月別アーカイブ: 2012年8月

残暑厳しい日が続きます

 お盆を過ぎれば秋風が吹き、いよいよ季節が変わることを実感・・・・・と書きたいところですが、今週はずっと最高気温が30度前後です。

 おまけに、夜になっても涼しい風が吹かず寝苦しい夜が続いています。岩内の人は決まりきったように、「暑い、暑い」とご挨拶。

 写真は市場に行く途中の中央埠頭から岩内岳、雷電山方面を撮ったものです。30日は風が強かったです。港の中なので波は感じませんが、海沿いを車で走ると、防波堤の消波ブロックに当たったしぶきが飛んできます。

 浜はもうすぐ秋サケ漁の解禁。でも、この暑さでは水温も高いまま。サケが戻ってくるには、少しずれ込みそうな感じです。人間だってまだまだ冷たいビールを求めている状態ですからね。サケだってぬるい水は飲みたくないでしょ。

 

町民講座のご案内

 いつの間にか、事務所の私の机の上には、A3版のポスター2枚とA4チラシが数枚上がっていました。岩内町教育委員会の方が持ってきて来てくれた町民講座の案内です。

 今回の講座は、『漢方でいつまでも健やかに』~暮らしに生かす漢方の知恵~と題し、北陸大学医学博士劉園英(リュウエンエイ)氏の講演です。

  • とき  平成24年9月13日(木) 18時30分開演
  • ところ 岩内町地方文化センター 大ホール
  • 入場 無料

 あまり詳しくは分からないのですが、岩内町と北陸大学はいろんなつながりがあるようです。そもそも北海道の人って、北陸や東北から渡ってきた人が多いですよね。弊社の先代も新潟の佐渡島から渡ってきた人です。

 大学の先生のお話って、いかにも難しく眠くなるというイメージがあるのですが、写真のお姿を見る限り、分かりやすそうに思えます。あくまでも想像です。とはいえ、せっかく無料でいいお話を聞くことができるのはありがたいですね。

第56回を迎えた岩内海産商協同組合の総会

 岩内海産商協同組合という組織に弊社は所属しています。いわゆる水産加工品の製造販売などをしている会社の組合です。先日、その組合の総会がありました。北海道ではかなり古いとされる56回目です。

 20年ほど前にはこの組合に所属していた会社は50数件あったのですが、残念ながら今は20企業だけになってしまいました。その上、従業員を雇用して加工業を営んでいるのは10数企業だけです。

 昔は、前浜で魚がたくさん獲れ、それを原料にいろんな商売が成り立っていました。漁師さんが潤えば、町の飲み屋や商店は繁盛しました。大漁で魚価が下がれば加工原料として加工屋さんが商売になりました。

 それでも今残っている加工屋さんたちは、いろんな努力をして生き残っている人たちです。依然として厳しい環境は続きますが、業界がまた盛り上がれるよう、努力を一歩一歩ですね。

にしんのおかげがファストフィッシュ選定商品になりました

 最近、テレビのニュースや新聞で、「ファストフィッシュ」という言葉を目にしませんか?水産庁が推し進めているプロジェクトのようです。

~手軽・気軽においしく水産物を食べること及びそれを可能にする商品や食べ方の中で、今後普及の可能性を有し、水産物の消費拡大に資すると考えられるものです。~(水産庁のホームページより)

 相変わらず役人さんの言葉というのは難しいですね。もしくは私の読解力不足か。要するに、魚の消費低迷に歯止めをかけるるためには、簡単に魚を食べることができるものがあるよ、ということなのでしょう。

 その第一回選定商品として53品目が掲載されましたが、その中に弊社の「にしんのおかげ」が入っています。弊社の場合、水産庁の方からお電話をいただき、応募しませんか?と問い合わせがありました。弊社のホームページを見て、是非応募してみてくださいと、担当の女性に言われました。すなわち、営業を受けたわけです。
 
 お役所提出文書はさんざんこの数年間で鍛えられたので、すぐに提出。サンプルも出して選定委員会にかけられました。後日、選定商品に選ばれましたと連絡があった次第です。言いかえれば、「合格」というやつですね。

 このプロジェクトについては、いろいろと意見が分かれるところでしょう。私もそれなりの意見がありますが、魚をたくさん食べてもらう努力はしなければならないと考える立場は一緒。一過性に終わらず、弊社もせっかく選ばれたなりの行動をしたいと思います。

北海道マラソン2012完走

 マラソンのお話は、毎週日曜日なのですが、北海道マラソンの結果を知りたい読者の皆さまがいると思いますので(勝手にそう思っています) 、簡単な報告をさせていただきます。

 3時間27分で無事完走しました。スタートの気温、29度、湿度63%とアナウンスがありました。熱中症のなんとか指数は警告レベルだとか何とか言っていましたが、スタートで並んでいる時は、そんな数字言われたって、どうしようもないじゃない、といった感じです。

 でも、前日のブログにも書きましたが、体調不良で一時はスタートに並ぶ事もあきらめかけていた身です。さらに厳しい気象条件とあっては、目標ペースを15秒/キロほど下げる決心がつきました。

 体調が万全でないので、途中で具合が悪くなったら、迷わずあきらめようと決心してのスタート。いつもより遅いペースで着実に距離を踏んでいき、30キロを過ぎてこのまま行けると確信して、少しペースアップ。それからは抜かれることなく、ひたすら抜いて走るだけ。

 記録は3年連続の前年割れとなってしまい、個人的には悔いが残ります。でも、この体と厳しい気象条件下ではよくやったと前向きにとらえる方がいいでしょう。

 現地で応援してくださった仲間、沿道のたくさんの人たちに声をかけてもらいました。小さな子供たちも体いっぱいの応援。学生さんたちの若々しい声。どれをとっても、これがあるから北海道マラソンを走るのをやめられない。 大会を支えてくれた皆さんに感謝いたします。

 そして、このブログの読者のみなさんの応援も、ちゃんと受け取って走らせてもらいました。

 ありがとうございました!

2012北海道マラソン 行ってきます!

 今回で連続9回目の出場となる北海道マラソン。1年間のトレーニングをこの日のためにやってきました。たとえるなら、オリンピックのアスリートが、4年間この日のために・・・と言うに等しいと言ったら、笑われますね。笑ってください。

 毎年ひざ痛やらどこかしらの故障に悩むのですが、今年は特にこれといったトラブルはありませんでした。ところが3日前の木曜日、札幌に出張に行った帰りに、寒気がして発熱。なんとか熱は下がったものの、体調は万全とは言い難く、弱気になっています。

 布団の中で一時は出走そのものをあきらめる覚悟もしましたが、熱が収まったら「お前の覚悟はそんなものなのか?」と自問自答。とはいえ、何かあって仕事に差し支えては走る資格はないと思うので、冷静な判断で走るつもりです。

 この体調と最高気温28℃の予報の気温では、とうてい記録は狙えませんが、たくさんの応援と笑顔を求めて、今できる限りの走りをして来たいと思います。現地に来なくても、応援してくださいね。私の脳裏にきっとあなたの声が届きます。行ってきます!

暑ければ、深層水は効果倍増

 残暑厳しい日が続いていますね。湿度も高く、食品を扱う私たち業者にとって、早くこの暑さの峠は越えてもらいたいと思う毎日です。

 工場はクーラーが入っていますが、水道水の温度は20℃近くまで上昇しています。そんなときに鮮度保持として効果を発揮するのが、海洋深層水です。温度は真夏であっても10℃以下なのです。

 弊社では、数の子など多くの商品にこの海洋深層水を使っています。ニシンのお腹から出た数の子を海洋深層水を使って「血抜き」という工程があります。そこで深層水を使うと血抜きが上手にできるのです。さらに水温が低いので、鮮度保持にも文句なし。

 写真は、海洋深層水の取水の場所です。太い管が結露を起こしていますね。外気温は30℃前後、中を通る深層水は10℃以下なのですから、20℃以上の差によって、この結露が発生します。氷を入れたグラスの表面が水浸しになりますよね。あれと一緒です。

 深層水を取水したり運ぶのは大変手間のかかる事ですが、良い商品を作るためには、こんな努力もしているんですよ~。

水銀灯がついた頃の話

 弊社の前にある、南北に延びる道路。ここにある街灯は水銀灯と呼ばれるものです。設置されたのは、私がまだ小学校低学年の頃。という事は、40年前頃。

 町ではまだ主要な道路しか舗装がされていませんでした。弊社の前の道路は比較的早くに舗装されたのですが、そこにかなり明るい水銀灯が設置されました。今でこそ、その明るさは際立ったものではないのですが、当時としては、周りが暗い分、明るく感じました。

 明るく感じたのは、何も私たち人間だけでなく、昆虫が一番敏感に反応し、蛾はもちろん、コオロギやオケラ、たまにはクワガタなども光の下に集まってきました。それを私たち子供が夜に採って遊んでいました。

 数本ある水銀灯の下を数人で、順番に虫を捕まえて、いなくなると次の水銀灯へと移動。端まで行って折り返すと、また昆虫が出てきているといった感じです。そんな遊びが出来たのも数年だけでした。どんどん街灯が増えるにつれて昆虫の出没は減ってしまいました。

 みなさんも、そんな子供の頃の経験、ありませんか?

共和町の小学校跡地

 共和町は、岩内を取り囲むように位置して、とても広い面積を持っています。共和町の歴史も、小沢村、前田村、発足村が合併して共和村になり、1971年に共和町へとなりました。

 岩内町のように面積が狭い場所での合併と違い、共和町は農業の町なので、畑、田んぼが広がっているのです。となると、子供たちが通う小学校、中学校も歩いて通える(とはいえ2kくらいの距離は当たり前)場所に小さな学校が点在していました。

 写真は、その点在していた西老古美小学校跡に建てられた石碑です。共和町には、昔の小学校跡地にこのような石碑が必ず建っています。下のプレートには、その小学校の歴史が刻まれているので、興味がある方は是非、探索してみるといいと思います。

 ランニングでいろいろ走っていると、えっ、こんな場所に小学校があったの?なんてところにもこの石碑を発見することがあるのです。建物が取り壊されてなくなっているところがほとんどですが、ちっちゃな教室とちっちゃな体育館、そこには戦後に一生懸命に生きた子供たちと先生の人生を感じ取れます。 

今年最初の真夏日でした

 岩内町は、8月19日(日)の夜11時頃から土砂降りの雨となり、20日の午前中はそのまま雨でした。午後になって雨は上がったものの、湿度が高く、気温も30度近くになったために、非常に蒸暑く感じました。

 20日の夜は、ムシムシする暑さが続き、寝苦しかったですね。21日は、朝から日差しが強く、弊社の事務所にある温度計もとうとう今年初めて30℃を超えました。

 振り返れば、今年は30℃を超す真夏日がまだなかったのです。子供たちの学校の今週から始まり、夏休みが終わってからこの暑さというのは、ちょっと可哀想ですね。

 弊社の事務所はクーラーもなく、クラッシックな扇風機が動いています。工場はさすがに食品を扱うのですから、温度管理はしっかりしていて、涼しくなっています。北海道でもクーラーをつけている家が多くなってきましたが、どうせあと数日で秋風が吹くのです。暑いと言わず、自然のなすがままに我慢しましょ。