月別アーカイブ: 2012年5月

札幌商工会議所専門学校の生徒さんが、にしんのおかげを販売します

 札幌市の地下街オーロラタウン、その一角に札幌商工会議所が運営する、コミュニケーションスペースという場所があります。そこでは、地場製品の紹介など、広く札幌市民に向けた情報発信するチャレンジスペースとして活用されています。

 平成24年5月22日(火)から6月11日(月)の21日間にわたって、札幌商工会議所付属専門学校の生徒さんたちが、店舗経営実習として、道産品の販売を行います。その販売商品の中に、弊社の「にしんのおかげ」「にしん伝心」があります。

 突然生徒さんから電話がかかって来た時は、意味を理解するまでしばらくかかりました。生徒さんたち自身で販売する商品を決め、生産者と交渉し、品物をそろえて販売することを勉強するとのこと。とてもいい実習ですね。販売する難しさを経験できるのですから、いろんな体験をして将来に役立ててほしいものです。

 何かのついででオーロラタウンを歩いた時は、ぜひそのお店に立ち寄ってみてください。きたキッチンの向かい。「小鳥の広場」や沖縄専門店「わしたショップ」の近くです。私ですか?ちょっと離れた柱の陰から心配そうにたたずんでいるかもね。  

初フルマラソンの方はご注意を

 マラソンブームでどの大会も前年よりも参加人数が増えたというお知らせが当たり前になってしまいました。本日行われる洞爺湖マラソン2012で、初めてフルマラソンに出るという人もいるかもしれませんね。

 フルマラソンに向けてのそれなりのトレーニングをしてきた方にとっては、準備万端といったところでしょうか。でも、フルマラソンって、単なるハーフの延長と考えると、とんでもないことになるのでお気を付けください。

 2004年今からちょうど10年前、私はこの洞爺湖マラソンで初めてフルマラソンの大会に出ました。気温もちょうどよく、気持ちよく前半は走ることができて、20kまではハーフマラソンと同じペースで走ってしまいました。あまりに調子よく、これなら3時間半なんて楽勝だなと、前にいる人たちをどんどん追い越していました。

 ところが、20kを越えたころから、足が妙に重く感じ、それがどんどんひどくなってくるのです。呼吸はなんともないのですが、足が鉛のように感じ、30kを越えてからとうとう歩いてしまったのです。そんな私を見て「ガス欠だな」と追い越しざまに言いながら走り去って行く人。悔しいけど、その通り。

 その後は走ったり、歩いたり。さらにコースの右に行ったり左に行ったりで、ふらふら状態でした。タイムは4時間ちょうど。ゴール後は食事もまともにできず、その後の1か月は体重が戻りませんでした。それほどのダメージを受けてしまいました。

 マラソンは30kからが勝負とよく言いますね。私たち市民ランナーにとっては、勝負というにはおこがましいですが、どれだけ30kまでを省エネ走法をして、30kから力を出せるかがタイムにかかわって来ると思います。

 初フルマラソンとして参加するあなた、練習で30k以上のロング走をしましたか?もし、していないなら、前半はあせらず、いつもよりも抑え気味のペースで。洞爺湖の30k以降は、とっても寂しくて、細いくねくねしたコースです。そのカーブを曲がったら開けるかなと思っても、何度も何度も裏切られます。ゴールである温泉街のホテルが左手の遠くに見えます。まだあんなに遠いの?とカーブで見えるたびに思います。

 写真は、昨年の参加賞Tシャツです。私にとって、この洞爺湖マラソンは、フルマラソンの原点です。この屈辱感がなかったら、この10年間の毎年記録更新もなかったことでしょう。たとえ、満足な走りができなくても、ひとつひとつのレースを、次につなげて日々の練習に役立てましょう。参加されるみなさん、ゴールで!

 

北海道道の駅スタンプラリー’94のノート

 北海道の道の駅、スタンプラリーファンの皆様、この写真のノートはお持ちでしょうか?1994年、今から18年前のものです。最近スタンプラリーを始めた方にとっては、かなり「レア」ものに見えることでしょう。道の駅の数は何とたったの16駅です。ちなみに、2012年現在は114駅もあります。

 この頃は、「道の駅って何?」と言うほど、道の駅の存在は薄いものでした。今ではドライブ好きの方にとっては、道の駅はトイレや休憩の場所と言うよりも、むしろ「その道の駅に行く」という目的へと変化して来ているように感じます。

 子供が小さかった頃は、我が家も時間を見つけては、あちこちへと行きました。職業柄、一泊旅行というものがなかなかできないので、夜明け前に出発して、夫婦で交代で運転しながら1日で800km以上も走った事がありました。

 押してあるスタンプを見て、その時のこと、その土地のことを思い出すことができれば、スタンプを押した意味は深くなりますね。道の駅いわないのスタンプを見て、岩内町のこと、私のブログのことなどを思い出してくれたら、うれしいです。そのためにも、岩内の情報発信をしっかりやらなければ、ですね。

何気なくダジャレが・・・

 いわない道の駅でお買いものをして、ビニール袋に商品を入れてもらうと、そこにはたら丸べに子がいました。

 何と袋にはちょっとお寒いダジャレが書いてありました。『何もいわない物語』と題して、「何もいわないがこれだけは言わせて!」

  • 岩内のたらこは、日本一の味だよ
  • 岩内のみがき鰊は、生産量が日本一だよ

 と書かれてあります。

 私たちにとって、「そんな事“いわない”で」とか、「私の出身は“いわない”」なんていうダジャレは、正直飽きるほど耳にしているのですが、あまり岩内と関係のない方にとっては、新鮮なのかもしれませんね。

 私も今まで、初対面の方に「出身は?」「いわない」「なんでいわないの?」「いわないだから」なんて会話のやりとりをしながら、顔を何度もひきつらせた事があります。

 ダジャレから意識してつけた訳ではありませんが、弊社には「鰊の切込隊長」「にしん伝心」「いただき鱒(ます)」なんて商品名があります。“寒い”なんて言わずに、食卓でそんな言葉を楽しみながらお召し上がりいただける人は「めんこちゃん」。

 

岩内線幌似駅

 国鉄岩内線が1985年(昭和60年)に廃止になりましたが、その鉄道を利用していた人たちにとっては、いろいろな思い出が詰まった線路ではないかと思います。

 岩内駅から2.5kmから3.5kmくらいの間隔で、西前田駅、前田駅、幌似駅、国富駅と存在し、そして小沢駅で函館本線に繋がります。総延長14.9km。

 幌似駅だけは、幌似鉄道記念公園として今も残っています。ただし、現在の駅舎と線路は、当時の場所にあったものではなく、数メートル移設されました。線路跡地を利用して、岩内共和道路という自動車道が作られるためです。

 小奇麗に整備されているので、古めかしいイメージはありませんが、切符売り場の雰囲気などは、昔を思い出させます。岩内線に乗った事がある方も、ない方も無料ですので、立ち寄ってみるのはいかがでしょう?近くに自動車専用道路ができてしまうと、景色も変わってしまうのでしょうね。その前に急いで~

春の紅葉をご存知ですか?

 5月の連休も終わり、山の白い部分もどんどん小さくなっています。同時に、山の裾の方からは緑色がじわじわと増え始めています。

 写真は、岩内町の円山で撮ったものですが、単なる緑だけでなく、褐色になった葉もあります。また、エゾヤマザクラがポツリポツリと混じって咲いていたりします。こんな景色も新緑の美しさと同時に楽しむ事ができます。

 残念ながら、ニセコパノラマラインの開通はまだです。また、札幌とニセコを結ぶ中山峠も連休中の土砂崩れによって、通行止めがまだ続いています。でも考えてみてください。そんな時こそ人で混雑していないので、ゆっくり景色を独り占めできますよ。

 通常の道はほとんど通行ができますし、海を眺めながら来ていただいてもOKです。道の駅でしっかり情報を取りながら、岩内方面へのドライブ、お待ち申しあげております。

たら丸3兄弟

 雪が融けて北海道では、観光としてのイベントがあちこちで行われるようになってきました。岩内でも5月3日には、ギンザ通り商店街の「手づくり市」が行われました。

 そこでイベントを盛り上げるために登場するのが、マスコットキャラクターです。岩内には、たら丸、べに子、ピン助というキャラクターがいます。ゆるキャラファンの皆様には、いまさら紹介するまでもないでしょうが、たら丸、べに子は夫婦ではなく、双子の兄妹。そして年が少し離れた弟のピン助。

 写真をご覧になるとお分かりでしょう、黒のほうがたら丸で手にはグリーンアスパラを持っています。ピンクがべに子で、手にはホワイトアスパラを持っています。ピン助はかぶりものだけです。なぜその名前でアスパラなのかは、違うところでお調べください。

 裏情報をこっそり教えましょう。今年の春、3兄弟のマネージャーが変わりました。彼らのスケジュールや接客の教育係が変わったので、昨年までのちよっとずる賢いイメージがどのように変化するのか、私は傍観しながら楽しんでいます。

 近くで彼らを見ると、あちこちとキズやスレが目立ちます。魚としてセリにかかったら、キズ一つで値が下がってしまうのですが・・・

みなと新聞に身欠にしん特集掲載

 水産業界の専門紙、みなと新聞の5月11日付には、身欠にしんの特集記事が組まれています。下の写真は拡大することができないので、記事を読む事はできませんね。

 東北から北陸、関西にかけて、身欠にしんは今がたくさん売れる需要期になります。今年は各地で雪融けが遅れていて、身欠にしんと炊き合わせる山の幸が出遅れていましたが、ようやく動きが活発になってきました。

 身欠にしんは、農家の人たちとのつながりが大きく、昔は海のない地域の人たちにとっては、干して保存性のいい身欠にしんは、貴重なタンパク源でした。今でこそ、冷凍技術の発達によって、ソフト身欠の比率が高まりましたが、そのお料理方法は地域の食文化に根付いています。

 先日、ある本州の取引先に行って、20代の身欠にしんの担当者とお話をしたら、身欠にしんを食べた事ないと言われました。ヒェ~、お願い、食べてみて。きっとおいしさに気付いて、身欠にしんの常連さんになる事間違いなしですよ。

来週は洞爺湖フル2012

 来週の日曜日は、洞爺湖マラソン2012です。北海道で行われるフルマラソン最初のレースになります。他の大会同様、年々参加者が増えています。天気が良いと、残雪の羊蹄山が湖越しに見え、コースでは桜を見ながら走ることができます。

 地方での大会ということで、車で来る参加者が多く、ひと山越えた場所にある臨時駐車場に停め、そこから無料シャトルバスに乗って会場に行かなくてはなりません。毎回、温泉街をうろうろして駐車場所を探したり、温泉街にある小さな駐車場の警備の人に文句を言っている人を見かけます。走る前にそんなに怒るより、素直に遠くでも車を指示された通り止めましょうよ。

 昨年は、大会当日の早朝、コース後半での落石が発生して、半分から通行止め。フルマラソンができず、20kmに変更。ゴールから戻るバスを待つ人が、イライラしてボランティアの人に怒鳴り散らす場面があったことはあまりに有名。

 いつも思うのですが、怒りの先をボランティアの人たちに向けるのはやめましょう。現場の人たちは一生懸命にやってくれています。運営の不備については、役員の方たちに言えばいいのです。何かあったときこそ、役員さんたちは先頭に立って事態の収拾に向かうべきと思います。昨年は、現場をボランティアの女性に任せきりで、役員さんたちが、のんびりタバコを吸っている姿を見かければ、私でさえおかしいんじゃない?と思いました。

 そんな反省から、今年は気持ちよい大会運営になりますよね?私たちも怒らず、笑顔で参加しましょう!

雪捨て場の冬と春

 岩内町地場産業サポートセンター裏にある雪捨て場にあった雪は、ようやく消えました。写真は左が5月6日。右は2月27日のものです。

 ほぼ同じ場所から撮影したものですが、車の大きさから判断して、雪山の高さを想像してみてください。毎年のことなのですが、この雪が春とともに少しずつ小さくなって今度は雑草が生え始めます。

 年によっては、この雪捨て場だけで済む場合もありますが、ここが満杯になって、違う場所へ捨てることになる事もあります。雪が多い年だから雪解けが遅いというわけでもありません。4月の暖かさや降雨量によっても融け方が違います。

 毎年繰り返されるこの風景。冬の厳しさがあるから、春の暖かさのありがたみが余計に感じられます。北海道は今、冬から春へと脱皮している最中です。この季節をぜひ楽しみましょう。