月別アーカイブ: 2013年4月

めんこちゃんの幟(のぼり)

 弊社の看板商品「めんこちゃん」。釣たらこを原料として、丁寧にひとはらずつほぐし、明太調味に漬け込みました。瓶詰めなので、使うときにはスプーンでひとすくい。

 開発したのは、10数年前。今あるいろいろな変なネーミングの走りの商品です。その後、じわじわと地元岩内町では口コミで販売量が増えて行きました。最初お客様は、「あの辛いピンにはいったやつ・・・・ちょうだい」なんて言っていたのに、今は「めんこちゃんください!」と言って買っていただいています。うれしいですね。

 今時期はちょっとしたお使いものや、堅苦しくないお返しに重宝されています。販売しているのは、弊社の事務所、岩内町とその周辺の数店舗だけです。札幌では唯一ハグマートでミニサイズが売られています。

 写真は、弊社事務所前にしかない「めんこちゃん」ののぼりです。この幟を見にぜひ岩内にいらしてくださいね。おっと・・・そしてめこちゃんをお買い求め願います。

週末の大荒れ

 日本全国、週末の天気は大荒れになって、各地で災害などが発生したようですが、皆さまのお住まいの地域はいかがだったでしょう?

 岩内町内の一部の地域では、停電になったところもありました。弊社工場の一部では、日曜日の夜中の3時半頃から約30分間、停電になりました。特別被害はなかったので安堵しましたが、戻ってもしばらくは眠りにつくことができませんでした。

 写真は野束川の河口から東側を撮影したものです(4月8日月曜日)。波はだいぶ落ち着きましたが、西防波堤のほうを見ると、消波ブロックに当たった波が高いしぶきとなるのが見えました。河口付近は、上流から濁流となって流れた水と混ざり、色が褐色になっています。

 波打ち際には、この強風を上手にとらえてゴメが飛んでいます。商売もこのゴメのように強風逆風を上手にとらえるようでなくてはならないですね。いつもの強引な “落ち” でした。

4月初旬の岩内岳

 3月20日で岩内スキー場は今シーズンの営業を終了しました。しかし、写真のように、まだまだコースは真っ白な状態を保っています。

 例年ですと、ぼちぼちと黒い部分が多くなってくるのですが、今年はやはり雪が多く残っていますね。降雪量が多かったのと、雪解けが遅いためと思われます。

 雪解けが遅いと、岩内とニセコを結ぶニセコパノラマラインという観光道路の通行止め解除が遅くなり、岩内町に来る観光客数に影響が出ます。

 でも、考えましょう。雪が多ければ例年と違った風景を楽しむことができます。それってどんな風景?岩内町在住の皆さま、そんなことを意識しながら観察し、もしも見つけたらぜひ教えてくださいね。

 写真は、4月5日に岩内の市場(中央埠頭)から撮った岩内岳です。

2013北海道マラソンの申し込みは明日から

 北海道のランナーの皆様、いよいよマラソンシーズンが始まりますね。最初のレースは4月21日の伊達からでしょうか?

 今年は雪解けが遅くて、ロードを走り始めるのが遅くなりました。いつもの年よりも冬眠期間が長すぎてしまって、ちょっと体の切れが悪いなぁ~、体も重く感じるなぁ~。やっぱり冬眠期間もちょっとでもいいから走っておけば違うのになぁ~、なんて毎年同じことを言っているこの季節。

 さて、私にとってのメインレースとなる北海道マラソン。今年は明日4月8日からの申し込み開始となります。毎年少しずつ変化していますが、今年はフルマラソンのほかに11.5kmのファンランができたということ。ですから、フルマラソン12,000人、ファンラン3,000人の合計15,000人の参加となり、いよいよ巨大な大会への仲間入り。

 大きくなるのは仕方ないとして、参加できなくなったらイヤだなぁ~と。もしも抽選になってしまったら、1.1倍でも確実に落選するくじ運の悪い私です。など、いろいろ変な考えをしてしまいます。

 まぁ、参加できるできないは、その時のことで考えればいいことで、まずはしっかり体作りをしなければいけませんね。まだまだ寒い日が続きますが、故障が出ないように注意しながら、ゆっくり始動いたします。

新しい停留所ができました

 4月1日から、岩内に新しい停留所ができました。と言えば、すごい事のように思うでしょうが、なんてことはない。今ある路線にひとつ止まるところが増えただけ。その停留所の名前は「権太町通り」。

 それも、一日6往復しかしない路線上です。野束地区の数年前に新しくできた、大きなパチンコ屋さんの前です。この駐車場脇に細い道があるのですが、そこを「権太町通り」と呼ぶとのこと。

 呼び方は「ごんたまち」だと思っていたら、「こんたまち」と私の知り合いは言ってます。権太川という河川も存在します。昔、島野村だったとき、数軒の飲食店があったとのこと。昔の繁華街だったのでしょう。

 不思議なことに、停留所は南側、すなわちパチンコ屋さん側にありますが、反対側の海側にはありません。なぜ?でも、たぶん運転手さんに言えば間違いなく停まってくれるでしょうね。これらの情報は不確実なものですので、もし詳しく知っている方がいたら、ぜひ投稿ください。

 なぜ権太?・・そう考えるのは、私だけ?・・・・のようです。

崋山先生の八訓

 弊社事務所2階から、またまた面白いものが出てきました。渡辺崋山が商人のあり方について書いた「商人八訓」です。

 写真を見てください。雨漏りのシミなどが、なんとも歴史を感じさせて、いい雰囲気ですよね。これは、先代紀伊右エ門が、愛知県に出張した際に、取引先にあったものを見つけて、いただいたものらしいです。

一、 先ず朝は、召使より早く起きよ
ニ、 十両の客より百文の客を大切にせよ
三、 買い手が気に入らず、返しに来たならば、売る時より丁寧にせよ
四、 繁盛するに従って、益々倹約せよ
五、 小遣いは一文より記せ
六 、開店のときを忘れるな
七 、同商売が近所にできたら懇意を厚くして互いに勤めよ
八 、出店を開いたら、三ヵ年は食料を送れ

 その意味は、率先垂範。購入金額の多寡でお客様を区別するな。返品のときこそ大切に扱い次の来店を期せ。繁盛し始めたからといって謙虚さを忘れるな。小遣いの始末をしっかりやれ。初心忘れるべからず。同業者とはよきライバル関係に。従業員が独立したら3年は面倒を見よ。

 なるほど、なるほど。今でも充分通じる訓示ですね。八の意味がわかりませんでした。昔は独立した弟子には協力的な対応をするのは当たり前のようでした。今はどうでしょう?

 ご覧頂いている皆様、たとえあなたが商人でなくとも、ためになる言葉だと思いませんか?読むだけでなく、そのように努力しないとね。

雪融けが進んでいます

 大雪だった今シーズンの雪。雪融けのスピードは、昨年に比べるとかなり遅いようですが、それでも確実に街中の雪は小さくなっています。

 雪に含まれるゴミや汚れが、だんだんと濃縮されて黒い部分が多くなっています。同時に、いろんなゴミも目立ってきます。

 ご近所さんを見ると早く雪をなくすために、スコップで固くなった雪をほぐして融けやすくするなど工夫をするお宅。何日かすればなくなるのだから、自然に任せよう、というお宅など。

 毎年思うのですが、あれだけの雪が降っても、やっぱり春はやってくるんですね~。もうすぐ入学式。新一年生が安全に歩けるように、歩道の雪は早く融かさなきゃ。

 

入学祝いに数の子手巻き

 カナディアン・パシフィック・カズノコ協会から提供された、お祝い事には数の子を食べましょうというレシピのご紹介です。

 入学式シーズンということで、「数の子を春の入学式を祝う手巻き寿司に。バリバリッと音を立てながら食べれば、おいしさが弾けて、新たな希望に向かう力も倍増するはず。」と書かれてあります。

 塩数の子は、今時期スーパーなどではほとんど見かけないかもしれません。そんな時は、味付け数の子でもいいでしょうが、本当は塩数の子の塩抜きしたものが、この手巻き寿司には合うと思います。

◆材料
数の子15本、 米3合、 ブロッコリースプラウト1パック、 赤パプリカの千切り1/2個、
紫玉ねぎのスライス1/4個、 海苔(手巻き寿司用)15枚

A 酢 大4、砂糖 大3、塩小1+1/2
B スモークサーモンみじん切り30g、クリームチーズ50g、レモン汁 小1、ディル粗みじん切り 小1
C コーン60g、マヨネーズ大1、マスタード小1、ロースハムみじん切り1枚
D ツナ80g、万能ねぎ小口切り大2、マヨネーズ小1、醤油小1/4

◆作り方
1 米は堅めに炊き、Aを加えて混ぜ、うちわをあおいで酢飯を作る。
  ツナは、缶汁をしっかり切る。B、C、Dをそれぞれ小さめのボールに入れ、よく混ぜる。
  スプラウトは根元を切る。

2 海苔を横長に置き、酢飯50gを左半分に少し斜めになるように広げる。数の子と好みの具材をまいていただく。

 このレシピ、覚えておいていただいて、入学式だけでなく、お祝い事や親せきがたくさん集まるときなどにも、ぜひご利用ください。

 

研いだお米をうるかす

 北海道弁で『うるかす』という言葉があります。「お米を炊く前に、うるかしておいたほうが、おいしくできるよ」というフレーズ、聞いたことありませんか?

 北海道や東北の一部の方にとっては、何をいまさら、当たり前だろと言われるかもしれません。でも昔、東京出身の私の妻は初めて聞かされたその言葉に、「何それ?」と。

 漢字では「潤かす」。水につけておく、ふやけさせるなどの意味。干物や豆などを水に漬けておくときに使いますが、一番はお米でしょうね。本乾の身欠にしんを米のとぎ汁で戻すときも、「一晩うるかしておく」なんて表現を、意識せずに私たちは道外のみなさんに使っているかもしれません。

 うるかすことにより、うまみを引き出したり、洗い物を洗いやすくしたり、すごいですね。全国の潤と名前の付くみなさん、あなたの名前はそんな力をお持ちですよ。ちょっと強引な終わり方でしたか・・・

味の肴のポスター

 またまた昔のものが出てきました。味の肴のポスターです。味の肴(あじのさかな)とは?スケトウダラを甘醤油で漬け込み、乾かしたものが、弊社で今も販売をしている「みりん干し」です。そのみりん干しを伸したものが味の肴というものです。

 昔は、一年間ずっとこの味の肴だけを作る部署があり、その部署だけで20人近く働いていました。私たちはローラ場(ば)と言ってました。専用のローラーで焼いて伸すからです。

 火であぶってからローラーがけをしますが、この機械が今ではなくなり、新しく作るとなるとめちゃくちゃ高いものになってしまいます。やむなく「味の肴」の生産は中止となりました。ファンの皆様には大変申し訳ございません。

 写真は、昭和40年ころのものと思われるポスターです。今でも使えそうな立派なものです。古い居酒屋などで、ホッピーなどのポスターの横に並べると、いいレトロ感が出るように思えます。

 子供のころ、このポスターにある「な」の字をいつも「ふ」と読んでしまっていました。「あじのさかふ?」