2012年10月21日(日)、札幌真駒内のスタジアムを発着で、豊平川河川敷の往復で競う、北海道ロードレース。私が初めてハーフマラソンに挑戦し、北海道マラソンに出るための記録を取ったのが、9年前。それゆえ、この大会には非常に愛着があります。2年ぶり7回目の参加です。
曇り空で、気温は9℃。風は北西でやや強い。この条件を見て、「これならいける」 と判断し、久々に記録更新を最初から狙う事にしました。寒いので、着るものをどうしようかと迷う人もいましたが、私は迷わずランシャツランパンの戦闘モード。
札幌マラソンに比べると、参加者が少ないので、スタートの整列区分もなく、15分ほど前になると、ぞろぞろと集まって、自然と速い人は前へとなります。
最初からキロ4分ちょいのペースを維持。中盤で何人かに追い越されるものの、折り返してからは、一人も抜かれることなく、河川敷から真駒内公園に入る登りでラストスパート。
でも、あれっ?昨年は出場しなかったのですが、以前はスタジアムにそのまま入ってゴールなのに、最後一回りしなければならないぞ!こりゃ大変、ラストスパートのさらにラストが延長とは、となんだかあせっているものの、ここまできたらどうでもなれ、早くゴールさせて~と必死。
ゴールして時計を見たら、1時間24分15秒。すごい、25分きっちゃった。やった、自己新記録更新だと安堵。すると、後ろから40代の男性が、一人で「やった!やった!切った!切った!」と興奮しています。振り向いて「どうでしたか?」と聞くと、「初めて25分を切ったんです」と、まさか、薬やってないよね?と思えるほどの興奮。
「私も初めて25分切りました。一緒ですね。おめでとうございます」と言うと、「いゃ~、あなたに抜かれて、それから必死でついていけたのがよかったです!」と、ちゃんと年上に気遣った事を言ってくれました。
結果は、50代ハーフ男子の部、8位でした。10位までが入賞で、札幌の大会では、初めての表彰を受けました。やった、メジャーデビュー。でも、周りの人たちのお話を聞くと、コースはハーフの距離に200mほど不足していたようだと。やっぱりね。でも、順位は変わらないし、記録も最後のペースで走っていたら、間違いなく自己新記録でしたので、よしとしましょう。
ハーフは、しばらく記録更新が出来ていなかったので、嬉しいですね。トレランや駅伝対策などで、心拍数を上げた練習を多く取り入れたのがよかったのかもしれません。やっぱり、ただゆっくり走っているだけじゃ速くはならないんだなぁ~と実感。
40歳から始めたマラソン。50になってもまだまだ発展途上ですよ。そんな人って、結構いるんですよね。40代、50代からマラソンを始めたみなさん、私のような例がありますから、大丈夫ですよ。
無料のおしるこはお餅が2個、上手に柔らかくなっていて、とっても美味しかったです。北海道マラソンクラブ主催、スタッフは年配の方が多かったですが、一生懸命に対応してくれて、とても気持ちがいい大会です。公園内の綺麗な紅葉とともに、思い出のレースとなりました。ありがとうございました。