端午の節句の食べ物は、岩内町では柏餅ではなく圧倒的に「べこ餅」。東京出身の妻が岩内に来てカルチャーショックを受けたいつくかの中に、この「べこ餅」の存在があります。
私はべこ餅が端午の節句に食べるものというのは最近気がつきました。それほど岩内の人間にとっては、「べこ餅」は身近な存在です。
白と黒のツートンのものが多いですが、岩内では黒一色のものが多いと思います。牛の事を「べこ」と言うので、べこ餅の由来は白黒のホルスタインからきているという見方が一般的ですが、岩内の一色の事を考えると、べっ甲からの由来ではないかと思ってしまいます。
写真は岩内の老舗さんまるの団子屋さんのべこ餅。経木に包まれ、本物の笹の葉の上に乗っていて、これぞ伝統といった雰囲気を出しています。形が葉っぱ模様ともう一つ丸みを帯びたもの。どうしてかわかりませんので、今度さんまるさんに聞いておきます。
どう?食べたくなったでしょ。シンプルな味がなんとも言えないです。おいで、岩内に。