月別アーカイブ: 2012年2月

日本海岩内海洋深層水の小口購入方法

 岩内町地場産業サポートセンターという施設は、大浜の岩内町工業団地の西の端にあります。昔の岩内しか知らない人には、大浜海水浴場を埋め立てた場所ですと言った方がわかりやすいでしょうか。

 日本海岩内海洋深層水のお話は、このブログで何度も出てきていますね。では、海洋深層水を使いたいのだけど、どうすればよいかをご紹介いたします。業務用の大口需要者のお話ではなく、一般のお客様が利用する場合について、お話をします。

 地場産業サポートセンターは、岩内町で運営をしていますので、一般のお客様は、平日のみ購入が可能です。施設には、大口、中口、小口と分かれていますので、小口分水と書かれてある方へ。

 水の種類は、原水(塩分約3%)、高ミネラル塩水(塩分約5%)、脱塩水(塩分0%)の3種。価格は原水が20リットルで100円。他の2種が5リットルで100円となっています。写真のように、自動販売機で小銭を入れて、ボタンを押すだけ。

 容器は窓口でも販売していますが、ご自身のものを持参するほうがいいでしょう。分からなければ、職員に尋ねると丁寧に教えてくれます。

 どんなものに使うと効果があるかは、施設にパンフレットとしておいてあります。一番代表的な利用方法としては、炊飯です。お米を炊くときに原水を米3合に対し、45cc入れて炊き上げると、粘りとツヤのある、ふっくらとしたご飯が炊きあがるそうです。

 新しい発見をしたら、ぜひ職員へお知らせください。いわない広報で名前入りで紹介してくれますよ。

北海道町村会のチラシを見て思うこと

  ちょっと前になりますが、平成24年1月29日に写真のような折り込みチラシが新聞に入りました。北海道町村会というものがあって、その組織が、農山漁村が有する多面的な価値や役割を都会の住民などに広く訴えると同時に、「ふるさと」の現状を認識してもらい、「ふるさと」への貢献や応援などをしていただくことを目的として、作ったものらしいです。

 なんか、難しい表現ですよね。簡単にいえば、都市部と地方の格差がどんどん広がっていることを、都市部のみなさんは理解してください、ということだと私は思います。一次産業の衰退、二次産業が弱体、雇用がなくなる、人口流出、学校、病院などの存続問題、などなど。

 大きなテーマなので、突っ込んだ意見を言うと、どんどん議論が広がっていくことでしょう。この広告はそんなことを議論してほしいという意味で作られたものかも知れません。こうして私が岩内の話題をブログに載せることによって、昔岩内に住んでいた人が懐かしく感じていただけることは、とてもうれしく感じます。少しはお役に立てたかなと。

 地方には地方のさまざまな魅力があります。わかってもらうためには、情報発信ということがとても大切だと、私がブログを始めたのはそんな理由があります。1年程度では結果は出ない。でも、毎日続けていれば、少しはわかってくれる人が増えてくれるかな?そんな思いで情報発信をしています。

岩内にあるシベリア

 1月29日のブログに庚申塚(こうしんづか)のスキーのお話をしましたが、やはりそこで滑ったことのあるみなさんにとっては、懐かしい場所のようですね。

 あの宮園の場所は、倉島牧場が近くにあり、さえぎるものがないせいか、風が強い場所でも有名です。そこにある団地が「シベリア団地」と呼ばれていました。もちろん、この呼び名は俗称であって、正式な名称ではありません。

 私が子供だったときに、「先生はどこに住んでるの?」「シベリア団地」という会話で成り立っていたものです。この言葉を差別用語ととらえるかどうかは、住んでいる人がどのように感じるかだと思います。でも、私は子供心に、シベリアに住んでいるのか、ずげえな(すごいな)とちょっと畏敬の念をもっていたのは確かです。

 誰が「シベリア団地」と最初に言ったのかわかりませんが、なるほどと思わせるユニークな俗称。どこにでもある「なんとか銀座」よりは私は気に入っています。

ニシンという呼び名

 ニシンの呼びかだについては、いろいろなところで記載されていると思います。ここでは、北海道水産物加工協同組合連合会が、発行した「銀鱗の記憶」と称するニシンについてまとめられた文献をもとに、書かせていただきます。

 名前の由来は諸説あり、次にご紹介します。

  1. 身を二つに裂いて身欠ニシンを作るから。
  2. 沢山とれるから“魚にあらず”鯡とも書く。浜では、鰊ではなく、鯡とする人が多い。
  3. 季節感の強い、大漁に獲れる魚故に“春告魚”と書く。

 身欠という言葉は、私もこの水産業界に入った時の、最初の疑問でした。よく先輩たちは、「身を削ってまで作って商売するからだ」などと冗談半分で言っていたものです。もっとも、今は半分冗談ではなく、本当になりつつあります。

 昔たくさんニシンが獲れていた時は、肥料にしていたのも、かなりの数量でした。「鯡」と書くのは、食べるだけでないという表現からなのでしょうか?北前船での交易によって、身欠にしんが、京都から反物となって帰ってきたからなのでしょうか?

 いずれにしても、こんな事を考えると、どうですか、皆さん。弊社の身欠にしんが食べたくなりましたね。ご注文をお待ちしております。

いなおの坂でそり遊び

 平成23年の12月から24年1月の日曜日は、岩内町のスキーに関する事を、昔を振り返りながら書かせていただきました。書いていると、当時の雪の中で遊んだ記憶がフラッシュバックしてきました。今日は、まだ小学低学年だった頃のそり遊びについて書かせていただきます。

 大浜の「いなおの坂」と言って、わかる方は、40代後半の年齢まででしょうか。東山のお墓から浜に向かって、大きなカーブを描きながら下ってくる坂を、私たちは通称「いなおの坂」と呼んでいました。国道229号線との交差する場所に「いなお呉服店」というお店があったからです。

 お墓のところには漁業協同組合の無線局がありました。そこから20mほどは、とても急な斜面になっていて、そこからそりで滑り、車道に出て、そのまま滑り下りるコース。その他、車道に出てから、また左右の崖に落ちていくというコースがありました。

 それらを単独で滑るのはもちろんのこと、そりを二つ、三つとつなげて滑ったり、10以上のソリをつなげることもしました。そうすると、カーブでは後ろのそりが、思いっきり振られて転倒するなんて事も。2つのつなげたソリ同士で競争するときは、コーナリングのテクニックが大切になります。

 学校から帰ってくると、近所から子供たちが集まり、だれともなく、そりを連結しようという話になったり。競争のルールも、仕切り役がいて、小さな子は大きな子の間に挟んで、振り落とされないようかばったり。そんなことが自然にできて遊んでいました。

 コースは自動車の道路なのですが、自動車の交通量が少ない時代です。冬は今のように除雪が行き届いておらず、もっぱら、そり、スキーの場所になっていました。たまに1時間に1台程度トラックが来ると、数十人の子供たちが、一斉にその行方を見守ります。

 着ているものは、今のようなナイロン系ではなく、厚手の綿やウールなので、濡れてくるととても冷いのです。しかし、帰るのが惜しい気持ちの方が上回っていました。良き思い出です。

 ちなみに、「いなお呉服店」は数年前に取り壊され、今は更地になっています。坂自体も、当時は歩道もなく、砂利道でしたが、今は側面をきちんとコンクリートで固めた立派な道路になっています。ここで遊んだ事を覚えている方はいらっしゃいます?

小学3年生の社会見学の新聞

 日本海岩内海洋深層水は、岩内町地場産業サポートセンターという場所で給水することができます。そこの施設は、研究機関も備わっていて、蓄養のいけすがあって、そこに魚の稚魚がいたり、昆布があったりします。

 毎年、小学3年生の子供たちが、社会見学として、この施設を訪れて勉強をしています。その児童たちが見学した事を、新聞のような形でまとめたものが、サポートセンターに張ってあります。

 いずれも力作ぞろいで、大人が見過ごしてしまう事を、注意深く表現していたりするのが面白いです。このような社会見学では、興味のある部分が、子供によって違いがあります。そうでなくては面白くないですよね。

 いろんな考え方、いろんな興味を持つ人がいてこの社会は成り立っています。食べ物の好みも人それぞれ。この子たちの新聞を見ていると、将来、どんな大人になるのだろうか?とワクワクしてきます。

 一度、子供たちの作品をご覧ください。岩内町地場産業サポートセンターです。お役人ですので、土日祝日は休業です。

節分の豆まき

 数年前まで北海道にはなかった節分の風習、「恵方巻」。今ではすっかりマスコミによって、その習慣を紹介されて写真のように、スーパーのチラシに海苔巻が掲載されるようになりました。

 さて、本来節分と言えば、豆まき。私が子供の頃に家でやってもらった豆まきをご紹介しましょう。乾燥した大豆を使います。父が全員そろった夜に、家の中で撒くときは、「ふくわーうち!」窓を開けて外に「おにわーそと!」と言いながら撒きます。

 子供たちはその豆を拾い集め、多く集めた者に、御褒美が用意されていました。また、大豆の中に、10円や50円を紙に包んだ物を混ぜておいて、それがいわゆる目玉になります。

 拾い終わったら、自分の年の数より一つ多い豆をフライパンで煎って食べます。このあたりが、家の風習によって違いがあることでしょう。最初から煎った豆をまくとか、衛生面を考えて、落花生にするなど。北海道では落花生が多いようです。もちろんスーパーの広告にも落花生が出ていますね。

 海苔巻、イワシ、おそば、など、節分にはこれを食べてというものが、たくさん増えているような気がします。昔は豆だけだったのに、今度は何が出てくるのだろう?皆さんの節分は鬼が出てきませんか?  

      

札幌テレビ塔の2階

 先日、ある会議で札幌テレビ塔の2階会議室に行きました。その前の訪問先で時間に追われ、地下街のオーロラタウンから走ります。

 エレベーターを待っている時間はないと階段を走りました。2階までなら、地下1階から2階分ですぐだろうと思いました。しかし、甘かった。写真でもお分かりのように、2階部分は地上20mに位置し、普通のビルでいうなら5階くらいの高さになるのです。

 その間、階段をぐるりぐるりと駆け登らねばなりません。もうつくだろう、あと一回回れば着く?いや、まだだ。時間がない、歩くなと独り言。ようやく着いたら、息ゼイゼイ。マラソンの練習から遠ざかった体は正直でした。

 札幌雪まつりは2月6日から12日の間です。観光で北海道に来られる方もたくさんいらっしゃるでしょう。お時間に余裕がある方、まだ詳細な日程を決めてない方は、ぜひ岩内まで足を運んでみてはいかがでしょう?札幌から小樽まではバスで1時間、小樽から岩内まではバスで1時間半程です。

 

ちびっこ広場に子供たちの歓声

 何度かご紹介をしている、たら丸館(いわない道の駅)前の氷と雪の滑り台が28日にオープンいたしました。

 今年で、このイベントは4年目になります。今年はずいぶん大きいなと感じます。それもそうで、高さ3.8m、長さ8~18mの4種のコースがあります。写真を見ていただければお分かりでしょうが、コースは氷をはめ込むように作られています。これは滑りそうですね。

 見ていると、スノーチューブに乗っかって滑る子、うつ伏せ状態で滑る子、何人かで固まって滑る子など様々です。小さな子も、下にはちゃんと大人が待機しているので、安心です。

 この滑り台が札幌の大通公園にあったならば、一回滑るのに、15分待ちになるでしょう。でも、ここは岩内。人口15,000人の町なので、混雑はなしです。お子様を連れてぜひ岩内へいらしてください。

 たら丸君の登場は?うーん、最近スケトウダラが不漁なので、出没をためらっているのかな~?たら丸君の事は、道の駅のお姉さんに聞いてね。

【延期のお知らせ】

 当初、2月5日までの予定でしたが、小・中学校のインフルエンザの影響により、雪像作りが遅れているようです。それで、2月12日(日)まで滑り台を延期し、12日に雪像コンテストの審査発表をすることになりました。札幌雪まつりにいらした方はぜひ岩内までいらしてください。