月別アーカイブ: 2012年12月

HTBテレビイチオシプラスで岩内のタツカマの紹介

 2012年12月8日(土)のHTBテレビ、イチオシ+プラスという番組で、岩内町のたつかまが紹介されました。残念ながら、北海道限定の放送ですので、道外の方にはご覧いただけません。

 たまたま私は当日岩内道の駅を伺った時、道の駅のお姉さんが「これからタツカマの紹介がされます」と教えてくれたので、録画で見ることができました。

 紹介されたのは、尾崎商店のタツカマ作りの場面、あづま鮨の“タチたちづくしセット”、いわない高原ホテルの“岩内名物たつかまプラン”などです。

 毎年、こうしてマスコミで取り上げられるのは、たらこよりもタツカマのほうが多くなりました。マスコミも希少価値のものをより求めていますね。水産加工会社としては、少し残念ではありますが、岩内に来てタツカマを食べていただいて、お帰りには、いっぱちの商品をお土産にお求めいただければ、なによりと思います。

おおいえさんの広告

 岩内で生まれ育った人にとって、“おもちゃのおおいえ”さんの新聞折込広告というのは、どんな思いで見ていたでしょうか。少なくとも私にとっては、夢のある広告でしたね。

 岩内町では、おおいえさんと言えば、おもちゃ屋さんと誰もが知っています。知らない人はもぐりですよ。12月上旬になると、表裏に子供が欲しくなるおもちゃをたくさん掲載したチラシが入ります。クリスマスプレゼントや、お年玉を持った子供に向けたものです。

 子供の頃、この広告を隅から隅までずっと見続けていた思い出があります。お年玉をもらって、その中から一点だけを選んで買った時の嬉しさと言ったら、それはそれは言葉では表現できませんね。

 今の子供達はどのような気持ちでこの広告を見ているのかわかりませんが、平仮名で“おおいえ”と見るだけで、心躍るそんな気持ちが残っているのはいいものです。おおいえさん、どうかこれからも子供たちに夢を売り続けてください。

一年間のマラソンを振り返って

 毎週日曜日にマラソンの話題を綴ってきましたが、雪もそろそろ根雪になりそうな感じですので、ランニングは冬眠に入りたいと思います。雪が融け始めたら、またこのブログでのランニングの話題を再開ということで。

 今シーズンを振り返ると、50歳になってカテゴリーが変更。いくつかの大会では、そのおかげで入賞することができました。記録もフルマラソンは千歳で3時間10分19秒の記録更新。ハーフは終盤の北海道ロードレース(1時間24分15秒)、さよならマラソン(1時間24分05秒)と立て続けに記録更新。年をとってもまだまだ進歩しているのが嬉しかったですね。

 しかし、残念なのが北海道マラソン。3日前に発熱。体調不良のままスタートに立ちました。完走はしましたが、北海道マラソンをメインレースと位置付けてトレーニングを積んできた私にとっては、非常に悔いが残りました。

 とはいえ、『60歳の北海道マラソンでサブスリー』という大命題がある私。それまでは、いろいろな経験をしながら、ちょっとずつ賢く強くなればいいかなと思っています。

 マラソン仲間が増えた事は嬉しいですね。ひょんなつながりから知り合った人たち。一緒に大会に出て、走り終わった後に温泉とビールを飲んで、そんな楽しい仲間が増えました。

 この私のブログを読んでいたニセコのランナーから声をかけられ、駅伝にも初参加しました。いつもとは違った緊張感を味わい、たくさんの楽しい人たちとも知り合うことができました。 

 こう思い返すと、楽しかったマラソンシーズンだったなぁ~。来年はまたどんな刺激があるでしょう。シーズン最初に東京マラソンか、京都マラソンに出て、冬の間のモチベーションを維持して・・・・という計画でしたが、どちらも落選。先日、京都マラソンの追加抽選にもハズレという通知が来ました。落選記録を作るぞっと。

 ということで、マラソンの話題はしばし冬眠させていただきます。

爆弾低気圧の跡

 7日から8日にかけて、北海道ではあちこちで強風による被害が報告されていました。岩内町でも強風で屋根が飛んだり、さまざまな被害が出ているようです。

 弊社も倉庫の屋根の一部が吹き飛ばされました。当時はまっすぐに立つことも歩くこともできないほどの強風で、家自体もきしむ音がしたり、大変な2日間でした。

 岩内町では7日の夕方から夜にかけて、一部の地域で停電になっていたようです。防災無線では、復旧の見込みがないとまで言っていたのですが、8日には回復していたようです。停電になっていた同業者からも電話があり、作業ができないとため息が出ていました。

 写真は、ご近所さんの車庫です。よくつぶれないで残ったなと思います。大工さん、板金屋さんは、夜明け前から大忙しで何軒も対応しています。

岩内町の20世紀写真集より~はえ縄の縄づくり

 岩内のたらこが素晴らしいという原点は、はえ縄漁によってもたらされました。何が違うの?と一般のみなさんは思いますね。簡単に申し上げると、網で獲ると、魚は海中で死んでしまいますが、はえ縄は針で一匹ずつ獲るために生きたまま漁獲されます。

 そんな鮮度がいいのなら、皆なぜやらないのか?それは、仕掛けとなるはえ縄の縄の準備にシーズンが始まる前から、地道な作業が必要とされ、コストがかかるからです。

 写真をご覧になって分かるでしょうか?縄を海に入れるときに、それぞれがからまらないように芸術のように円形を作っていくのです。そして、ひとつのザルにいくつもの釣針がついています。ちょっと私の説明では不十分ですが、要するにとにかく手間がかかる作業なのです。

 スケトウダラの漁獲が激減し、はえ縄の船も3艘となってしまった事は、このブログでも何度も書かせていただきました。岩内町では、出漁する漁師さんに補助をしてまで、存続させようとしています。一つの文化でもありますし、たら丸君の原点でもありますからね。

日経Plus1に岩内のタツカマ記事

 スケソウダラの季節になって、たらこの他に近年、「タツカマ」という商品が人気を集めています。スケソウダラの白子を原料に、かまぼこになったものです。

 最近ではマスコミでたくさん取り上げられたので、人気急上昇。弊社のような水産加工屋が作るのではなく、個人商店のお店が細々と作るので、生産量も多くありません。ですから、希少価値があってまた人気が出るという構図になっています。

 私たちは子供の頃からよく食べているので、その食感は当たり前と思っていましたが、初めて食べる人にとっては、「何これ!?ツルン、ノビノビ、・・・・・」いろんな表現が出てきます。

 今回、日本経済新聞の日曜版、日経Plus1の紙面で特集されていました。電子版でもこちら読む事ができます。今回の記者はわざわざ東京から取材に来て、岩内の高島旅館で食べたというのですから、とてもおいしい取材でしたね。

うれしい報告の電話

 12月4日、工場で数の子の作業で忙しくしていた時、一本の電話が入りました。北海道経済産業局の資源エネルギー環境部からでした。みなさん、この名前を読んだだけで、引いてしまいますよね。

 要件は、2カ月ほど前に『北国の省エネ・新エネ大賞』というものにエントリーしたのですが、その審査で省エネ大賞になったとの嬉しいお知らせをいただきました。

 この賞は、北海道内で選ばれるもので、節電部門や有効利用部門などの5部門があります。弊社はたぶん節電部門だと思います。「思います」という第三者的ないい方になったのは、このエントリーは私がしようとしたのではなく、電気保安協会の人が「是非エントリーしてください」と言って来られたからです。

 この話題は、またおいおいと。もうひとつ嬉しかった事があります。お電話をいただいた経産局の女性が、以前「にしんのおかげ」の補助金でお世話になった人だったのです。異動されて違うお仕事でまたお世話になるとは。人のつながりって、大切ですね。

カズノコとコーンポタージュミクニ風

 12月となり、いよいよお正月用の数の子の販売が本格化してきました。弊社は数の子屋ですので、このブログでも、購買意欲を皆さまに持っていただくために、カズノコレシピを定期的にご紹介しています。

 さて、今回は『カズノコとコーンのポタージュミクニ風』。レシピはお料理の世界では有名な三國シェフ。北海道は増毛出身ということでもあり、さまざまなところで、数の子料理のご紹介をいただいています。

 ≪とろ~り濃厚なポタージュの中で弾けるカズノコとコーンの軽やかな食感≫

◆材料  <飾り用具材>

  • カズノコ(2本分)      1㎝角×20コ
  • ジャガイモ          1㎝角×12コ
  • 玉葱               1㎝角×24コ
  • 缶詰コーン                40粒
  • 万能葱                 適量

        <ベース用>

  • カズノコ(乱切り)          3本分
  • ジャガイモ(皮をむき、薄切り)   60g
  • コーン                   50g
  • 玉葱(薄切り)                  60g
  • 長葱(白い部分:小口から薄切り)   40g
  • 長葱(緑色部分:小口から薄切り)   20g 

◆作り方 

  1. 鍋にバター(20g)を入れ、長葱・玉葱をしんなりするまで炒める。
  2. ジャガイモを加え、さらに軽く炒め、コーン・水(50cc)・コーンの漬け汁(50cc)を加える
  3. アクをとりながら、ジャガイモが柔らかくなるまで煮る。(中火くらい)
  4. 3にベース用のカズノコを加え、カズノコの戻し汁で塩味・胡椒を加え、味を整え、ひと煮立ちさせる。
  5. 4をミキサーにかける。
  6. 塩・胡椒で味を整える。
  7. 氷にあてて、よく冷やす。スープカップにポタージュを注ぎ、カズノコ・ジャガイモ・玉葱・コーン・万能葱を散らす。

 世界の三國シェフの味です。見た目の色合いもいいですね。数の子は一八から早めの購入をお待ちしています。

【レシピはCPKA(カナディアン・パシフィック・カズノコ協会)から提供されたものです】

ツルツルの路面

 12月2日日曜日の岩内町は、まとまった雪が降り、除雪の風景をあちこちで見ることができました。これから毎日のように雪かきに追われる生活となると思うと、ちょっぴり憂鬱ですね。子供のころの雪が降って、ウキウキした気持ちはどこに行ってしまったのでしょう。

 根雪になる前は、道路の雪がシャーベット状になったり、テカテカに凍ったりを繰り返します。写真はとある日の夜の駅前十字街です。この日はまるでスケートリンクのようなツルツル状態。車のスピードもみなのろのろ運転になっていました。

 シーズンの最初は特にこのような状態になります。南国の人は、寒い方が滑ると思っている人もいるでしょうが、氷点下になったあたりの気温が一番滑ります。-10℃以下ですと、グリップするように滑らなくなります。

 昔はスパイクタイヤが氷をかきむしっていたので、こんなようになるのは珍しかったのですが、今は頻繁になります。。交通事故が多発していますので、皆様お気を付けください。年末のあわただしい時、運転は慎重に・・・・・自身に言ってます。

マラソン大会の駐車場問題について

 先日、埼玉の友人から第一回富士山マラソンの報告をもらいました。ご存知の方も多いと思いますが、駐車場までの大渋滞で、出走できなかった人が5,000人もいたとのこと。5,000人といえば、今年の北海道マラソンの出走者の約半数ですよ。それはすごい数字。

 前日泊ではなく、当日車で来る人が予想以上に多かったからでしょうか?この問題は、年々マラソン大会参加者が増えている中で、北海道のような車社会の地域においては特に問題になってきている事です。

 代表的な大会が、洞爺湖マラソンで、遠くの臨時駐車場に停め、シャトルバスに乗らなければなりません。ところが、北海道の人は、車で行く以上は目的の近くに停めることができて当たり前と言う感覚の人が多いのです。

 結果、路上駐車、迷惑駐車が多数見受けられました。札幌市内では、真駒内スタジアムの近くの河川の細い道に停める人、道路を挟んだスーパーの駐車場を使う人など。参加者が少なかった時代は、まだそれらも大目に見てもらえたかもしれませんが、ここまで参加者が膨れ上がると、ちゃんとした認識を持たないと、マラソンランナー全体が批判の対象となってしまいます。

 第一回富士山マラソンについて、いろいろなお話を聞くと、どうも運営側の甘さが露呈した結果のようです。厳しい意見がたくさん出ていますので、次回の改善に期待したいですね。また、この大会を見習って、今後大会参加者増に対し、駐車場対策をどのようにするべきか、北海道の大会運営も考えなければならないですね。

 走る側にとっては、数年前と同じ感覚でマラソン大会には出られなくなったという事を認識しましょう。それって、本音を言わせてもらえば、ちょっと寂しい感じですよね。

 写真は、数年前の洞爺湖マラソンの遠い駐車場からシャトルバスに乗るために並んでいた人たちです。