月別アーカイブ: 2012年2月

昔のスキースタイル

 12月から日曜日は岩内のスキー事情について書いておりますが、今日はちょっと趣向を変えて、昔の写真を見てください。

 この写真を出すのは、かなりの勇気を必要としますが、子供たちに昔のスキーはこのようなものだったと教えるには、やはり写真が一番だと思い、意を決して載せます。私が小学1年か幼稚園児くらいのときでしょうか。

 スキーは単板(たんぱん)と呼ばれる、木一枚でできたものです。金具はカンダハーと呼ばれる靴の先をひっかけて、かかとをワイヤーで固定するというもの。注目はストックです。竹でできており、竹の節目がちゃんとあります。さらに、リングにご注目。この部分も竹で、皮で上手に結ばれているのです。

 まだまだ続きます。靴は皮だったと思います。まるで登山靴のように、紐で縛るのですが、ほどけた時はかじかんだ手で上手に結べずに難儀したものです。

 ここまで書いて、どうだ~!と言いたくなりましたね。このスタイルを知っている人にとっては、眼の玉が飛び出るほど「懐かしい」でしょ。

 着ている服装は、ナイロン系のものはなく、ほとんどが綿と毛糸です。手袋は転んで雪をつけるとどんどん膨らんでいきます。お尻はべちょになって、家に入ってももひきとパンツまで濡れたものを脱ぎます。(変な想像してはダメよ)

 場所は家の前で、ゆるやかな傾斜になっています。道路で滑ってもまったく問題なしですが、この時はまるで滑ることができませんでした。歩くのもやっとのことで、とりあえずは、「カメラ目線で笑顔」の親に対するサービス精神の一枚です。

 この写真を撮った時は、道具を兄から借りたのですが、のちにお下がりとして、私のものになったと記憶しています。

 この後、札幌オリンピックを経由して高度経済成長、日本列島改造論とともに、スキー道具、スキーウエアー、スキー場は大きな変化をしていきました。

 

読売新聞に「にしんのおかげ」が掲載されました

 先日の道新後志版に「にしんのおかげ」の記事が載りましたが(1月24日付ブログ)、今度は読売新聞に載りました。マスコミがマスコミを呼ぶ形となりましたね。お問い合わせもすぐにいただいております。読売新聞小樽支局長の高橋さん、ありがとうございます。

 掲載日は平成24年2月16日付です。P30の地域版のラベルという、地域の商品を紹介する記事です。記事の内容は、「にしんのおかげ」がどのようなもので、どのように生まれたかを書いてあります。

 写真に、「ネット上では食べ方も紹介している」と添書きがあり、文章の最後には、「ただうまいだけでは売れない。情報を発信し続けていく」と紀専務は話す。と書かれてあります。

 このブログの定期購読者の皆さまなら、そんなの分かっているさ、と言っていただけることでしょうね。記事のスペースは道新よりも小さいのですが、今回はなんと全道版です。ホップ、ステップ、ジャンプ!で次は全国版?御期待ください。

雪まつりの後

 札幌の雪まつりも2月12日で終了しましたが、翌日のニュースでは大雪像の取り壊しの映像が流れていました。北海道のニュースの定番の画像ですね。

 私が本州に在住の時、友人からよく「雪まつりが終わった後も、そのまま雪像を残しておけばいいじゃない」と言われました。でも危ないから壊すんですね。

 雪でてきている以上、気温が上がって融けると、どんどん崩れるのです。今回も雪まつりの期間中、暖気で雪像が崩れてしまったものがあったようです。

 岩内のちびっこ広場の滑り台も、そんなことから壊すことになっています。ちびっこをお持ちの皆さんは、今度は、お子さんやお孫さんと一緒になって雪の滑り台を作りましょう。

大荒れです

 暖かくなったと思ったら、甘いですね、大荒れです。今年の岩内は、それほど降雪量が多いというわけではないと思いますが、寒い日が多く、なかなか雪が融けないのではないかと思います。

 写真は、岩内の防波堤です。遠景ですので、よくわからないかもしれませんが、防波堤に波が当たって、波しぶきが高々と舞い上がっています。10m(?)の高さがある赤灯台も、簡単に飲み込まれています。もしも、防波堤の近くに行ったならば、とてもじゃないですが、撮影なんてできません。

 海が荒れることをシケると言いますが、毎回、この波の状態を見ると、シケという漢字はよくできた文字だと実感します。時が化けると書いて「しける」です。

 前日は暖気で穏やかだったのに、一夜明けると、ああ、やっぱり冬の日本海、岩内の浜だ~

昔の岩内郵便局(本局)

 今現在、岩内町に郵便局はいくつあるかお分かりでしょうか。本局の他、高台郵便局、島野郵便局。簡易郵便局は、大浜、東山、宮園にそれぞれあります。

 写真は、郷土館で撮らせていただいたものです。現在の建物ではなく、昔の本局です。1977年(昭和52年)に移転する前は、現在の北海信金岩内支店の隣付近に建っていました。

 当時、小学生だった私は、日曜日の朝に私書箱の中に入っている郵便物を取りに行って小遣いをもらっていました。私書箱を使っていた企業には、郵便物は配達されず、私書箱のカギをあけて自身で受け取ります。そのほうが、早く郵便物を受け取る事が出来るからです。

  数年前から、この私書箱が岩内局ではなくなりました。情報通信の時代の変化ですね。ところで、私書箱には、企業名ではなく、番号がついていていました。弊社の番号が何番かは、このブログの皆さまならすぐにお分かりですね。もちろん「18」番です。

岩内が深夜のSTVテレビに

 テレビ放送のご案内です。私の苦手分野ですので、この情報は間違っているかもしれませんが、皆さんの情報力で詳細はお確かめください。

 STV(北海道の民放)の水曜日の深夜、正確には木曜日の日付に変わった0時29分からの「ヴギウギ専務」という番組があります。と言っても、私も先週初めて知りました。函館の立待岬から稚内の宗谷岬までの約600kmを徒歩で旅する内容です。いわゆるバラエティー番組ですね。

 先週、8日の放送は、寿都町から岩内町までの内容でした。途中、雷電海岸などの風景も映し出されましたが、長いトンネルが続き、大変だという点がアピールされていました。

 予告を見た限りでは、岩内の街中がいくつか出て、たら丸君も登場ですよ。本日の深夜の放送ですので、お間違いなく。北海道外の皆さま、ごめんなさい。見ることはできません。悔しいですね。しからば、あなたの足で岩内に来てくださいね。

寒い時には鍋、糠ニシンでどうぞ

 今年の冬は全国的に寒い日が続いていますが、皆さまの体調はいかがでしょうか。今年は鍋物がよく紹介されているようですが、私からは、糠ニシンで鍋を提案させていただきます。

 糠ニシンは、北海道ではよく消費されるのですが、本州方面の方にとっては、あまりポピュラーな食べ物ではないようですね。ニシンを塩をまぜた糠に漬込み、重石をして保存食としたのは昔の漬け方。現在の浅漬けと呼ばれる漬け方は、メーカーによっての違いはありますが、一週間程度漬けたもので、減塩タイプが多くなりました。

 糠は、お米の表皮であり、栄養成分は体にいいものをたくさん含んでいます。特に、フィチン酸は抗ガン作用、抗腫瘍作用などの効果があるとされています。そのほか、ビタミン、ミネラル、食物繊維も豊富。ニシンのDHAとEPAが加わると、これなら向かうところ敵なしといった感じですね。

 あっさり塩味の鍋(三平汁)にすれば、野菜などもとれて、インフルエンザウイルスなど入ってくる隙間がなくなってしまいますね。ということで、一八の糠ニシンのご購入をお待ちしております。焼いても美味しい浅漬けタイプと、しょっぱい本漬けタイプの二種類がございます。

いわないスキー場の現在

 12月から毎週日曜日は、岩内町のスキー事情についてお話をしてきましたが、今回は現在のスキー場の事をお話いたします。私自身、運営側に携わっている人間ではないので、間違った事を書いてしまったら、ご指摘ください。

 10年前に民間企業が撤退し、いわないスキー場は毎年、今年もリフトが動くのだろうかと言われてきました。リフトを動かすためには、それなりのお金がかかる。ロッジの運営には人件費もかかる。お客はスキー離れ。高速クワッドリフトが動かなければ、人が来ない。

 そんな悪循環で廃止になるスキー場は、日本のスキー場を見てもあちこちにあります。そんな中で、岩内スキー場は町の有志による運営によってここまで来ています。

 選択した道は、地元の子供が滑る最低のペアリフトを残す。クワッドは、メンテナンス費用がかかりすぎるために諦める。代わりに、パウダースノーを求める少数のお客を、キャット(雪上車で人を運ぶ)ツアーで、利益を確保する。

 すなわち、このスキー場では、2極化を進めたという事です。ある程度のレベルの人たちにとっては、ペアリフトだけでは物足りないのですが、地元の小さな子供たちにとっては、気軽に滑る事ができます。キャットでは、パウダースノーを求める人たちにとっては、リフトがないことが逆に他の人たちが入って来ないというメリットにもなります。

 ロッジの裏方では、昼食時の忙しいときだけボランティアとして、お手伝いをしに来る人もいます。なんとかこのスキー場を残したいという気持ちから、ここまで来ている事は、いろいろな人たちの努力があってこそだと思います。

 時代とともにいろいろなものが変化しています。いわないスキー場は、そんな変化を経験して、また変えなければならない時が来ることでしょう。大切な事は、子供たちにとってどうなのか、を考えてあげるべきだと思います。

いわないスキー場でかまくらcafe&スノーマウンテン

 ニセコいわない国際スキー場で、2月11日と12日の連休で、いろいろなイベントが企画されているようです。【詳しくはこちら】

 かまくらカフェでは、無料でホットチョコレートやコーンポタージュなどがふるまわれるそうです。でも数量限定なので、朝早くいかないとだめかもね。かまくらと言うと、甘酒とかおしるこなんてイメージをすぐにするのですが、この感覚は私の世代でしょうね。

 スノーマウンテンでは、チューブスライダーやふれあい乗馬体験など、楽しいメニューが無料で楽しめます。小さなお子様をお持ちの御家族の皆さんはぜひ、いわないスキー場へ。

 インフルエンザが流行っているから行かないのではなく、インフルエンザに負けないように、外で遊ぶくらいの気持ちが欲しいなぁ~。

凍った海岸線の氷柱

 岩内から寿都方面へ行く海岸線は、雷電海岸と呼ばれています。その海岸線の10年ほど前までは、小さなトンネルがいくつも連なって、トンネルを抜けた場所からは、絶景を見ることができました。

 日本海側の海岸線の特徴として、荒波に削られた切り立った崖と海に挟まれたところが多く、崖からは、所々から大小の水が流れ出ているところがあります。その水が冬になると、凍りつき大きなつらら状になっています。

 1996年、古平町のトンネル岩盤崩落事故から、危険個所を回避するための大きなトンネルが次々と作られて、今ではその絶景を見ることができるポイントが少なくなりました。

 写真は、岩内から雷電へ向かう一番最初のトンネルに入る前の様子です。これは小さな氷ですが、雷電の近くに行くと、ものすごい氷の柱を見ることができる場所もあります。ここで紹介しろと?いえいえ、皆さんの目でお確かめください。ただし、車の運転にはくれぐれも気をつけて。駐車スペースの確保されてた場所をお選びください。