月別アーカイブ: 2012年5月

岩内岳の山開き

 5月27日日曜日、岩内岳(1,086m)に登ってきました。へっ?専務は山を登るの?と思う方は多いと思いますが、東京在住の学生、社会人時代は日本アルプスや八ヶ岳など、結構あちこちと登っていたものです。

 岩内岳は、日帰り登山としては、とてもおススメです。登っている時は、日本海、積丹半島がまるまると見え、山頂に着くとニセコ連峰が大きく広がり、羊蹄山が奥にどっしりとそびえています。短時間で、そんな素晴らしい景色を楽しむ事が出来るので、山ガールの皆さん、ぜひおいでください。

 山頂に着いてから、西にある雷電山を目指しましたが、途中雪渓が広く、登山道を見失ったので、やむなく引き返しました。天気は曇りのち晴れ。雪渓がまだ沢山残っているのは、その分今の時期ならではの風景が楽しむ事ができるということです。

 下山中に37人の岩内山岳会ご一行様に遭遇。「あら、専務!」とたくさんの人に声をかけられました。なんと、その日は岩内岳の山開きの日だったようです。メンバーの中には、普段登山をされない方もいたようですが、汗をふきふき大変だ~と言いながらも、ニコニコ楽しそうにされていたのが印象的でした。

 あえて、写真は綺麗な風景を載せません。ご自身で来て登ってみてくださいね。下山の後は、ゆっくりと温泉に入って、お約束の道の駅で一八の商品をお求めください。

ザッパ缶のふた

 私たち水産加工業者が扱うニシンからは、生の廃棄物というものはありません。すべてが何かしらに利用されています。内臓やひれなどの部分は、写真にある専用の容器に入れ、ミール工場へ運ばれて、肥料になります。

 この缶に入っているものをカラスは狙っているのですが、私たちもカラスには出すものかと、ビニールでふたを作りました。今回届いたものは、ずいぶん改良されていて、使う時だけ前面をめくり上げればいいようになっています。

 地元の村本テントさんで作ってもらいました。どんな形でも作ってくれますので、興味のある方はご相談してみるといいですよ。色は色々ありますが、カラスの嫌がる色ということで、この色になっています。

 ところで、この缶の名前ですが、私たちは「ザッパ缶」と言ってます。“大雑把”から来ているのでしょうか?“雑な端切れ”なのでしょうか?使えないものというイメージが強く、ザッパ、ザッパと当たり前のように言っていますが、世の中には、ザッパさんという立派な名前の方もいらっしゃいますよね。

大浜公園は雑草ニョキニョキ

 岩内町には、大小の公園がたくさんある事は、何度かこのブログで紹介をしています。大火後の区画整備で、作られたようです。

 私が子供の頃は、学校が終わると、だれともなく公園に来て遊んでいました。特に大浜公園は敷地が広かったので、野球をする子が多く、いつしか2チームで試合をしていたなんて事もありました。

 子供たちが走り回っている場所は、踏み固められるので雑草は生えてきません。ですが、外野の部分などはそれなりに草が生えてきます。そして、今は公園全体が雑草で埋め尽くされています。その丈も日に日に長くなっています。

 子供が少なくなった事、公園で遊ばずに部活動、家でゲーム、いろいろな時代の変化があるでしょう。それはそれで仕方ない事なのでしょうが、これからも子供の声がしない公園のままなのでしょうか?

第40回いわない怒涛まつりに向けての試食会

 いわない怒涛まつりは毎年8月第一の土日に行われます。いわゆるテキヤさんは入れずに、地元の飲食店等の出店のみで行われます。毎年、地元の有志が怒涛まつりのイベントの内容について、春から打合せをして、どのようなイベントにするのか、熱心に議論をしているようです。

 昨年、にしん串(写真)が大当たりして、盛況でしたが、今年もその流れを汲んで、岩内町の「食」をテーマにしようとなったようです。岩内の名産として、たらこ、身欠にしんがありますが、その二つを使っての「食」をイベントにどのように盛り込むか、今から試行錯誤しているようです。

 「ようです」という表現をしてしまいますが、私は実行委員ではなく、先週、試食会に来てコメントを欲しいと言われたので、参加してきました。まだ下準備の段階なので、詳細はお伝えすることはできないのですが、実行委員の中でもいろいろと意見が分かれるようです。傍から見ている私にとっては、実行委員全員が一つの明確な目標を立てて、それに向かって進んでほしいなと思うのですが。

 岩内の夏の週末は、同じようなイベントが続きます。なんとか祭りと称して、テントを立てて飲食ができるようにして・・・・。今年の怒涛まつりはどのように変わるのか、今から楽しみです。とはいえ、私は地道にこのブログで毎日情報発信するほうが性に合っています。その場限りの打ち上げ花火よりも、細くても長く続く線香花火派ですから。

洞爺湖マラソン2012の報告

 平成24年5月20日、北海道で最初のフルマラソンが行われました。年々参加者が増え、2k、5k、10k、フルを合わせて6,400人の参加。フルマラソンだけでは、4,600人もの参加となりました。都市部の大会ではないので、乗用車を使って参加する人が多く、年々駐車場の確保が大変になっています。

 今年は、中学校のグラウンドを臨時駐車場にしてくれたので、私はそこを利用させてもらいました。西山火口の臨時駐車場は、ちょっと遠すぎるので、シャトルバスがあるとはいえ、みなさんこんなに遠いの?と感じてしまいます。

 中山峠の通行止めが続いていたので、高速道路からトンネルを抜けて湖畔に来るところで、渋滞になっていて、札幌から来る私の友人たちは、時間ぎりぎりで会場入りしました。

 気温はほどほど、風も強くなく、とても走りやすいコンディションでした。湖畔からは羊蹄山が見え、コースには桜がきれいに咲いています。とても気持ちのいい一日でした。

 私は、2週間後に千歳のフルマラソンが控えているので、この大会は無理せずダメージを残さない走りをすることにしています。シューズも練習用を使い、ラップタイムもイーブンをできるだけ維持しました。とはいえ、30k過ぎはさすがに精神的に持ちこたえるのが大変でした。結果は3時間29分。4分55秒/kmの予定通りの数字でした。

 これだけ参加者が多くなって、いろいろと変更していかなければならないと感じるところがあります。スタートは、陸連登録、3時間以内、4時間以内、5時間以内という枠で整列します。ですが、3時間以内に立っている人は、ほんとにそんなに速く走れるの?と思う方も。幅が狭いので、スタート後のロスタイムは私のところでも2分近くありました。

 相変わらず、整列時間を過ぎてからも、横から入ってくる人がいます。今回は、特に渋滞で到着が遅れ、あせって陸連登録のところにまで割り込みをした人も多かったようです。遅れてしまったら、最後尾に並ぶあきらめの強さも持ってほしいものです。1時間も前にいい場所を確保しようとしている人もいるのに、10分前に横から入られる人の気持ちも理解してほしいですね。みな、スポーツマンなので、なんだこいつ?と思っても、口に出して言わないだけです。

 湖畔の石畳のコースの変更もそろそろ考えてほしいです。写真でもおわかりのように、丸石の部分は不安定で、ランナーにとっては、できれば避けたい路面です。ですから、写真左の2mほどの部分を走ろうとします。

 と私なりに改善点を言わせていただきましたが、この大会には素晴らしいものがあります。女性スタッフと高校生のホスピタリティーには、毎年頭が下がる思いです。沿道の応援が少ない分、給水所でのスタッフの声、高校生の声に元気をもらいました。30km付近の洞爺町はまさにオアシスといった感じ。椅子に座りながら、はにかみながら手を振るおばぁちゃんたち。今年初めて飲んだシソジュース。とてもおいしかったです。

 道外からの参加者も多く、北海道の春の景色を満喫してもらうことができたのではないかと思います。

 今回特に感じたのは、女性が強いと思いました。30k過ぎてからも、私の周辺にはたくさん女性がいて、ペースが落ちずに走っているのです。数年前は30kを過ぎたら、こんなに人はいなかったのに。みなさん、しっかりトレーニングしてきているのですね。すごい。すごい。

我が家の道の駅スタンプラリーノート

 先週、1994年のスタンプラリーのノートをご覧いただきましたが、写真に写っているのが我が家のスタンプラリーノートです。

 スタンプラリーが始まった頃は、インターネットの普及という時代背景もありました。出かける前には、パソコンでいろいろと情報収集をして、子供たちが楽しむことができる計画をしながら、できるだけ効率のよいルートでドライブするようにしていました。

 ただ、乗用車にはカーナビがついていなくて、昔ながらのアナログの地図とにらめっこ。地方での抜け道などは、現地の車と思われる車について行き、発見したりすると楽しかったですね。もちろん、勘が外れて遠回りになった事もよくありました。

 このスタンプラリーおかげで、それまで行こうと思わなかった場所にも行き、いろんな発見をしたものです。そして北海道内の事はずいぶん詳しくなりました。

 今、道の駅のスタンプラリーをしている皆さんも、前回の訪問とは違うその土地の何かを発見していただけると嬉しいですね。その土地にいる人は、旅行者がこの街にまた来たいと思っていただけるように、努力しなくてはなりませんね。

 私は、一八の商品を買っていただける努力をしなくてはなりませんね。

東京の皆さま、今週末は東京駅八重洲口に

 北海道フーディストというお店が東京駅八重洲口を出て、信号を渡ったところにあります。そのお店は、北海道の商品だけを集めて販売しており、弊社の商品も数点並んでいます。

 そのお店で、今週末、平成24年5月26日(土)から28日(月)にかけて、にしんのおかげにしん伝心などの試食販売を行います。お店に入っていただけると、たぶん正面で女性が一人立って試食しませんか?なんてお声をかけさせていただいていると思います。

 その女性とは、私の妻です。彼女は豊島区の出身でして、東京人なのです。でも、もう20年も岩内での生活をしているのですから、岩内の田舎くささの方があるかもしれません。

 いつもこのブログを読んでいただいている東京の皆さま、電車で東京駅を通過するような事がありましたら、ちょっと思いだしていただき、お店にお立ち寄りいただけると、ありがたく思います。ただし、3日間、午後限定となります。一人で対応さていただきますので、おトイレなどでちょっと場を離れているかもしれませんので、その時はご了承ください。

カスベの顔

 カスベと聞いて、皆さんはどんな魚を想像しますか?都会の人には「エイ」と説明すればよいでしょうか。ひし形の平たい奴です。私が東京在住時代、居酒屋などでエイヒレなんて注文をすると、乾燥し細長く切ってあるものが出て、マヨネーズなどをつけて食べた記憶があります。

 写真は岩内の市場でセリにかかる前のカスベです。とても愛嬌のある顔でしていると思いませんか?じっくり見ていると、思わず微笑んでしまうこの顔?の目に当たる部分は、目ではないんです。目は、反対側の茶色の方についています。

 お魚屋さんでは、皮がむいてあり、煮付け用として売られているのが多いかもしれません。正式名称はメガネカスベ。ひれの部分が若魚のとき目玉模様が出ているのが名前の由来とされています。

 岩内では、メスをマカスベ、オスをドンと呼んで区別して呼んでおり、メスの方が美味いとされています。オスメスの違いは、解説が恥ずかしくなるので、やめておきます。と書くと、想像力豊かな皆さまはすぐお分かりですね。

岩内でお昼に焼き魚定食なら、

 岩内町はお魚の町。そんなことわかっているさ、でも魚をおいしく食べられるお店ってどこ?なんて当たり前のような質問に、少し戸惑ってしまう事があります。

 お寿司屋さんは、確かにおいしいのですが、旅行者の立場としてみれば、かしこまってお寿司屋に入らなくてもいいから、地元のお魚をお安くおいしく食べたいと思いますよね。

 そんな時には、「北緯43度」というお店をお勧めします。ここは、道の駅から東に徒歩30秒。お店はお土産屋さんでして、弊社の商品もたくさん取り扱っていただいています。そのお店の一角で食事ができます。

 シンプルに、ニシン、ホッケ、サケ、ソウハチなどの焼き魚と漬け合わせ、ご飯とお味噌汁。ご飯はお代わりOKです。このご飯はお隣の共和のお米を使っているとのことですが、これがおいしいんです。メインの焼き魚は、火の通りがちょうどよく、家ではこんなに上手に焼く事が出来ないなといつも感心します。

 800円程度のお値段が中心。席数が少ないことと、お昼の時間に集中するので、ちょっと待つことになるかもしれませんが、せっかく岩内に来たのに、魚が食べたいなと思ったら、北緯43度で昼食をぜひ。分かっているとは思いますが、食事の後は、お店で一八の商品をお求めくださいね。

2012年パノラマライン開通

 待ちに待った岩内とニセコ町を結ぶニセコパノラマラインの冬期通行止め解除。途中には神仙沼やニセコ縦走の登山口などがあり、このルートの開通を待ち望んでいた人も多かったと思います。

 地元では、5月の連休までに開通を待ち望んでいましたが、道路を除雪し終わっても道路にかかる急斜面からの雪崩の危険があるために、開通できずにいました。

 写真は5月20日に撮ったものです。どの場所かお分かりになる方は、かなりのニセコ通ですね。道沿いの白樺の若木をご覧ください。雪の重みで、斜めになっています。木によっては、枝の形が雪の影響で複雑になっているものがたくさんあり、ニセコならではの風景として楽しむ事ができます。

 新緑と残雪。シラカバと青い空。美しい景色は皆さまの訪問をお待ちしています。ただ、まだ雪が多いので、天候によって道路事情が悪化する場合もあります。お出かけの時は、確実な情報を取るようにお願いいたします。

 何度も申し上げますが、パノラマラインから岩内に下って来たら、お土産に一八の商品をお買い求めくださいますよう、お願いいたします。