本州、特に太平洋側にお住まいの方たちにとって、マラソンのシーズンというのは秋から春にかけてですよね。テレビでマラソン大会が頻繁に流れるのも1月~3月ですし、東京マラソンなどの大都市のマラソンもその時期ですね。
でも、北海道はまったく逆がシーズンになっています。雪がなくなった4月から始まって、10月がいいところでしょうか。11月にも大会がありますが、雪が降る事もあります。
このマラソンブームでは、本州ランナーにとって大会が少ない春から夏にかけて、北海道までわざわざ飛んできて走られる方も多くなってきましたね。そういう意味では北海道にとってマラソン大会を魅力あるものにすることによって、経済効果はかなり期待大といったところでしょう。
昨年の6月に行われた千歳JAL国際マラソンで、ゴール後に近くにいた男性に話しかけると、「震災で大会がほとんど中止になったので、思い切って来たんです。走ったら、とても気持ちが良かった、来てよかった」と微笑んでおられました。
こんなちっちゃな国で、スポーツシーズンが逆の地域があると言うのも、珍しいでしょうね。せっかくだからその地域の違いを上手に利用して楽しむというのもありですね。
でも、お願い。北海道マラソンだけは、地元北海道のランナーをまず優先してエントリーさせて。何年か後に、申込に間に合わなくて出場できなかったなんてことになったら、私の夢が・・・そんな~
◆写真は2010年5月の洞爺湖マラソンです。桜が咲いています。ランナーの足はまだ日焼けがほとんどなく、白いですね。