月別アーカイブ: 2011年11月

ゴメの風見鶏

 岩内港にいる鳥はウミネコでしょうか?カモメでしょうか?画像からわかる方はいらっしゃいますか?私はわかりません。動物園に行くと、この2種の違いを説明していて、何度か読んだ事があるのですが、毎度忘れてしまいます。

 どっちでもいいのですが、岩内ではこの鳥の事を、「ゴメ」と言います。ゴメというくらいですから、カモメ、カゴメ、ゴメ・・と変化していったのでしょうか。

 とある日のゴメの休息です。この日はかなりの強風で、携帯のカメラを写そうにも、強風で手がぶれてしまうほどでした。そんな強風の時、このゴメたちは風上に向かってじっとしています。生の「風見鶏」だと思いました。

 人間の生活とダブって見えました。いろんな障害、降りかかってくる難題に、風の抵抗を少なくかわしていく。でも、その立ち位置は変わず。1羽だけ、強風に逆らって飛ぼうとしているけど、前に進んでいかない。風に跳ね返されながらも、前に行こうとする。

 このほか、人間は「風のないところへ逃げる」という事を選択できます。さて、あなたの人生はどちら。

イチオシ商品カタログに「にしんのおかげ」が掲載されました

 弊社は3年前に地域資源活用事業の認定企業になりました。平たく言えば、国の認定企業となって、補助金を受けることができたり、さまざまな支援が受けられるというものです。

 認定になるには、厳しい審査があり、書類づくりだけでも大変な思いをしました。認定=補助金と思っていたら、大間違い。補助金を受ける権利を得ただけで、そこからまた申請書類づくり。なんとも大変なことになってしまいました。

 ただ、粘り強くやっていると、それなりに応援してくれる人も出てくるもので、北海道経済産業局と窓口になって支援してくれている中小機構北海道が、認定企業の中から20品目をカタログにしてくれました。

 その中に弊社の「にしんのおかげ」が掲載されています。いつもいろんなイベントでお会いする企業の商品も並んでいて、仲間意識が出てきます。紹介文を書いてくれたライターさんも、このブログを読んで弊社のファンになってくれました。

 こうして、一歩一歩進んで、応援してくれる人、同じように進んでいる人の輪ができる事が、何より励みになります。パンフレットのダウンロードは北海道経済産業局ホームページのこちらです。

岩内町「歴史散歩」パンフレット

 ありそうでなかった岩内町のパンフレットができました。「文化と歴史の地図」というものです。北海道新聞の後志版に先日紹介されたのですが、岩内町郷土館指定管理者、特定非営利活動法人ぱとりあ岩内が発行しました。

 編集を担当した郷土館でお仕事をしている二人の女性が、実際に現地を歩いて情報をまとめ上げたとのことです。裏面には明治の頃の要所の写真もついていて、現在の風景と比較する事が出来るようになっています。

 ちょうど岩内を一周できる散歩コースを紹介してあり、ゆっくり散策しても2~3時間程度で回る事ができます。道順もなるほどと思わせる内容です。でも、真冬にこのコースを歩くのは、結構物好きの方かもしれません。

 岩内町郷土館は、残念なことに12月から3月までは冬季休館となります。それなのに、何で今時期にこのパンフレット?と横槍を入れては一生懸命に作られた人に失礼ですね。地元のウオーキングをされている方にも、岩内のこんな歴史を探りながら歩かれる事をぜひお勧めいたします。

マラソン大会の参加賞のTシャツ

 マラソン大会当日、受付をすると、大会要項とともに、参加賞のTシャツ等がもらえます。Tシャツにはそれぞれの好みがあるでしょうから、一概には言えませんが、私個人の感想を今日は書かせていただきます。

 今年はハーフ、フルの大会に合計10回出ました。そのほとんどの大会では参加賞にTシャツがついてきます。毎回もらうと、そんなに着ないよと言いたくなります。そんなに出なきゃいいだろと言われれば、それまでですが。

 普段はMサイズの私ですが、申込のときには、Sサイズにします。理由は、家族でだれかが着られるように。でも、持って帰ってくると、息子たちは「センスわり~(悪い)」と冷たい言葉を吐き捨て、しぶしぶ妻が作業着代わりに着てくれたりします。

 千歳マラソンのデザインは毎年我が家では人気があります。昨年まで人気がなかったのは、洞爺湖マラソンと札幌マラソンです。洞爺湖は、色使いが毎年ブーイング。札幌マラソンは、キャラクターの変な鳥が嫌がられます。でも、この二つの大会の今年はセンスが良くなったとの評価でした。

 残念だったのは、北海道マラソンですね。何であのしょぼいの? メダルにお金をかけたので、Tシャツのデザイン代はケチられたのでしょうか?4時間制限だった時代は、デザインの良し悪しにかかわらず、北海道マラソンのTシャツを着ていただけで、ちょっとステータスを感じさせたものです。

 素材はほとんど、機能性Tシャツになっていますが、写真のさよならマラソンでもらったものは、なんと綿100%でした。今時珍しいですが、なんとなくほっとしました。今年は出ませんでしたが、ニセコマラソンはスポーツタオルですので、何本あっても使えます。

 毎度マラソン大会に出ている人のわがままではありますが、そろそろ参加賞=Tシャツとするのは、考えてもよろしいのではないでしょうか?参加されている皆さまはどのようにお考えでしょう?明日あたり、箪笥の引き出しを開けて、あまり着ていないマラソン大会のTシャツを断捨離する?

 

いわない楽座にたくさんのたら丸グッズ

 先日、商店街の人たちとお話をしたら、岩内には6つの商店街があるんですって。岩内の人は知っていましたか?銀座通り商店街、名店街、駅前通り商店街までは言えますが、そこからは・・・??、関係者の人がこれをお読みになったら、けしからんとお叱りを受けるかもしれません。

 どの自治体の商店街も、人口の減少と郊外大型店舗の進出で、商店街は空洞化になっています。ただ、そこでもいろいろと策を練って頑張る人たちもいる事は忘れてはいけませんね。

 岩内名店街には、「いわない楽座」という店舗があります。たら丸焼きが買う事ができる他、レアなたら丸グッズがいっぱい。たら丸ポイントカードの商品交換もこのお店でできます。また、コミュニティースペースのような部屋もあり、ちょっとした奥さまたちの集会などに使えます。詳細はいわない楽座にお問い合わせください。電話0135-62-2525

 いわない楽座を運営している人たちも、いろんなジレンマを抱えながら活動しています。たら丸ファンの皆様、岩内に来られましたら、いわない楽座を覗いてみてください。でも、日曜日、祝日がお休みなので、ご注意を。

神シェフの「にしんのおかげ」で、きのこパスタ

 先日、札幌のレストラン中国厨房GENさんのお店に伺ったお話をしました。季刊誌choi-plusに掲載された、にしんのおかげを使ったきのこパスタをいただきました。今回はそのレシピをご紹介いたします。

 うまみ成分というのは、いろいろなものがあります。Myだし醤油の作り方(11月11日付)でもお話したように、ひとつのうまみだけでなく、いろんな種類のうまみが組み合わさることによって、うまみの相乗効果が出てきます。

 ご家庭のだしでは、煮干し、鰹節、昆布という出汁がありますね。ちょっと難しい表現では、煮干しや鰹節はイノシン酸のうまみ。昆布はグルタミン酸のうまみがあります。中国厨房GENさんの神シェフは、化学調味料は使わずに、昆布茶を使って、うまみを出すとおっしゃっていました。ですから、ニシンのおかげはイノシン酸のうまみ、それに昆布のグルタミン酸との合わせ技でうまみ倍増ということになります。

≪神シェフの「にしんのおかげ」で、きのこパスタ≫

【材料2人前】 スパゲティ(1.6mm)180g、卵2個、きのこ(しめじ60g・マイタケ60g・生椎茸60g・エリンギ60g)、中華スープ180cc、ニンニク2片、鷹の爪4本、にしんのおかげ大さじ3、昆布茶少々、塩少々、コショウ少々

  1. ニンニク、鷹の爪をフライパンで炒めて油に香りを移す
  2. きのこを入れて少し火が通りかけたところで、中華スープとニシンのおかげを加えて煮詰める
  3. 昆布茶、塩、コショウを入れて味を調える
  4. 茹であがったスパゲティを3に加えてよく和え、皿に盛る
  5. 熱した油の中に生卵をそっと落とし、ポーチドエッグを作って4の上にのせる

平成23年の勤続表彰

 勤労感謝の祝日の前日に、勤続表彰の賞状と記念品が届きます。弊社は、5年単位での表彰を長年続けています。今年は、15年表彰が工場から1名と、20年表彰が事務所から1名でした。

 記念品などの購入は企業負担で、経費削減のために表彰を取りやめる企業も増えているようです。企業独自で記念品を贈る方法もありますが、私の考えとして勤続表彰は、地域社会に貢献しているという立場から、商工会議所からの表彰でいいと思います。

 弊社のような企業は、岩内町外からのいわゆる外貨を稼いでいます。自ら言うのはおかしいでしょうが、企業としての存在そのものが、岩内町や北海道に貢献している自負があります。そして、その企業を支えているのが、まぎれもなく毎日こつこつと働いてくれている従業員なのです。従業員には、ここで働くことが岩内のためにもなっているとわかってほしいのです。

 写真は、20年表彰の賞状です。5年、10年表彰は、岩内商工会議所からの賞状ですが、20年となると、北海道商工会議所連合会からと岩内町からも賞状が届きました。もう少し、センスのいい賞状と額にしたら?と思うのですが・・・・

 勤続表彰おめでとうございます。これからも健康に注意して、勤務してください。 

岩内-共和町の道路事情

 岩内町から札幌方面に出るときは、国道276号線を利用して出るという人が多いと思います。路線バスもその道を使っています。

 私は最近、その国道が交通量が多くなった事と、信号が多くなったということであまり使わず、発足(はったり)という共和町の農協さんがある道を使います。距離は少し長くなるのですが、比較的スムーズに流れるので、時間的には早いと感じます。

 この二つの道の間に、現在自動車専用道路が建設中です。旧国鉄の線路跡地の土地を利用した道になるようです。詳細な情報は私にはわかりません。興味のある方は、関係組織にお問い合わせください。

 いずれにせよ、まだその道ができるには時間がかかるようです。先に述べたどちらの道も、パトカーや速度違反の測定など頻繁にやっていますので、ご注意を。あらっ、もう捕まった経験がおあり?

 写真は、その建設中の道路付近の田んぼです。幌似地区です。

赤い旗が立っていると、休校だったお話

 11月21日、冬将軍がやってきて、本格的な吹雪になりました。これぞ岩内の冬です。今までも、何度か雪が降ったりしましたが、ただ降ったというだけで、冬というよりは晩秋という表現が正しいような。視界が利かなくなるような吹雪になって初めて、「冬」だと実感します。

 さて、昔話をひとつ。私が小学校に通っていた当時、ちょっと先も見えなくなるような吹雪になると、学校に行く事も大変でした。背が低いので、頭は地面に近い。それだけ風で舞い上がる雪が顔にぶつかったり、ひどい時は息もできなくなるのです。

 風が強い岩内ならではの吹雪です。そんなひどい天気の時、街角の数か所に、赤い旗が立っている事があります。それが立っていると、学校は猛吹雪のため、臨時休校となります。見えた瞬間、嬉しくなっちゃうんです。私のところは、その旗は寺門商店という製麺店のお店の前に立ちました。

 そこまでたった100mなのですが、強い風で呼吸が出来ず、後ろ向きで歩いたり、横を向いたり。現在のように除雪が行き届いているわけではなかったので、危ないというのが理由だったのかもしれません。今はさすがにそんな事はないようです。私の子供たちが悪天候で臨時休校になった時は、前日に電話の連絡網で休校になると連絡が入りました。

 皆さんのところはどうでしたか? 反対に赤い旗が立っていると思いこんで、立っていなかったときは、がっかりして登校したものです。

今年の塩数の子はお買い得です

 たらこ、いくらなどの代表的魚卵製品が、今年は値上がりをしてます。しかし、数の子の商品は値下がりしています。お客様にとっては、今年は数の子が大変お買い得になっていると思います。

 なぜこのように値上げ、値下げという状況になるのでしょう。いくらを例にとりますと、今年はサケが不漁でした。各地の浜はいくらの原料となるサケを確保しようとして、高値に推移します。その中には、工場を動かすために、採算度外視で原料を買い付ける業者さんもいます。当然、コストが上がるので、商品の価格も上がるということになります。

 では、数の子はどうでしょう?今、日本で流通している多くの数の子は、アメリカやカナダ産のものです。親魚はもちろん、ニシンです。漁獲に関しては、厳しい制限があり、資源管理がしっかりとしています。比較的安定した供給がされるのは、この資源管理によるものです。

 近年、数の子の需要と供給のバランスが崩れ始め、供給過多になっています。ゆえに、今年の原料買い付けも値下げ基調となり、商品の価格も値下がりしたというわけです。ですから、今年数の子がとてもお買い得なのです。弊社のホームページ掲載の塩数の子も特別価格でご提供させていただいています。お申込みは12月10日までの限定となりますので、ぜひご利用をお待ち申し上げています。

 値段は下がっても、品質は毎年と同じ、自信を持ってお勧めできる商品です。