月別アーカイブ: 2012年9月

岩内高校の強歩遠足

 岩内高校(通称:がんこう)の面白いイベントをご紹介しましょう。強歩(きょうほ)遠足です。名前がいいですね。普通、「きょうほ」と言えば、競歩なのですが、強い歩みと書いて、「きょうほ」です。

 全学年がニセコの山に向かって神仙沼の駐車場まで歩き、または走り、岩内高校まで帰ってくるというもの。距離片道17km。往復34km。標高差700m。パノラマラインを通ったことがある方はおわかりでしょうが、かなりの坂を登らねばならないのが難所でしょう。

 体を使う事が嫌いな子にとっては、しんどい行事でしょう。とはいえ、速い子もそうでない子もそれぞれのペースで、体力限界まで頑張る姿はいいものですね。青空の下で延々と長く伸びる舗装道路。曲がっても曲がってもまだ神仙沼までは遠く、足の筋肉が張ってくる。仲間と走り、歩いた1日、きっと卒業後も忘れられない思い出になることでしょう。

 私たちの世代は、この行事はありませんでした。今年で29回目という事ですから、私が卒業後数年してから始まった行事ですね。私の息子も岩高生なので、前日に強歩遠足対策を箇条書きにして渡したら、鼻で笑われてしまいました。マラソンのような緻密なペース配分など、若者にはどうでもいいことでした。ちょっとうらやましいなぁ~。 

北海道マラソンの経済効果って?

 参加者1万1千人という大きな市民マラソン大会に変化しつつある北海道マラソン。6千人は北海道の人ですが、残りの5千人は本州からの人という事になりますね。その経済効果ってどれくらいなものでしょう?

 9時スタートということで、札幌近郊の人でなければ、宿泊は必要。私も前日からの宿泊でした。ホテルには、もちろんランナーがたくさんいましたが、エレベーターで声をかけると、本州からご家族で来られている方も。8月最後の日曜日ということで、お子さんも夏休みですものね。ちなみに、北海道の夏休みはすでに終わっている時期です。

 交通費、宿泊費、食費、お土産代などを換算すると・・・?かなりの金額になりますね。まぁ、試算するのは専門家の皆さまにお任せするとして、東京マラソン誕生から、本当にマラソン大会というものが変化していることを実感します。

 この北海道マラソンはその中でも一番変化しているのではないでしょうか?単なる規模が大きくなるだけでなく、いろんな事が素晴らしい内容になってくれるといいなと思います。

 スタートの整列で、隣の人に声をかけると、出身は北海道だけど、今は千葉に住んでいて、やっぱり北海道マラソンに走りたくて来ましたと。果敢にも一人で本州から乗り込んで走った人もたくさんいることでしょう。そんな人たちにも、北海道マラソンはよかったと言ってもらえるといいですね。

 写真は、地下歩行空間の北海道マラソンをPRするコーナーに、日本地図がハッポースチロールで形作られていたものです。自身の出身都道府県のちっちゃな旗がついたつまようじを、出身地に立てるのです。さすがに札幌周辺は密集していましたが、ほんとに日本全国に旗は散らばっていました。

 札幌を代表する、雪まつりやYOSAKOIソーランなどのような大きなイベントとして成長するのでしょうか?やっぱり今は見るだけではなく、参加型のイベントに変わりつつあるようですね。

ホップ収穫まつり・エネルギーまつり&ミニ地域物産テント市

 岩内町は日本で一番最初にできたとか、北海道で一番最初にできた、なんてものがたくさんあります。

 一つは明治4年北海道で初めてビールの原料となる野生ホップが発見された地である事。また明治38年北海道で最初の水力発電所がつくられたのも岩内だったという歴史があります。これらを題材にしたイベントが今度の日曜日、平成24年9月9日の日曜日、岩内町郷土館前の広場で行われます。

 『ホップ収穫まつり・エネルギーまつり&ミニ地域物産テント市』、タイトルが長いですね。駐車場横には、ホップが植えられており、記念碑も建っています。ホップの実がちゃんと見ることができますよ。

 飲食ができるほか、午後は民謡などのイベントがあるようです。11時~15時。詳しくは岩内町郷土館にお問い合わせください。私ですか?ごめんなさい、出かけて不在です。ボランティアスタッフが一生懸命にイベントを盛り上げていますので、お時間に余裕がありましたら、顔を出してあげてください。

岩内岳の裏側

 さて、この写真を見て、どこの山かすぐに言える方は、ニセコの山に詳しい方ですね。岩内岳です。岩内町からは北から見ることになりますが、これは南側から見たものです。

 9月2日の日曜日、妻と一緒に久しぶりに登山をしてきました。新見峠の駐車場に車を置き、そこから目国内(めくんない)岳を登り、パンケ沼という湿原帯を通って、岩内岳山頂へ。目国内岳の山頂は雲がかかっていましたが、岩内岳では視界が開け、景色を楽しむ事ができました。

 岩内岳山頂から妻はそのまま岩内へ。私は車を停めた新見峠までかけ足で戻りました。年配グループ、親子、女性単独など、いろいろな方とこのルートで会いました。一昔前はあまり人に会うようなルートではなかったのですがね。

 普段、岩内岳を街から見ている景色と、この写真の景色では違う風景ですよね。見る角度によって山の姿が変わるというのはよくあることです。人間も、違うところで見ると違って見えるなんて人いませんか?一面だけで人を判断しない。ちょっと強引ですが、この岩内岳の裏の写真を思い出してください。

広報紙ほっかいどう9月号に、にしんのおかげ

 年6回、奇数月に発行される北海道の広報紙ほっかいどう、2012年9月号に弊社の「にしんのおかげ」が載っています。4ページのクイズでプレゼント!コーナーで、クイズに答えて抽選で60名様に、にしんのおかげ2個セットが当たるという企画です。

 環境忍者○○之助の○○は何か?広報紙を見れば、一目瞭然。でも、このブログの読者のみなさんは、プレゼントに応募せず、お店で買ってくれますものね。

 広報紙を作成する企業のKさんから最初にお電話をいただいた時は、ムム、大手広告代理店を名乗っているが、怪しいな~と勘ぐってしまいました。でも、いろいろとやり取りをしていると、どうやら本物だなと。Kさん、疑って失礼いたしました。

 しかし、ファストフィッシュ選定、みがきあげSELECTION認定、広報ほっかいどう掲載、と立て続けに取り上げられています。偶然でしょうが、この大きな波に乗ってたくさんの人に「にしんのおかげ」を手にとってもらえるといいなぁ~

稲刈りももうすぐですが・・・まだ暑い!

 記録的な残暑が続く今年のお盆明け。9月に入っても、まだ最高気温が30℃ほどになっていて、観測史上9月の気温では最高だというニュースが流れています。

 写真は、いつものランニングコースの途中にある風景です。田んぼの水抜きがされて、稲が穂を抱いています。この田んぼの変化を見ていると、季節の変化が早いと実感します。

 山に雪がまだ残っていた時は、まだ苗も植えられていなくて、茶色でしたね。それが緑色がどんどん濃くなって、今は黄色に変化しています。円山の展望台や岩内岳から岩内平野を見渡すと、その色の変化も楽しむ事ができます。

 この暑さは今週半ばで終わりということですので、暑さのラストスパートみたいなものですね。ラストスパートでゴールを駆け抜けた後は、おいしい食べ物がたくさん出てくる季節となります。

あきんど市

 岩内の商店街では活性化事業として、さまざまなイベントを企画しています。先日、新聞のチラシに入っていたのは、「あきんど市」というものでした。期間は9月1日から10日まで。

 イベントの内容は二つあります。一つは、「ひらかな探検隊」。べに子のひなまつりイベントでもおなじみのように、お店にあるキーワードを探し、その言葉をつなげると、クイズになっていて、答えを書いて応募するというもの。

 もうひとつは、「ぽっきり市」と称し、参加店舗では、お得な500円ぽっきり商品などがあって、それらを3店舗以上かつ3,000円以上買うと、なんとかに応募できる・・・・だったかな?ごめんなさい。詳しくは、お店や道の駅でお尋ねください。

 チラシに載っているお店に行くと、写真のような笹があって、そこにぽっきり商品などの札が下がっているようです。どちらかというと、町外の人よりも町内の人がターゲットのようですね。でも、ごめんなさい、町外の人でも興味があったら、是非参加してみてください。

 商店街が元気がなくなっているのは、どこの自治体も一緒です。昔はなんとか商店街だけのイベントを今では町内のがんばろうとしているお店が集まって、こんなイベントをするようになりました。何もしないでぼやくより、とにかく動くほうがいいですよね。

にしんのおかげが、北のみがきあげSELECTIONに

 北海道新聞に「にしんのおかげ」が掲載されていたのを友人が見つけて、「道新見ました、お~と感動しています」と。最初は、なんのこっちゃ?北海道マラソンのことで新聞にでも載ったのか?と思いましたが、写真の手前左側のビンが弊社の「にしんのおかげ」です。

 北海道商工会議所連合会(道商連)では、今までもいろいろな展示会等に、全道の道産品を集めてPR等行ってくれていました。今回は、その中でも24点の商品をピックアップし、「北のみがきあげSELECTION」として認定し、売り出すということです。

 それって、すげぇ~。先日も水産庁のファストフィッシュの選定商品にもなったばかりだし。あちこちで商品の価値が認められて来ているんですね。

 とはいえ、認定とか、選定される事が「売れる」事とはイコールではありません。一時のヒットでブームで終わってしまっては、私の望みとは離れたものになってしまいます。地道にしっかりと今は根を生やしている時だと思います。これからも皆さん、応援してくださいね。

2012北海道マラソンを振り返って

 いい成績を残した時は、レースを振り返って、楽しく文章を書くことができるのですが、今回のように不本意な成績で終わった後は、なかなかキーボードのタイプが進みません。でも、この悔しさを残しておきましょう。

 3日前の木曜日に微熱が出て、食欲が急になくなりました。理由は、いろいろあるのですが、要するに体調管理ができなかったのです。マラソンは、そんな体調管理を含めて、スタートに立つ前から全てがレースなのだという事。

 前夜も1時間おきに起きては、トイレに行く状態でした。不安と焦りで精神的にも参ってくるものです。ただ、そこまで悪いとあきらめもついて、ペースを落として完走狙いに変えました。

 結果は30キロからはペースを上げることができるほどでした。810位、3時間27分41秒という残念な結果でしたが、スタート前の状態を考えると、よく走りきれたと思います。

 でも、ランナーのみなさん、体調が悪い時は、レースでは決して無理はしない、または出場しないだください。私の場合も、ちょっとでも具合が悪くなったら、あきらめると決めていました。曲りなりにも、私は経営者であり、会社の責任者です。何かあってからでは遅い。でも、夢を追いかけたい、そんな葛藤があり、自身を冷静に見ることを心がけました。

 スタートが変わりました。札幌を象徴する大通り公園での発着。札幌テレビ塔電光掲示板でカウントダウンの表示。スタート時間が9時になったために、涼しい時間帯でのレース・・・だったのに、スタート時点で29℃のアナウンス。

 陸連登録のAブロック、Bブロックは駅前通りに並び、C、D、Eブロックは直角に曲がった大通り公園に面した道路から。ところがスタートして、Bブロックが走り終わるまでC以下の人たちはスタートできず。Cブロック前方にいた私のロスタイムが1分30秒でした。

 紙コップは今年は小さくなりましたね。どっちがいいのかわかりませんが、体を冷やすのに、2個は使いました。ゴミ箱に捨ててとありますが、ゴミ箱の設置の仕方を変えると、皆もっと協力してくれると思います。

 暑い中、毎度頭が下がる応援とボランティアスタッフ。往路では復路側の給水スタッフからの大きな掛け声。「元気で戻っておいでよ~!」。高校生たちが汗を流しながら、延々と演奏し続ける姿。そんな中で走る事が出来て、本当に幸せを感じました。

 今年は特にスイカやトマトなどを出してくれるなどの私設エイドが増えました。私は利用しませんでしたが、ランナーによっては、とてもうれしいオアシスに感じたと思います。

 北大構内は、今年は木陰で気持ち良く走り抜けることができました。赤れんが庁舎をすり抜け、ゴールに向かうまでは、たくさんの人を両側に見ながら、まさに花道でした。そのコースを作るために、交通規制で迷惑した人もたくさんいらっしゃることでしょう。ごめんなさい。でも、協力ありがとうございました。

 私だけでなく出場した人それぞれが、いろいろなドラマを持っていると思います。そして、また皆新たなドラマを求めて、走り始めていますね。

 がっかりした姿で言葉少ない私に妻はこう言いました。「走りたくったって、走れなかった人がいるんだから、いいんじゃない?」。その通りです。走る事ができる体があること、スタートラインに立てる自身がいること。今回は、大きな夢を達成するための一つの試練だったと考えれば、笑顔が出るというもの。

 個人的に応援してくださった皆さん、声をかけてくださった沿道、ボランティアの皆さん、関係された全てのみなさん、ありがとうございました。

9月1日土曜日はギンザ通り商店街の手づくり市

 岩内町、ギンザ通り商店街のイベント、「手づくり市」は5月から10月までの毎月第一土曜日です。本日、9月の手づくり市となります。

 先日、メンバーのご婦人達が弊社に身欠にしんを買いに来てくれました。今回は、身欠にしんを使ったどんなお惣菜が登場するのでしょう?

 ところで、こういうイベントでは、お買物は、会話を楽しみながらするのがいいですね。岩内以外から来られるお客様は、岩内の事を聞かれたり、感想をちょっと言っていただくだけでも、嬉しく感じるものです。

 こっそり教えましょう。手づくり市の奥様達は、「若い」と言われるのが大好き。お世辞でもいいので、「奥さん、若いねぇ~」なんて言いながらお買いものをすると、もう、満面のニコニコになって、一つおまけで持って行って!なんてことになるかもしれません。・・・・・でも、保障はいたしません。

 写真は、ギンザ通り商店街の夕方の風景です。西から東方面を見ています。