月別アーカイブ: 2013年1月

『にしんが八セット』が道新で紹介されました

 にしん関連商品8品が詰まった『にしんが八セット』、明日2月1日の発売を前に、平成25年1月30日の北海道新聞後志版に紹介の記事が載りました。

 記事にも書いてありますが、商店街の勉強会で町興しの手段として、岩内ならではのお土産品の開発をしようという事が発端でした。それは今から10年も前の事になります。

 当時を振り返ると、岩内海産商協同組合の青年部にその話が回って来て、各社がそれぞれ一品を担当して作る事になりました。しかし、売価が2,480円という設定が決まっており、箱代を引いて卸価格で考えると、1品は250円以下で作らねばなりません。それではお客様に満足出来る商品を作れない。ということで、断念したという経緯があります。

 私は当時の企画がとん挫した事に、ずっと心に引っかかるものがありました。昨年、この数年間で新たに生まれた弊社の商品を組み合わせてみると、なんとかできそうだということで、話は再スタート。ただし、海産商青年部ではなく、弊社だけ。売価は残念ながら3,000円。箱代は町の補助を一部利用して、今回の販売へとこぎつけました。

 10数年の構想が今現実になった「にしんが八セット」。是非、岩内まで来てお買い求め願います。岩内に来なければ、手に入らないんですよ~

七福の恵方巻

 1月も早くも終わりに近づき、今度は節分のイベントがありますね。今日は「七福の恵方巻」と題して、数の子を使ったレシピのご紹介をいたします。

 七福神にちなみ、七種の具を福に見立てて巻き込みます。数の子の黄色は、金運がアップするよう、なりたい自分になれるよう願う風水パワー。ガンバレ! 自分!

◆材料 
数の子8本、米2合、キュウリ1/3本、えび(小)12尾、三つ葉1/2束、干し椎茸1個、鰹節だし巻き卵4cm、のり(全形)4枚、甘酢しょうが、はじかみ少々、卵3個

A 酢大2 2/3、砂糖 大2、塩 小1
B 干し椎茸の戻し汁 大4、醤油 大2、三温糖 大3
C だし 大4 、砂糖 大2、塩 小1/4、薄口しょうゆ 少々

◆作り方

1. 米は堅めに炊き、Aを加えて混ぜ、うちわであおいで酢飯を作る。
  卵とCを混ぜてだし巻き玉子を作る。
  干し椎茸は水で戻し、Bで10分煮て含め煮を作る。

2. きゅうりは、縦半分に切って斜め薄切りにする。
  三つ葉はさっと茹でて水に取り、水気を絞って長さ3cmに切る。
  えびは頭と背ワタをとり、腹に竹串を挿して真っすぐにし、塩水でさっと茹でて皮をむき、竹串を抜く。
  だし巻き玉子は、幅1cmに切り、さらに縦3等分に切る。
  しいたけの含め煮は、薄切りにする。

3. 巻きスに海苔をおき、酢飯の1/4量をのせ、海苔の向こう端3cmを残してムラなく均一に広げる。中央より少し手前に軽く溝を作り、数の子、かつお節、きゅうり、えび、だし巻き玉子、含め煮、三つ葉をバランスよくのせる。

4. 酢飯の端と端を合わせるように一気にまいて、全体を軽く締めて2分ほど置く。願い事を心で唱えながら、いただく。

 いつものように、上記文章とレシピは【カナディアン・パシフィック・カズノコ協会】提供によるものです。「ガンバレ!自分!」なんて表現、私は絶対に使わないのは、いつもの読者のみなさんならおわかりでしょう。

    

波打ち際のけあらし

 1月26日の朝、女工さんを迎えに車を走らせていると、珍しい現象を見ることができました。波打ち際のけあらしです。けあらしとは、気温と水温の違いから、水面に湯気が出ているように見えるものです。

 よく、川などでは見られるのですが、風が強いと湯気状のものが流れてしまうので、風が強い岩内では頻繁に見ることができるものではありません。 

 この日は波が高く、けあらしの湯気を波打ち際に集めているような情景でした。その様子は刻一刻と変化するので、時間があればずっと見ていたいと思わせるほど。

 写真では、上手に撮れなかったので、うまくお伝えできませんが、モノトーンの冬の日本海の風景も、時折こんな驚く表情を見せてくれるのが嬉しいです。カメラが趣味のみなさん、岩内のこんな風景を撮りにきませんか?寒さ、風には完全防備でね。

にしんが八セットの取材

 にしん製品8品が詰まった岩内の新しいお土産「にしが八セット」。当面のお取り扱い販売店は、いわない道の駅といわない楽座の2店舗のみとなります。申し訳ありませんが、弊社では店頭および通販はいたしません。

 先日、いわない道の駅で、北海道新聞から「にしんが八セット」の取材を受けました。私ではありません。いわない楽座と観光協会にかかわっている橋本専務に、誕生までのいきさつの取材です。

 写真撮影では、道新岩内支局のN氏が道の駅のお姉さんと「にしんが八セット」を、時間をかけて何枚も撮影。「今年一番の笑顔で・・・」「いいよ、いいよ・・・」。お姉さんは中腰で凝り固まって、横らか見たら笑っちゃったわ。

 いろんな人を巻き込んで発売される「にしんが八セット」。商品は全て弊社で作ったものですが、将来的には別の会社の商品が入ってもいいと思っています。岩内町の観光に役立てることが、この商品の目的なのです。

 2月1日発売開始ですからね。もう少しお待ちください。

 

スキーキャリアの今昔

 冬の日曜日は、スキーの話題です。

 私たちが子供の頃、40年ほど前は、乗用車にはかなりの数でスキーキャリアがついていました。岩内のタクシーは全車両と言っていいほどついていた記憶があります。

 ところが今はどうでしょう。我が家のようなごく少数派だけが付けています。家族でスキーをする家庭であっても、キャリアをつけていないという車も多いです。

 その理由は、キャリアにつけなくても、車内に入れることができるからですね。昔のように、200cmもある長い板ではなく、160cm程度。さらに、ワゴン車を持っている人が多くなった事も理由の一つでしょう。

 昔のスキーキャリアは、板を乗せてから、専用のゴムで上手にくくりつけたものです。スキー場に行く時に、車の上に積んであるスキーの種類を見ては、どれくらいレベルで滑る人たちかなんて想像したものですが、そんな風に考える子供は、今はいないでしょうね。

日が長くなってます

 12月の冬至から1カ月ちょっと。今までは、会社に来る時は真っ暗だったのに、今は少し東の空が明るくなってきているのが嬉しいです。

 女工さん達は、帰る時間には暗かったのが、今は薄暗くなっている時に帰る事ができます。もうすぐ日没前に帰宅できることでしょう。

 夜明け前にカラスが電線に並んでいます。鳥目なら見えないんじゃないのか?でも、雪に閉ざされ、ただでさえ餌不足なので、夜が明けて見えるようになったら、すぐさま行動開始の準備をしているのでしょうか。

 日が長くなりつつあるとはいえ、まだまだ冬の真っただ中。気持ちを緩めず、インフルエンザにかからないよう、毎日を一生懸命働きましょう。

冬の砂浜の風景

 昔、東京で雪国の事をあまり知らない人に、こう質問されました。「砂浜の冬の景色ってどんな感じ?」と。

 波打ち際と雪の量との事です。そう言われれば、なるほど。波打ち際は雪がなくって、砂が出ていて、というのは当たり前の説明ですが、何メートルほど砂の幅があってなどという具体的な説明はできませんでした。

 写真は、岩内町のフェリー埠頭の一番東側の防波堤から共和町側を撮ったものです。こうしてみると、何の違和感もないのですが、雪のない都会のみなさんは、どのように感じられたでしょう。

 たまたま波の穏やかな時に撮ったものですが、シケの時には全く違う表情になります。そんな事を考えながら、冬の旅で岩内に足を運ぶというのもいいのではないでしょうか? ケンミンショーに出た、「天ぷらラーメン」も食べなくてはなりませんしね。

予告~にしんが八セット

 平成25年2月1日に新発売となる「にしんが八セット」のご紹介をします。

 岩内町は弊社の他に10数軒の水産加工業者が存在します。一昔前は、50軒を超える加工屋さんが存在していました。そのほとんどがニシンを原料とした身欠にしん、塩数の子などの製造をしています。

 岩内町にとっては、水産加工がこの町の中心産業だった時代もありますが、今は衰退の一途をたどっています。ただし、このまま何もしないでは終わらない。品質の高い岩内町の身欠にしんを初めとして、岩内町にはニシン関連の素晴らしい商品があります。

 そこで、ニシンを原料にした弊社の商品を8品集めた「にしんが八セット」が誕生しました。誕生までの秘話やどんな品目が入っているかなど、詳細はおいおいとお話させていただきます。ぜひお楽しみに。

ニンジンのたらこ炒め

 釣たらこは先日のNHKの「うまいッ!」で紹介されて、たくさんのお問い合わせとご注文をいただきまして、ありがとうございました。

 今日は岩宇4か町村にに配られる広報紙「波稲」に載っていた「ニンジンのタラコ炒め」をご紹介します。岩内の人たちは、生助子やタラコを使って、さまざまな家庭料理を作られますが、私はこのお料理は食べた事がありませんでした。

~彩りも綺麗なタラコの簡単和風料理~
ビタミン類、ベータカロテンが豊富な一品です。1人分82kcal。

◆作り方

にんじんは皮をむいて、5cmほどの長さの細切りにします。
万能ネギは小口切りにします。
タラコは薄皮に切り込みを入れて、包丁の背でしごきながら身を取り出します。
今度はフライパンにサラダ油をなじませ、細切りにしたニンジンを入れてさっと炒め、一味唐辛子を振り入れます。
次に火を止め、タラコを加えてさっと混ぜ合わせて器に盛り、小口切りの万能ネギを散らすと出来上がり。

◆材料(4人分)
●ニンジン 2本  ●万能ネギ 適量  ●タラコ 一腹  ●一味唐辛子 少々  ●サラダ油 大さじ1

 たらこの一腹というのは、おわかりでしょうか?袋が二つの事を言います。途中でくっついていて、その状態でスケトウダラ1匹のお腹に入っています。もちろん、たらこがそのまま入っているのではありませんよ。笑い話かもしれませんが、そう思っていた人を私は知っています。

子供たちよ、雪だるまを作ろう

 お正月から続いていた真冬日も、20日には気温が緩みました。少しでも気温がプラスになると、屋根の雪は一気に落ち、道路もシャーベット状態に。

 写真は、本州からの親戚を連れて某所へ言った時、たまたま見つけた雪だるまです。とってもセンスがいいので、撮らせてもらいました。

 真冬日の続くサラサラの雪では、雪だるまは作りにくく、少し水気が含まれると、粘着性が出て、雪だるまはとても作りやすくなります。こうした事って、雪と一緒になって遊んで自然と身につく雪国の知識です。

 最近は、子供たちが外で遊ぶ姿をあまり見かけなくなりました。雪だるまを作る子もみかけません。ちょっと残念ですが、雪国の子供として、雪だるまを作る知識と経験くらいは持っていてほしいなと思います。

 私の子供の頃? 体より大きいだるまを作ったはいいけど、頭の部分が乗せられず・・・