月別アーカイブ: 2012年10月

数の子のポスターが届きました

 北海道加工協同組合連合会(通称:加工連)という組合組織から、数の子のポスターが届きました。今年のものは、EPAとDHAが数の子に多く含まれている事をアピールしています。

 最近、DHA、EPAという言葉はよく聞かれると思います。DHAは脳の活性化、EPAは血液サラサラ成分。私のブログでも、頻繁に出てきますし、ニシンや数の子を販売する時には、健康をアピールするセールストークになるためです。

 でもみなさん、販売する私が言うのも変ですが、何々にこの食べ物がいいというメッセージを丸ごと信用して、そればかりを食べるのはよしてください。どんなに体にいいと言われるものでも、そればかりを食べていると栄養のバランスが崩れます。

 おいしいものをまんべんなく。数の子もお正月だけたくさん食べるのではなく、一年を通して少量でもコンスタントにお食べ続けください。・・・・・結局セールストークだった。

ニセコパノラマラインの冬季通行止め(2012年秋)

 岩内町とニセコ、蘭越町を結ぶ山岳観光道路のニセコパノラマラインが、10月26日から通行止めになっています。峠ではいつまた雪に覆われるかわかりません。このルートを使う予定でいる方は、ご注意を。

 ニセコパノラマラインは、ニセコからこのパノラマラインを通って岩内に入る時には、眼下に素晴らしい岩内湾と岩内平野の風景が広がりを見ることができます。岩内町のお土産屋さんに聞くと、それゆえ、このパノラマラインが開通しているとしていないとでは、人の入りがかなり違うそうです。

 ずいぶん前の事になりますが、ニセコに旅行で来ていた東京の友人が、我が家を訪れようと地図を見てパノラマラインを走りました。雪秩父の温泉まで来て、冬季通行止めのゲートでUターンして、倶知安周りでようやく来たという事がありました。まぁ、都会の人にとっては、そんな事もいい思い出になるでしょう。

 ひと冬の降雪量によって、開通の時期が早まったり、ずれ込んだりします。今シーズンはどうでしょうね。こういった冬があるから、春があります。どんよりした天気があるから、晴れた時のありがたさが分かります。山のルートは閉ざされますが、海のルートは年間通して通行可能ですので、そんな岩内町へお待ちしております。

岩内町内に海抜表示が出現

 福島の震災後に、各地で地震や津波などが来た場合を想定した対策が取られています。岩内町でも、その一環としての対応なのかわかりませんが、10月27日(2012年)に町内に突然写真のような表示板が出現しました。

 海抜を表示するものですが、町のいくつかの場所で発見しました。写真の場所は第一中学校の少し宮園方面へ行ったところにあります。大浜の国道には、シンプルに『ここの地盤は海抜5m』、写真は『ここの地面は海抜16.6m岩内町』と書かれてあります。表示方法が違うのは、国道と道道の違いなのでしょうか?

 残念ながら、こういった情報は、岩内町のホームページを見ても見当たりません。数日経過して、これらの話題がどこからか出てくると思いますが、出来れば行政の方からの情報発信をお願いしたいところです。

 表示されているのを、町内で何箇所か見ることができましたが、その表示の設置場所について規則性を見ることはできませんでした。どんな基準で設置したのでしょう?分かる方がいらしたら、教えてください。海抜表示については、海と一緒に生活している人間にとって、生活している場所がどれくらいの海抜なのかを知るには、いいことだと思います。

第33回北海道ロードレース(2012年)の報告

 2012年10月21日(日)、札幌真駒内のスタジアムを発着で、豊平川河川敷の往復で競う、北海道ロードレース。私が初めてハーフマラソンに挑戦し、北海道マラソンに出るための記録を取ったのが、9年前。それゆえ、この大会には非常に愛着があります。2年ぶり7回目の参加です。

 曇り空で、気温は9℃。風は北西でやや強い。この条件を見て、「これならいける」 と判断し、久々に記録更新を最初から狙う事にしました。寒いので、着るものをどうしようかと迷う人もいましたが、私は迷わずランシャツランパンの戦闘モード。

 札幌マラソンに比べると、参加者が少ないので、スタートの整列区分もなく、15分ほど前になると、ぞろぞろと集まって、自然と速い人は前へとなります。

 最初からキロ4分ちょいのペースを維持。中盤で何人かに追い越されるものの、折り返してからは、一人も抜かれることなく、河川敷から真駒内公園に入る登りでラストスパート。

 でも、あれっ?昨年は出場しなかったのですが、以前はスタジアムにそのまま入ってゴールなのに、最後一回りしなければならないぞ!こりゃ大変、ラストスパートのさらにラストが延長とは、となんだかあせっているものの、ここまできたらどうでもなれ、早くゴールさせて~と必死。

 ゴールして時計を見たら、1時間24分15秒。すごい、25分きっちゃった。やった、自己新記録更新だと安堵。すると、後ろから40代の男性が、一人で「やった!やった!切った!切った!」と興奮しています。振り向いて「どうでしたか?」と聞くと、「初めて25分を切ったんです」と、まさか、薬やってないよね?と思えるほどの興奮。

 「私も初めて25分切りました。一緒ですね。おめでとうございます」と言うと、「いゃ~、あなたに抜かれて、それから必死でついていけたのがよかったです!」と、ちゃんと年上に気遣った事を言ってくれました。

 結果は、50代ハーフ男子の部、8位でした。10位までが入賞で、札幌の大会では、初めての表彰を受けました。やった、メジャーデビュー。でも、周りの人たちのお話を聞くと、コースはハーフの距離に200mほど不足していたようだと。やっぱりね。でも、順位は変わらないし、記録も最後のペースで走っていたら、間違いなく自己新記録でしたので、よしとしましょう。

 ハーフは、しばらく記録更新が出来ていなかったので、嬉しいですね。トレランや駅伝対策などで、心拍数を上げた練習を多く取り入れたのがよかったのかもしれません。やっぱり、ただゆっくり走っているだけじゃ速くはならないんだなぁ~と実感。

 40歳から始めたマラソン。50になってもまだまだ発展途上ですよ。そんな人って、結構いるんですよね。40代、50代からマラソンを始めたみなさん、私のような例がありますから、大丈夫ですよ。 

 無料のおしるこはお餅が2個、上手に柔らかくなっていて、とっても美味しかったです。北海道マラソンクラブ主催、スタッフは年配の方が多かったですが、一生懸命に対応してくれて、とても気持ちがいい大会です。公園内の綺麗な紅葉とともに、思い出のレースとなりました。ありがとうございました。

岩内の20世紀写真集から~昭和30年代の洗濯機

 岩内の20世紀写真集のなかに、こんな懐かしい洗濯機の写真が載っています。写真集は、町内のカメラのプロやセミプロの方達が撮りためたものを集めたものなので、岩内の風景だけでなく、こういった懐かしいものも数点あります。

 今の若い方は、なんじゃこれ?と思われるでしょう。右のお姉ちゃんが手で回しているのは、脱水装置です。今のように遠心力を使って脱水するのではなく、濡れた洗濯物をこのローラーに入れて伸びた状態で出てくると、水が絞られているというもの。

 これって、すごいよね。私は子供の頃、このレバーを回すのが好きで、洗濯物だけでなく、いろいろなものを挟んで潰して遊んだりしていました。

 実は、この洗濯機の技術は、スケトウダラのみりん干しを熱を加えて伸した『味の肴』という珍味製造技術と同じ・・・・なわけないでしょ。でも、私の眼にはこの写真と味の肴がタブって見えるんですよね。

家庭料理レシピ~カズノコむすび

 数の子生産に追われています。皆様には今のうちに数の子購買意欲を持っていただくために、カズノコレシピをお届けします。

 今回は、小早川陽青氏監修の“カズノコむすび”をご紹介します。なんてことはない、おにぎりの数の子入りなんです。そんなの合うの?なんて事はいわないでね。お寿司にだって数の子があるでしょ。

 こんなのありそうでなかった、と前置きに書いてあります。

◆材料(4人分)

  • カズノコ                   2切れ(30g)
  • ごはん          200g
  • かつお節          3g
  • しょうゆ          大さじ1
  • のり            2枚

◆作り方

  1. カズノコの1/2を粗みじん切りにする
  2. ボールにごはんとかつお節、しょうゆ、1.のカズノコをよくまぜ、
  3. 残りのカズノコをサンドしておにぎりにし、のりを巻く

とまぁ、なんて簡単なんでしょう。でも、ちゃんと塩抜きをしないとなりませんね。邪道かもしれませんが、味付数の子を使うのもいいですね。シンプルだから、いろいろアレンジして作れると思います。

【レシピはCPKA(カナディアン・パシフィック・カズノコ協会)から提供されたものです】

ホームセンターのチラシは冬モード

 平成24年10月24日朝、厚い雲がニセコ連峰を覆っていましたが、お昼頃にはその雲が高度を上げ、岩内岳全体が見えました。雨の後なので、霞が取れてはっきり紅葉が山の裾まで下りていることがわかりました。

 新聞の折り込みチラシでは、冬が近い事を感じさせるものが毎日入っています。キャタピラ付の除雪機、スタッドレスタイヤ、そして写真にあるように、ホームセンターの広告では、ストーブやママさんダンプなどの除雪用の道具など。

 まだ早いでしょと思いますが、山が白くなった状態を見れば、いろいろと冬に向けて準備していかなくてはと思ったりします。そういえば、我が家の車は先週の土曜日にさっさとスタッドレスに交換しました。峠に雪の便りがありますからね。

 広告のストーブって、火がついた状態で写っています。あのオレンジの色って、不思議と見ているだけで温かくなるんですよね。

「酒楽ひらき」さんのラーミソ

 このブログで何回か登場している、アットホームな居酒屋、「酒楽ひらき」さん。このお店では、『ラーミソ』という調味料を使ったメニューがあります。

 ママさんオリジナルの食べるラー油と弊社の「にしんのおかげ」をブレンドしたところ、常連さんに大受け。これをメニューに入れない手はないという事で誕生したという経緯があります。

 メニューは、ゆで豚、炒飯、春巻などを絶妙なバランスで「ラーミソ」で味付してあります。下手な私の文章よりも一度お試しいただければと思います。

 普通の一軒家の居間と和室をそのままお客様用に使っているちょっと変わったお店ですが、それがなかなかユニークなのです。

 出張などで岩内のビジネスホテルにお泊りの方は、是非ご利用いただいて、ラーミソ誕生秘話をママさんからお聞きになって、岩内の『食』をお楽しみください。 

0135-62-7808 岩内郡岩内町宮園307-1

岩内の20世紀写真集から~漁港のにぎわい昭和26・27年

 岩内の20世紀という写真集があります。岩内町郷土館で保管されていますが、新規では入手困難です。郷土館の坂井館長さんから、お借りしたその写真集から、少しずつ昔の岩内町をご紹介していきます。

 今回は、昭和26・27年頃の岩内港です。こんな風景は今では絶対に見ることはできませんね。この漁船の数は、ざっと見ただけでも100隻以上はあります。左に延びる港の防波堤も、白灯台で止まっていますが、今はもっと伸びています。 

 白い部分はたぶん雪でしょうから、スケソ漁の船でしょうか。季節は11月頃ではないかと思います。また、ドラム缶が見えますが、船の燃料である重油ですね。昭和29年の大火では、この重油のドラム缶がごろごろと町中を転げて、爆発して火を撒いたと言われています。

 この写真、ずいぶん上から撮ってますが、高い建物があったのでしょうか?電信柱に登って撮ったのでしょうかね?ご存知の方、いらしたら、教えてください。

 それにしても皮肉なもので、港が立派になればなるほど、漁船は少なくなってしまいましたね。

ニセコの山に初冠雪

 平成24年10月19日の朝、ぐっと冷え込み、ニセコ連山の上部にはうっすらと白くなっていました。その日の午後には白い部分は見えなくなってしまいましたが、ニュースでは中山峠に雪が積もった様子などが放送されていました。

 皆一様に、ついこないだまでは、暑い暑いと言っていたのに「寒いねぇ~」と言っています。家庭でもストーブに火をつけたところがあるようです。今年の夏は9月に入っても、30℃を超す日がありましたので、たった一カ月の間に夏から冬へ一気に来たという感じ。

 天気予報解説者が「ウインターになるのに、スプリンターが来たようだ」なんてダジャレを言ってましたが、なるほどなと。でも、このまま簡単には冬にならず、寒暖を繰り返しながら、少しずつ冬になっていくことでしょう。

 写真は、弊社事務所二階から岩内岳と雷電山の間に降った雪を撮ったのですが、ちょっと見にくくてごめんなさい。街路樹のニセアカシアの葉はまだ緑のままです。山ははっきりと見えませんが、褐色に変化しています。毎年の事なんだけど、この季節の変わり目の季節って、忙しい!