日別アーカイブ: 2012年7月28日

身欠にしんの山椒漬

  身欠にしんの山椒漬けと言ったら、福島県会津地方の代表的な郷土料理です。今日は我が家で試してみた山椒漬けをご紹介いたします。

 身欠にしんには、カチカチに乾燥した本乾、カチカチのちょっと手前の八分乾、一夜干のソフトと3種に分かれます。この山椒漬けには八分乾を使います。

≪身欠にしんの山椒漬けレシピ(5人前)≫

【材料】 ●八分乾 身欠にしん 10本  ●山椒の葉 手のひら片手一杯  ●酢 100cc           ●しょうゆ 100cc ●日本酒 25cc ●みりん 25cc

【作り方】 

  1. 身欠ニシンを米のとぎ汁で一晩つけ戻す 
  2. 頭と背びれを切り落とす。うろこをホークなどを立てて取り除き、よく洗い流す。
  3. タッパーなどの容器に、身欠にしんと山椒の葉を交互に重ね、上記の合わせ調味料を入れて漬け込みます。
  4. 冷蔵庫で一週間ほど漬け込みます。

 たったこれだけのことですが、酢を使うことによって、小骨も気にならないほど柔らかくなります。写真のようにスライスしてお召し上がりください。夏の暑い時期にはビールにとても合う肴だと思います。

 出張で日本各地を回ると、このように身欠にしんがそれぞれの地域で、いろいろな食べ方をされているのを見かけます。日本の食文化の奥深さを実感します。北海道の皆様、ちょっとたまには八分乾の身欠を使って、挑戦してみませんか?