。

 スタートから最初の左折までは、ちょっとストレスを感じる状態ですね。人に当たりながらジクザク走行する人、二人並んでゆっくり走る人。まぁ、この大会ならではのことなので、イライラしたら負けだよと自分に言い聞かせ、走りました。

 気温はちょうどよく、風も往路復路とも追い風ではないかと思う走りやすい条件でした。いつもは河川敷での向かい風が大変と感じるのですが、風も気にならず、ペースもいいんじゃないかと思いましたが、そんなに甘くはありません。結果は1時間28分18秒。18秒というのがいいですね。「いっぱち」です。

 順位は40代男子の部で58位。翌日の読売新聞に上位100位までの記録が掲載されますが、今年も載って一安心。昨年、一昨年とも50位だったこと、28分切りが今年は一度もできなかったのが残念ではありますが、足に故障を抱えて走った割には、良かったと思います。

 最初にこの札幌マラソンに出たとき、スタジアムが見えてからまだ4kmもあるのにがっかりしました。たぶん、初めて参加されるだれしもが思うことでしょう。真駒内公園のアップダウンは予想以上にきつく感じます。コースを分かっているのは、ちょっと得した気になります。

 走り終わってから、今年知り合った仲間たちを応援しました。2年前までは、一人で走り、一人で札幌駅でビール一杯を飲んで帰って来たのですが、今年は10人の仲間で宴会でした。とても信じられない光景で、こんなに走る仲間と楽しいお酒を飲むことができて嬉しさでいっぱいです。今後は、この仲間たちの記録が伸びる事も楽しみの一つになりました。

 参加人数が多くなるのに、運営方法はあまり変化ないとのコメントが多いですね。スタートの整列は確かに男女別にする意味はあるのかなとも感じます。今回のように、雨の場合、スタジアムのコンコースにブルーシートで場所取りをしていると、歩くスペースが狭くなり、移動が大変です。河川敷のコースについても、2時間前後で戻る人たちのところはかなりの混雑になっていましたね。

 大きな大会になればなるほど、いろんな改善が必要になるのでしょう。皆、この大会に参加できることをとても楽しみにしていますので、運営の改善もよろしくお願いいたします。そして、参加する私たちも、マナーを守って楽しい大会にしましょう。

○心と秋の空

 前日の夜中には、雷がピカッ!と光り、ドンー!という音。弊社の女性職員いわく、すごい音だったので、近くに雷が落ちたのではと心配になったと。私は、熟睡状態だったようで、知らぬが仏。

 秋の空のたとえとして、「女心と秋の空」という表現がありますが、よく調べると、「男心と秋の空」という表現もあるようですね。いずれにせよ、移り気の多いという言葉をたとえたものですが、確かに最近の天気は良く変わります。

 雨かなと思ったら、晴れたり。また逆もしかり。でも、人の心の移り気というのは、男女の差というよりは、個人差ですよね。熱しやすい人はさめやすく、逆に一途な人も男女問わず。最近はそんなことも考える余裕もなくなっているのが反省です。

 話が季節の話題から飛んでしまいました。こんな不安定な季節でも、空を見上げれば虹が出ていたり、山がぐっと迫って見えたり、いろんな表情を自然は見せてくれます。ということで、そんな秋の岩内に、連休を使って来られてはいかがでしょう?

 

訃報

 すでにいろんなところでお知らせがあるので、ご存知かもしれませんが、前岩内町長の岩城成治さん(78)が10月4日に亡くなりました。1983年に町長に就任し、5期20年間町長として在職されました。現職上岡町長と戦い、折しも8年前の町長選挙で敗れ、引退されました。

 また、通称「きねや」と呼ばれる小林榮仁さん(80)も4日に亡くなられました。きねやさんは、町議会議員選挙に何度も立候補し、一度も当選したことはありませんでした。自転車に自分の名前をぶら下げながら選挙活動をするなど、ユニークな存在だったので、記憶に残っている人も多いと思います。

 お二人を同時に話題にするのは、いかがなものかとも感じます。しかし、10月2日に町長選挙があったばかり。岩城前町長の功績には賛否両論があるものの、20年間岩内の為に尽くされた方。一方きねやさんは、町政にかかわりたくても出来なかった人。私には、政治の一つの時代の区切りと見えてしまいます。 

今年も落葉きのこをいただきました

 毎年、ご近所のK奥さまが届けてくれる、落葉きのこ。小さな頃から落葉きのこ取りをしていて、今では名人の域に達しているようです。

 「小ぶりなんだけど・・」と言われていましたが、私には小ぶりでも何でもとてもうれしい瞬間です。ちょっと二日酔い気味なので、大根おろしでお味噌汁をいただきたいです。

 私の妻は東京出身で、こちらに来た当初は、このようにキノコや竹の子などの山菜をいただいても、どう料理していいのか分からないと戸惑っていました。今でもあまり得意ではないにせよ、なんとか料理してくれるようになりました。

 山から海からも、自然の恵みというのは、当たり前のようですが、ありがたいと感じます。旬ですね。季節はそろそろ漬けものの時期ですが、漬けもの用の身欠にしんのお問い合わせもお待ちしております。

軽トラ市の新聞記事

 ちょっと日が過ぎてしまいましたが、9月24日の道新夕刊9ページに、魅力満載軽トラ市と題して、記事が載っていました。

 軽トラ市は、2005年に岩手県雫石町行われたのが元祖とされ、全国各地で行われるようになったとあります。道内では、岩内町が2008年に最初に行われ、年に2回開催されています。

 新聞記事には、「農家に必ず1台はあるのが軽トラ。収穫してすぐ持って来られる」と28歳の農家。「片づけもさっと終わる」と言ったのは、・・・一八興業水産の紀専務(44)と書いてあります。

 先日、札幌の友人から「専務って、44歳だったの?私より年下だったとはショック!」と言われました。いえいえ、違います。私は49歳です。たぶん、取材の記者が自身の筆跡を9と4を間違えたのでしょう。友人に説明すると、年齢詐称だと言われましたが、不思議と若く間違えられる分にはなんとも思わないのですね。これが年上に書かれたら、道新さんにクレームを入れていたことでしょう。

 軽トラの話に戻りますが、手軽にできるのが、軽トラ市の良いところ。このように注目されても長続きしなければ意味がないです。続かせるためには、商品や価格に魅力があって、すべてが簡単にできる仕組みを作り、『継続』しなければいけませんね。

昭和49年の時刻表

 弊社の事務所2階から、また面白いものを発見。昭和49年の汽車とバスの時刻表です。1974年、今から37年前のものです。

 文字が小さくてわかりにくいと思います。今と違う点をご説明いたしましょう。

  1. 真中には、汽車の時刻表。もちろん岩内線は廃止になっています。
  2. 神恵内線は終点が赤石になっています。当時、赤石から川白、神威岬方面は道路が開通していませんでした。
  3. 広告には、宴会場を経営していた、ホテルうきよの広告があります。残念ながら今はありません。
  4. 大曲、発足局のバスは、現在神恵内方面のバスと統一され、発車時間によって、発足経由のものと、そうでないバスがあります。
  5. 円山温泉方面のバスが、当時はありませんでした。
  6. 電話番号の局番が62ではなく、1ケタの⑥です。

 他にも細かく言えばたくさんあるでしょう。探してみてください。なんと言っても、汽車の時刻表ですよね。右側が発車時刻で左が到着時刻です。赤文字になっているのは、「急行らいでん」で、そのまま札幌行きとなります。

 岩内に関係のない人にとっては、どうでもいいことかもしれませんが、岩内で育った人ならば、「懐かしい」と思うことでしょう。

  

8℃のスイッチ

 10月に入り、気温もぐっと低くなりました。ふと岩内岳を見上げると、上部の色が変化しています。いよいよ始まったなという感じです。

 紅葉は気温が8℃になると始まると言われています。8℃という温度がスイッチのようなもので、下回ると紅葉が始まるのです。これから毎日岩内岳を見上げると、上部の色の変化がじわじわと下に降りてきて、いつしか上部は白い色になっているという、北海道ならではの風景を感じます。

 こんな風景を私は何回見てきただろう。子供の頃はこんな自然の変化を当たり前のように何も感じていませんでしたが、今は四季のメリハリのある風景の中にいることを、ちょっぴり幸せに感じます。

 町内のナナカマドが真っ赤に色づくのは、もう少しかかりそうです。8℃のスイッチが入ったことを、憂鬱に感じず、季節の変化を楽しむ余裕を持ちたいものです。でも、現実は毎日走りまわって余裕がありません。いつになったら落ち着くのでしょう?・・・・・

 写真はサポートセンター付近から見た岩内岳です。色が見にくいですが、肉眼では上部が黄色に変化しているのがわかります。

マラソン大会のスタート整列

 マラソン大会に出る皆さんは、いつもスタートの時、どの辺に並びますか?

 小さな大会で、ブロック分けされていない時は、それぞれが自然に立ち位置が決まるように感じます。速い人は、スタートラインから数列目。それなりの人は、後方に立つといった具合ですね。

 洞爺湖、千歳などの参加者の多い大会は、自己申告で、3時間以内、4時間以内、5時間以内などの区切りがあって、そこに並びます。私が参加するハーフマラソンで区切りを付けるのは、札幌マラソンくらいでしょうか。めちゃくちゃ人が多いですものね。

 この札幌マラソン、500人単位で、区分けされます。前年のこの大会の記録をもとに速い人順に番号がつきますが、最初は陸連登録者です。そのあとに、一般登録者の速い順となります。北海道マラソンのように、2年以内の他の大会の記録は使えないのです。

 私が最初に参加した年は、一番最後のブロックからのスタートだったので、ロスタイムがかなりありました。翌年は第2ブロックからのスタート。翌々年は第1ブロックに入る事ができました。しかし、近年陸連登録者が多くなり、一般参加者である私は、今年はとうとう第二ブロックに押し出されてしまいました。

 まぁ、しょうがないですね。スタート位置が下がる事で、ロスタイムが増えますが、登録してまで記録がほしいというものでもないので、決められた通りにいたします。

 毎年、移動するときに、後方の方がどさくさにまぎれて、どんどん前に出る方がいます。また、スタート後に歩道や対向車線を走らないようにアナウンがされてもやってしまう人がいます。人の多さで、抜くことができなくてイライラする気持ちもわからないではないですが、マナーは守って走りましょう。どうしても前に出たければ、陸連登録して走られる方がいいですね。

 言い忘れました。札幌マラソンは女子は右側の前方に並びます。男性よりは、ちょっとお得になっています。

 ということで、本日は第36回札幌マラソンです。前に出たいと言うのであれば、整列開始と同時に、指定されたブロックの前に並びましょう。くれぐれも申しますが、前にでたからと言って、その分結果がついてくるものではありませんよ。今までの練習が今日の結果となるのです。

 私は今年最後のハーフマラソンです。結果報告は来週いたします。写真は読売新聞に掲載された、昨年のスタート風景です。