日別アーカイブ: 2012年1月18日

水産加工屋さんの専門用語

 どの職業においても、その業界の人でなければ分からないという専門用語が存在します。御自身では、一般的に使われている言葉と思っていても、実は専門用語だったなんて事は経験ありませんか?

 水産加工においては、いろいろありますが、代表的な言葉は、「ガラ」という言葉でしょう。魚の内臓、卵を取り除いた親の身だけの事を言います。内臓が入っている、そのままの状態を「マル」と呼びます。【写真はニシンです。上がマル、下がガラ】

 語源はたぶんあると思いますが、どなたか正確にご説明できる方がいらっしゃったら、教えてください。鳥ガラ、豚ガラと言う言葉がありますが、鳥、豚の骨の事を云うので、魚とはちょっと違いますね。人柄が悪いという表現がありますが、むしろそちらに近い気がします。

 スケソに至っては、ムトという呼び方もあります。これは漢字で「無頭(むとう)」と書きます。漢字で書かれれば、わかりますね。頭をカットしてある状態を言います。

 さて、皆さまの業界では、どんな面白い専門用語があるでしょう?