月別アーカイブ: 2012年2月

排雪ですっきり

 工場前の南北に延びる道路に、今年初めて排雪が入りました。終わった後は、この道路ってこんなに幅が広かったっけ?と思うほど、見違えてすっきりとしました。作業された皆さん、ありがとうございました。

 キャタピラの音や、ロータリーの音などで工場内に響き渡る音。もしかして・・と外に出て見ると、ショベルカー、ロータリー車、ダンプカー、除雪車と誘導作業員が数名。

 最初、道路の両側に固まって山になった雪を、ショベルカーがかき出します。ロータリー車が勢いよく雪をダンプカーに。最初と最後にクラクションを鳴らして、交代の合図。取り損ねた雪を待機していた除雪車がかき集めます。それらを3往復してようやく去って行きました。見通しが良くて、いままで使えていたものが、気持ちよく出た~。といった表現が一番ですね。

 先日、私は工場の雪山の一部を取り除きました。この排雪が来るのだったら、取らねば良かったと思いました。でも、そんな考えをしていたら、皆自分の土地の雪まで出してしまって、排雪が追いつかなくなってしまいます。ですから、排雪のスケジュールは教えてくれないんですよね。 あー、すっきり!

雷電温泉のこと

 岩内の景勝地、刀掛岩は雷電海岸に位置します。岩内町の市街地から12km西に位置しています。

 そこには、10年ほど前までは、ホテル雷電、観光かとうなどといった温泉宿があり、それなりに流行っていたものです。しかし、円山地区の温泉開発が進むと、人の流れはそちらに行ってしまいました。

 今は、ホテル雷電は名前を変えて、違う経営者によって営業をしているようです。私も昔はよくホテル雷電の温泉に通ったことがありました。お風呂からは、刀掛岩が見え、夏は夕日と漁火も見ることができる、いい温泉でした。

 古平のトンネル岩盤崩落事故の後、海岸線はいたるところで、長いトンネルができました。おかげで安心とはいえ、景色が見えなくなってしまいました。雷電海岸もほとんどがトンネルのようなものです。ですが、トンネルを抜けた瞬間に、ガラッと変わった風景が目の前に出てくるという迫力があります。

 写真は2月の刀掛岩ですが、夏はまた違った風景になります。そんな歴史的な変化も感じながら、雷電海岸へお越しください。

『八興会館』  その1

  岩内出身の皆さん、八興会館(はっこうかいかん)という名前を覚えていますか?大浜海水浴場に行く途中にあった道場です。いわゆる武道館なのですが、この建物は弊社の先代、紀伊右エ門が私財を投じて建設したものでした。当時の費用で450万と記録されています。

 設立は昭和38年2月9日。木造モルタル一部2階建の117坪。柔道道場33坪、剣道道場33坪。住込みの管理人室、更衣室、浴室があり、柔道着50着、剣道防具45組を取りそろえてのスタートでした。

 私財を投じて設立した背景は、青少年の健全育成。昭和29年の大火後の岩内は皆財産を失い、大変な思いをしていました。言葉は悪いのですが、不良と呼ばれる悪の道に踏み出す子も多く、紀伊右エ門は武道を通して子供たちを育てたいという気持ちから、八興会館の設立に至りました。

 八興会館のお話は、あまりにも大きな話題なので、いままでどこから手をつけて良いのやらわかりませんでした。先日、長い間管理人を引き受けていただいていた大泉さんから資料を受け取ったので、何回かに分けて書かせていただきます。写真は、平成18年取り壊し直前のものです。

個人的なスキーのお話

 昨年12月より日曜日は、岩内のスキー場のことを中心に書かせていただきましたが、今回が最後となります。来週からは、またマラソンのお話に戻りますが、最後に私自身のスキーについて書かせてください。

 さて、ずっとこのブログを読んでいる方は、私がスキーが好きだと言う事は、うすうす感じられたことでしょう。スキーに行きたくて、夏の小遣いを使わずにため込んで、冬のリフト代につぎ込むという子供でした。

 小学6年生の時には、一人で岩内から倶知安までバスに乗り、倶知安でヒラフ行きのバスに乗り換えて、ヒラフスキー場に行って滑ったりしていました。ひらふスキー場行きのバスは、まだワンマンカーではなく、切符を一人ずつ車掌さんが売りに来る時代でした。

 小学生が一人でバスに乗っているのです。若い女性の車掌さんは、そんな小学生の私に「一人で来てるの?」と質問して、「うん」と答えると、切符を切ったふりをして、お金を取らなかったのです。何回か行くと顔も覚えられました。とっても嬉しかった思い出です。

 ほとんどの人が、学生を卒業してスキーを引退。子供がスキーを始めるようになって、再開する人が何人か。私はずっと続けていました。何が魅力かは、自然の山を相手にするからです。同じコースであっても、行く時によっては、雪質がまったく違います。いろいろな雪、いろいろな斜面、それらは、経験を通して少しずつ上手に滑る事が出来るようにります。他のスポーツでは足手まといになる少年が、スキーだけはそんな経験を積んで、一人前になっていきました。

 このブログでは、岩内のスキー場について書きましたが、現状のリフト1本のコースでは、ある程度のレベルの人たちにとっては、物足りないコースです。ゆえに、地元子供たちのためのスキー場とキャットを使って深雪を堪能できる二つの顔を持っています。

 そんなことから、私のホームゲレンデは、ひらふスキー場です。世界から人が集まるそのゲレンデは、ナイターではその規模は世界一です。その世界一がすぐそこにあるのですから、利用しないのは、もったいない。

 岩内町でラーメン屋をしている高校の同級生のT君、70歳を越えても元気な事務機屋Aさん、30代の同業者のK君と仕事を終えてから、ひらふへ。2時間ほど滑って、ワイス温泉に入って、岩内に戻って軽く一杯。今日の雪は良かったなぁ~などと言いながら、過ごすひと時はとても幸せです。

 近くでそんな気持ちに共感される人がいましたら、私たちとひらふスキー場でご一緒しませんか?上手下手は関係ございません。スキーを楽しむその気持ちがあれば、OKです。

日が長くなってきました

 真っ暗な中、出勤してきて、帰る時も真っ暗。寒くなってからは、それが当たり前の生活でしたが、最近は朝が明るいんです。ちょっびり嬉しいですね。

 写真は、2月23日の朝、事務所から見えたお日様です。日が昇る位置も以前はもっと西寄り(右側)でしたが、日を追うごとに東に寄ってきました。

 札幌雪まつりが冬の折り返し点だとよく言います。実際、今週は少し暖気となって、春の気配も少しだけではありますが、感じられるようになってきました。

 冬至は12月で、すでに2カ月も過ぎています。あと一カ月もすれば春分の日です。時の流れに流されないよう、しっかりと毎日を一歩一歩踏みしめて歩かねば。そうです、暖気の翌朝はツルツルですからね。お気をつけて、踏みしめて歩いてください。

大阪の展示会場に「にしんのおかげ」が行きます

 展示会、見本市などいろいろなイベントがありますが、その出展にはいろいろな費用がかかります。ブースの出展料金、装飾代、サンプルの輸送費、交通費、などなど。

 大きな企業では、その展示会で効果的な商談の成果を生めば、すぐに元が取れることでしょう。しかし、弊社のような小さな会社が、大きな展示会に出るとなると、かなりの覚悟が必要になります。

 平成24年2月27日(月)に北海道産品取引商談会という商談会が大阪であります。私は行くことができませんが、北海道商工会議所連合会が、弊社のような小さな企業の商品を持ち寄って、「北海道美味いっしょプラザコーナー」を作り、代行で説明をしてくれます。

 大阪周辺で「にしんのおかげ」に興味をお持ちの企業の方は、ぜひそのブースにお立ち寄りいただければ、「にしんのおかげ」を試食することができます。

 写真は、2月1日~3日に東京ビックサイトで行われた、「スーパーマーケットトレードショー」の、道商連「北海道美味いっしょプラザコーナー」です。ここにも「にしんのおかげ」が陳列され、試食が行われていました。

マダラのお話

 岩内のマスコットキャラクターのたら丸くんは、マダラではなく、スケトウダラから生まれたものです。マダラとスケトウダラの違いは、魚好きの方ならお分かりでしょうが、マダラは大きく丸こっいのに対し、スケトウダラは細長くなっていますね。

 写真はマダラで、あごに1本のヒゲがあるのが特徴です。そのヒゲは触ひげと言って、感覚器官の一種でヒゲに触ったものは何でも食べてしまうんですって。

 また、たらにまつわる言葉はいろいろありまして、「タラふく食べた」「あほんダラ」「ぐうタラ」なんて言葉は、マダラから来ているとされています。詳しい由来は、ご自身でお調べください。

 魚へんに雪と書いて鱈(たら)です。雪の季節の今が旬ですね。寒い時には、たらちり鍋がいいですね。マダラの代わりにスケトウダラでもいいですね。鍋をつつきながら、ぐうたらな生き方について語り、アホンダラぁ~なんて言いながら、鍋をたらふく食べて、楽しい食卓にしてみてください。

今週も続く深夜番組で岩内が

 STVの深夜バラエティー番組「ブギウギ専務」に先週、岩内町がたくさん出ましたね。道外の読者の皆さま、申し訳ありません。北海道だけの番組のお話です。

 私はとっくにお休みの時間ですので、録画を見ました。すると、北緯43度(お土産屋さん)でお買いものをしたご一行が、一八のたらこを買ってくれました。さらに、そのたらこを食べようとする前に、いろいろとギャグをするのです。

 食べ物の番組ではないので、食べるところは写したりしません。夕方に買ってきて、夜にはまだ融けてないから食べられないよと思っているのは、視聴者の中では私だけでしょう。

 ちなみに、このたらこは北緯43度限定販売のの無着色たらこです。化粧ケースもわざとレトロなものを使っています。番組をご覧になった方は、ぜひ岩内のお土産屋さんの北緯43度に来て、この商品を探し当ててください。

 番組は、2月22日本日も引き続き、岩内町でのロケの映像が流れるようです。本日深夜0時29分からです。

冬の海岸線

 昔、東京である人に「海岸線の雪はどのようになっているの?」と質問を受けたことがありました。そんなこと考えてもみなかった、とほとんどの方が言うと思います。ただ、雪とは無縁の生活をしている方にとっては、イメージするにはあまりにも「わからない」情景ではないかと思います。

 写真は、岩内から雷電海岸を通り、刀掛トンネルと磯谷トンネルを抜けたところにある風景です。砂浜が広がる風景も、冬は白く変化します。ご覧の通り、波が打ち寄せる場所は雪がなく、その線は潮の満ち引きによっていつも違う景色となります。

 岩内周辺の海岸は、このような砂浜と岩浜があり、それぞれの風景が織りなしています。岩内の敷島内地区は丸石が転がる海岸です。雷電海岸は切り立った崖の海岸線で、岩浜です。そしてトンネルを抜けて砂浜が広がるといったほんの10数キロでそんな変化が楽しむことができます。

 このブログでも何度か出ていた大浜海水浴場は砂浜で、写真のような風景が広がっていました。写真ではどうしても伝えることができないことがあります。匂いや風、寒さ・・・。やっはり実際に見に来なければ、「実感」できません。いつか、岩内のこんな風景を楽しみにいらしてください。

第4回べに子のひな祭り

 岩内の有名マスコットキャラクターたら丸君の妹のべに子。このひな祭りはべに子が主役になって、商店街のイベントが開催されます。その名も「べに子のひな祭り」。商店には大小のひな壇が飾られています。

 ひなまつりの3月3日まで、イベントに参加しているお店でお買いものをして、スタンプを押してもらい、抽選で景品が当たるというものです。また、参加店に隠されたひらがな1文字を探し、クイズを完成させ、その答えを応募して抽選に参加することもできます。

 商店街が寂しくなっている現状は、ほとんどの地方都市が抱える問題です。私は派手なイベントはあまり好きではありませんが、商店街をひな壇を飾って楽しく見せる。そしてまずは商店街を歩いてもらおうという取り組みは前向きでいいと思います。

 毎回、お客さんやお店側のマナーの問題がちらほらと聞こえたりしますが、改善しようという試みも感じられます。最初からどんなことでも上手に行きませんものね。

 マスコミで有名になるくらいの盛り上がりを見せて、全国各地から視察団なんて来たら、いいですね。岩内在住の皆さまは、普段行かないお店を覗くいいチャンスです。岩内以外の皆さまは、ぜひ岩内の商店街をゆっくり見にいらしてください。詳しくはいわない道の駅に来てお尋ねください。