自然のなせる業、雲の神秘的な動きを見ることができました。写真ではちょっとわかりにくいですが、海の上に一筋の雲が流れていました。雷電山の方から流れる滝雲です。気温の変化が激しい時に地面の水蒸気が雲状になって、風下に流れ落ちるものです。
10月14日、朝7時過ぎ、岩内から寿都方面へ車を走らせ、雷電の刀掛トンネル、磯谷トンネルを抜けると、急にガスがかかった状態に。しばらくするとまた晴れ渡り、振り返ると、地面に這いつくばったような雲が海の方へ流れていました。
日本アルプスなどでは見た事がありましたが、このように海に流れているのは初めて見たので、ちょっと驚きです。コックリ湖があるので、そこから発生した雲が流れてきたのかな?なんていろいろ想像してしまいました。身近な場所で、こんな珍しい現象を見ることができたのは、ちょっと得した気分です。
でも、よく考えてみたら、岩内って言うところは、山あり、海あり、川ありの自然に恵まれた場所ですものね。条件次第では、素晴らしい景色に変化するなんて事は、しょっちゅうあって、見てないだけなのかもしれません。旅行者のみなさん、岩内近辺で、そんな風景に出会えるといいですね。