先週の9月22日(日)にルスツリゾートで行われたトレランに出てきました。種目は70km、50km、30km、16km、6kmとさまざまありますが、私は30kmの部に出場。この大会は初参加。
70kmの部は朝まだ薄暗い5時にスタート。私たち30kmは8時のスタートでした。遊園地の観覧車がある場所がスタートとゴール。Eカードと呼ばれるものを持ち、10か所あるチェックポイントを通過するときに、それをセンサーに当てて認識してもらいます。
残念なことに、私は一か所チェックが抜けていて、記録証にはDISQの文字。disqualifyという意味らしく、「失格者」。私としては、きっちりすべてのポイントでチェックをしたはずなんですが、表彰されるわけでもないので、文句言わず。
トレランは、マラソンの大会に比べると、係の人数が少なく、道も間違いやすいのです。でも、ちゃんと地図も渡されるのですから、間違えずに走る事もトレランの実力だと言われます。後日、ホームページで順位の掲載があり、なんと4位と判明。ポイント間の時間や順位まで見ることが出来ます。やはり私は、後半じわじわと順位を上げるタイプでした。
好成績の理由は、いつもの上位者が50km、70kmの部に出たためでしょう。トレラン人口が増えれば、こんな順位はもう無理でしょうね。
辛くなってくると、下を向いてばかりで、道を示す印を見落としがち。マラソン大会に慣れた人でトレランに参加してみようと思う方は、マラソン大会のようなサービスを期待しないほうがいいです。また、半分は登山の知識を持たなければならないという事を忘れずに。と言いつつ、私は下を向いたら色あせていた500円玉を拾いました。
さて、レースはルスツのスキー場の3つの山を登るという感じ。1つ目の山では、二人の若者との競り合いで途中で私が抜け出ました。70kmの走者をどんどん抜いていきます。3時間も前にスタートしている彼らは、当然のことながら弱った表情。後半に出会うと、声すらかけるのが気の毒といった、うつろな目と全身に力が入らない動き。
スキー場の頂上近くの傾斜は、這いつくばる感覚。でも、ニセコの時もそうでしたが、スキーを履いていると緩く感じるこの坂が、何でこんなに急なのさ、と心臓をパクつかせながらよじ登っています。
最後は16kmの人達と競いながら、ゴールへ。遊園地にはたくさんの家族連れ。そんな中、ゼッケンをつけた汗臭い私たちが走っているのですから、どんな風に見られたのでしょうかね。
ニセコで知り合った自衛隊のTさんも同じ30kmの参加。スタート前で声をかけてくれました。今回、帰りに真狩温泉に入って食事をしていると、そのTさんと偶然の再会。よく聞けば、フルマラソン2時間30分を切るとんでもない人。それでも初参加のニセコのトレランは私の一つ前の9位ということですので、トレランは経験が重要な要素のようですね。
帰りがけ、駐車場で参加者らしき人達が「きつかったけど、楽しかったね」とお話をしていました。天気がよく、景色もよくって、達成感がそう思わせたのでしょう。もちろん私もそう感じた一人です。トレラン人口もどんどん増えてきそうな予感がします。