月別アーカイブ: 2012年12月

釣たらこ、今年できました

 まず最初に皆さまにお詫びしなければなりません。

 11月30日のブログで、釣たらこの生産は不漁と高値により、生産ができなくなってしまいましたとお伝えしました。しかし、桧山地方のスケソウダラのはえ縄漁が、先週末から漁が急激に増え、それなりの値段まで原料価格が下がってきましたので、急きょ、釣たらこの生産をしています。

 一度は釣たらこの生産をあきらめることになりましたが、ここまで漁があればなんとかまだがんばってみよう。釣たらこを作り、昔からの釣たらこファンの皆さまにお届けしたいという気持ちで、この一週間、生産をしています。

 またいつ漁がなくなるかわかりません。資源管理も近年は厳しくなっているので、年明けには漁の打ち切りになるかも知れません。先行きは分かりませんが、この一週間の生産で、少ないですが釣たらこをお届けできるようになりました。

 ご購入希望のお客様は、在庫の状況とお値段につきまして、お電話でお問い合わせ願います。

「わだち」っていう言葉、最近あまり使いませんね

 この写真は、16日の選挙当日のものです。前日までの雪が、雨まじりで融けました。そこを車が通ると、タイヤの部分が掘り下げられ、道路が凹凸状態になります。このタイヤの跡の凹んだ部分を “わだち” と言います。雪国のみなさんには当たり前のことで申し訳ありません。

 でも、最近はあまりこの言葉は使われなくなったと思いません?たぶんそれは除雪によって、めったにわだちができなくなったためではないでしょうか?

 除雪は雪をかき集めたり、はねのける他に、削り取ることもしています。わだちができて、ハンドルが取られて起きる事故防止のためですね。私が子供の頃は、こんなわだちだらけだったのですが、今はたまにこんな状態になると、役場に電話が入ったりするようです。

 わだちのサイズが一般乗用車と私のいつも乗る軽トラックでは違いがあり、軽トラは踊るように走ります。と言っても、雪が降らない地方にいらっしゃる方には理解できないかもしれませんね。

 

岩内町の20世紀写真集より~スケソウ出漁船名簿

 現在3艘で行われている岩内のスケソはえ縄漁ですが、昔は多くの船が出漁したために、どの場所で漁をするかは、ローテーションを組んで行われていました。

 20年前、50艘の船があった時、上(かみ)、下(しも)など大きく3つのブロックに分けられ、漁船が振り分けられていました。「二つ山ホイ」などという、漁師さんたちだけが理解できる場所などもありました。教えてもらった時、二つ山が見える場所から沖合という意味だったと思います。

 潮の状態などによって、その日のいい場所が変わり、4寸箱に入っているスケソウダラのメスの比率が変わります。メスが多ければ、それだけたらこの原料が多く出るので、高値で入札されるということになります。

 漁船が少なくなると、黒板にチョークで書かれるように変化していきました。今は3艘なので、書くまでもないでしょう。しかしたくさん漁獲があれば漁師さん達は辞めなかったでしょうし、後継ぎもいたかもしれません。魚がいなくては何も始まらないのです。資源というものをもっと長い目で見て、大切にして行かなければならないとつくづく感じます。

選挙の投票会場

 衆議院選挙が終わりました。このブログでは政治的な発言は控えさせていただきますので、投票会場についてお話します。

 八興会館のお話は、今年の春に連載しました。この写真は、八興会館跡地に立てられた衆議院議員小選挙区、北海道4区の候補者の看板です。

 昔、八興会館がまだあった時は、大浜地区のみなさんは八興会館で投票を行っていました。今は、岩内地方文化センターまで行かなければなりません。

 今回、投票率が低かったと言う事ですが、天気も悪くみぞれ交じりの冷たい雨で、足元もぐちゃぐちゃで、お年寄りにとっては大変ではなかったと思います。

 投票率と投票会場の関係はあるのでしょうかね?投票しながら、ふとそんな事を考えました。でも、八興会館が今もあったら、この季節だと受付する人や立会人にとっては、大変だった事でしょう。なぜって、隙間だらけで寒い中をじっとしてなければならないですもの。

カニ肉と数の子入りフカヒレスープ

  いよいよ今年もあと2週間となりましたが、皆さまは数の子の手配はお済でしょうか?まだだと言う方は是非一八の数の子をお求めください。

 さて、数の子のレシピの紹介を何度かしていますが、今回は一般家庭で作れるの?という豪華なレシピをご紹介します。「カニ肉と数の子入りフカヒレスープ」。フカヒレって、個人で買う人いるの?どこで売っているの?って感じですよね。前置きはよしとして、レシピは次の通りです。

◆材料(4人分)

  • 数の子           100g    
  • 蟹肉              20g
  • フカヒレ(もどしたもの)   50g
  • スープ            600g
  • 油            大さじ1/2
  • 紹興酒          大さじ1
  • 塩            小さじ1
  • コショウ           少々
  • 水溶き片栗粉    片栗粉小さじ2(20g)
  • 水           大さじ3(45cc )

◆作り方

  1.  塩抜きをした数の子の皮をむき、あられ状に細かく切る。
  2.  鍋に火をかけ、油・紹興酒・スープの順に加えて過熱。
  3.  そこへ 1 の数の子、蟹肉、フカヒレを加え、塩とコショウで味付けをし、沸いてきたら水溶き片栗粉を流し入れてとろみをつける。

 レトルトでフカヒレのスープなるものが売っているようですね。まぁ、アレンジ方法はいろいろあるとして、ご参考ください。レシピは「赤坂璃宮」総料理長の譚彦彬(たんひこあき)シェフです。

【レシピと写真はCPKA(カナディアン・パシフィック・カズノコ協会)から提供されたものです】

いわないスキー場のキャットツアーのご案内

 先週までの日曜日の話題はマラソンでした。今週からは、どの話題になるかまだプランはありませんが、やはりスキーの話題が中心になりそうですね。

 さて、いわない道の駅に行くと、写真のチラシが置いてありました。キャットツアーのご案内ですね。クワッドリフトが動かなくなった今、コースだけが手つかずになった事を逆手に、パウダースノーを求める人たちに、雪上車で貸し切り状態で滑らせるというものです。詳しい事は、いわないスキー場にお問い合わせください。早々に予約で埋まりつつあるようです。

 いわないスキー場のお話は、昨年のブログでそれなりの特集をさせていただきました。興味のある方は、ブログの検索窓で「いわないスキー場」と入れて検索してご覧ください。

 岩内の普通にスキーをする人たちにとっては、キャットの1日6本で15,000円は高いと感じることでしょう。でも、この金額は人それぞれの価値観で、安いと感じる人もいます。ですから、年々人気が高まっているのでしょうね。

北海道経済産業局のHPに省エネ大賞で掲載されています

 平成24年度「北国の省エネ、新エネ大賞」の事例紹介が、北海道経済産業局のホームページに紹介されています。先日のブログでもご報告したように、弊社が今年の省エネ部門での大賞となりました。

 北海道経済産業局としては、このような事例を紹介して、できるだけ他の企業に対しても波及効果があることを望んでいるようです。事実、申請書の項目の一つに「他への波及効果はあるか?」がありました。

 実際、同業者にも私が行った事に興味を持ち、同じように進めている企業もあるわけですから、すでに波及効果は始まっていると思います。

 ただですね、このようなお役所のホームページをよく観察する人はいるようで、早速某専門誌から企画紙面への企業紹介を載せませんか?という電話が入りました。有償ということで、お断りしましたが、ちょっと早すぎますよね。

 弊社の省エネ取り組みの概要は、北海道経済産業局のこちらに掲載されています。

2012年岩内町の10大ニュースの候補?

 年末のあわただしさで、月初に届く岩内町の広報もよく読んでいませんでした。先日、良く読んでみると、驚いたことがあります。

 毎年、岩内町の一年間の10大ニュースを選ぶにあたって、いくつかの候補となる項目が挙げられています。その中に、なんと、「一八興業水産『にしんのおかげ』が水産庁認定魚食PR品に」と書かれていました。きっと、新聞記事になったようなものから、ピックアップしたのかな?と思いますが、あらまっ!ですね。

 このブログで紹介した話題もいくつかありました。まったく知らなかったという項目もありました。私としては、高校、中学、小学生で全国大会出場を果たした等の話題が、もっとクローズアップされて、子供たちの励みになることを期待しています。

 一般応募は10日ですでに締め切っていました。遅れた情報で、ごめんなさい。主な出来事の一覧は、いわない広報で見ることができます。(こちらです)

12月のイカ漁

 イカ釣り漁を象徴する漁火。漁火と言えば、夏の風物詩のようなイメージがありますが、今岩内ではその漁火が夜になると煌々と輝いています。

 寒いこの季節に船の上で漁をすることを想像しただけで、凍えてしまいそうですが、漁師さん達はがんばっていますね。その寒い中で作業をするので、鮮度も抜群な状態で水揚げされます。

 写真は11日の朝7時頃の岩内港の風景です。船に雪がうっすらとかかっていますね。この日はシケで出漁しなかったので、雪が残っていました。

 日本海を回遊するイカは秋生まれ群と冬生まれ群で構成されているとのことですが、今岩内沖に来ているのは、どっちでしょう?久々の北のお魚大使の話題も、これではダメだしされてしまいますね。美味けりゃいいよね!

ようやく天気は落ち着きました

 先週末の大荒れの天気から一転、12月9日(日)の夜から10日(月)にかけては風はないものの、ドカ雪となりました。月曜日の朝というのは、週の始まりとあって、いろいろと段取りが大変な時。そういう時に限って雪が降るのです。

 ある一定の積雪があると、岩内町では除雪車を稼働させ、人々が動き出す前に通行に支障がないようにしてくれます。ただし、家の前に置かれた雪は自分たちで除雪をしなければなりません。

 写真をご覧ください。夜明け前の事務所裏のラッセルした後の状態です。窓のところまで除雪された雪が盛り上がっていますね。道路幅が広いところはそれだけ、このようにたっぷりと雪を置いて行かれます。

 「他所よりもうちの前だけなんで多いんだ?」「よその雪を置いて行った」など、除雪に対するクレームはたくさんあるようですが、除雪する人も短時間でたくさんの場所を処理しなければならないのですから、我慢しましょ。でもね、除雪はやっぱり大変よ。