11月から始まったはえ縄のスケトウダラ漁。スケトウダラのはえ縄漁は岩内が発祥の地です。網で獲るのと違い、いわゆる一本釣りの状態で船に引き上げられるので、鮮度抜群。岩内の名産釣たらこの原料だという事は、あまりに有名です。
さて、親のスケトウダラ。岩内のたら丸君の元魚ですね。いろいろな料理の方法があります。古くからのカラカラになるまで干して、むしって食べる。一夜干しにして焼いて食べる。今はあまり家庭で作らなくなりましたが、でんぶの原料(岩内では“そぼろ”と言います)。そして、煮付け。
写真は、親戚のおばさんが作ってくれた頂き物です。海からはえ縄で水揚げされたのが、夕方4時。すぐに加工場で処理されて煮付けられたのは、6時。私のお腹に入ったのは、8時。地元ならではですね。
漁師さんたちが寒い海上でがんばって釣り上げたスケトウダラ。加工場で女工さんたちが手早く処理。食べるまでには、そんなスケトウダラの背景を想像しながら、お召し上がりください。こんにゃくと生子(生のスケトウダラの子)を一緒に煮付けてもいいですね。冬ならではの食卓のメインディッシュです。