同業者の工場がまたひとつ解体されました。ヤマブン小坂商店さん。商売はすでにやめておられましたが、建物がいよいよなくなってしまいました。場所は岩内警察署から円山に向かっていく途中の左手に位置します。
私が子供のころはヤマブン鍛元商店と呼ばれていました。後継ぎがなく、そこで働いていた小坂さんが事業を継承。屋号はそのまま残し、小坂商店と名称が変わりました。
平地になって今後はどうなるかわかりませんが、こうして昔の加工屋さんの建物が1つ1つなくなっていくのは、寂しいものです。大浜地区でも数年前に、国道に面していたマルセ伊藤商店とサイチ猪股商店さんが廃業し、跡地はセレモニーホールへと変わりました。
岩内町で現在稼働している水産加工工場は、10数軒ほどになってしまいました。岩内町の礎を築いた水産加工業。時代は確実に変化しています。ただ、残すべきものは残すための努力をしなければなりませんね。頑張らなくっちゃ!