写真の構図としては、よくないのですが、小樽方面から岩内に向かうとき稲穂峠を下った共和町の国富という地名にある大きな煙突。写真では小さく見えますが、50mほどの高さがあるとのことです。
ここは明治22年銅鉱山として登記。昭和19年まで鉱山としてありましたが、昭和21年資源枯渇で自力鉱山を中止。のちに道内唯一の銅・鉛製錬所として稼働したとあります。その精錬所として何年まで稼働していたかはわかりません。私の記憶にあるのは、住友シポレックスの新素材会社が最近までありました。煙突から煙が出ていたのは一度も見たことがありません。
現在は、煙突のふもとにある建物は、岩内町の日本アスパラガスという会社の所有になっています。煙突まで所有しているかはわかりません。
子供のころは、あの大きな煙突に興味があったのですが、年齢を重ねるとともに、意識しなくなったしまいました。でも、昔岩内や共和に住んでいた方にとっては、この煙突は象徴的なものだったのですよね。
近くに行ってみたいなと思うようになりました。やっぱり明治からある建造物なのだから、崩落の危険とかあるのでしょうかね。観光客のみなさんは、こんな煙突に興味はありますか?