2013年9月8日(日)にニセコでトレイルランニング30kmに参加してきました。30kmと言っても、GPS時計をつけたランナーに言わせると、30kmはなくて、25kmくらいしかないとのこと。まぁ、そんなことどうでもよくって、参加してみればその厳しさを体験できます。
昨年は土砂降りの雨と雷によって、コース変更で10km×2周という事になりました。2年前に私は初めてこのトレランというものに参加し、普段のマラソンとは違った楽しさを覚えました。
今年は曇り時々晴れ。羊蹄山はスッキリ見ることはできませんでしたが、適度に日差しをさえぎってくれて、走りやすかったです。
結果は30km男子127人中10位。3時間43分16秒。2年前は3時間50分の16位でしたので、タイムと順位それぞれ上がって、満足しています。
最初の急登で体力差が出ます。上位の人達はほとんどその登りで順位が固定されるようなものです。私は五色温泉側からの上りで一人抜きましたが、スキー場方面に降りる時に、ストックを使っためちゃくちゃ速い若者に追い越されました。
悪名高き東山スキー場に行く林の中は、例年に比べてコース整備がされていて、走りやすかったと思います。その最後で一人を抜くことが出来ました。若い人とのバトルはなかなかハードでしたが、たぶん、私に譲ってくれたのでしょう、その好青年。
普通の登山客ともすれ違います。その時は、できるだけ邪魔にならないように気を使います。「お騒がせしてすみません」と言うと、「がんばってね」と優しく返答してくれます。登山しながら走っている私たちを楽しんで見ている人もたくさん。「あんた、今12番目だよ。でもシニアなら1番だ」と声をかけてもらった時は、嬉しかったですね。
登山中の小学生には、何度も大きな声で「がんばれ~!」と私の姿が見えなくなるまで応援してもらえました。私はその声を背に受け、手を振りながら、急に速くなってしまいました。
ゴール後に、スタッフに「表彰はシニアの部はないの?」と言いましたが答えはNO。でも、私が最後に抜いたFさんは「そろそろ作ってもいいんじゃない」とフォローしてくれました。こんなふうに自身と近いタイムの人とは、初めてでも気軽に話しが出来て、知り合いになれるのも、この大会のいいところですね。温泉に入りながらも走り終わった人と話が弾んでトレラン仲間が出来ました。
マラソン大会の後では筋肉痛にならないのに、さすがにこの大会の後は2日ほど筋肉痛を味わいました。1位から3位までは現役大学のスキー部。そんな中でもこの年齢でよく走り切ったと思います。でも、ペース配分や補給の仕方を見直して、下りの走りが上手になれば、まだ速くなれるような気持ちがあります。たぶん、錯覚でしょうがね。
NACのホームページにYouTubeで動画を見ることが出来ます。スタートだけ私が映っているのですが、見つけられるかな?