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第15回NACトレイルランニングinニセコの報告

2014年9月7日(日)にNACトレイルランニングinニセコ30kmの部に出てきました。結果は3時間54分55秒。男子の部で14位でした。

私の参加は今年でもう4回目になりますが、毎年参加者が増えています。表彰式は4年前までは全員が戻ってきてから行っていたのですが、今年は最初から1時と決めていました。また、抽選会も昨年まであったのですが、今年はありませんでした。

このように、参加者が多くなると、それだけ張り合いが出るものの、和気あいあいとした雰囲気が遠くなってしまう感じは歪めません。増加の理由は、マラソン主体で走っていた人たちが、新たに参戦しているものと思われます。

今年も、そんな足自慢の方がスタート前方に立っていました。声をかけると、ニセコのトレランは初めてとのこと。初参加でワクワクしているというのですが、最初の1000段を越える急登では、私よりも前にいたのに、途中で膝に両手をついて、立ち止まっていました。初戦の洗礼を受けてしまったようです。このニセコトレランに初挑戦される方は、最初の登りだけは「クレイジーな登り」と思っていてください。

今回は初めてストックを持っての参戦。いつも下りがペースをつかめずに苦戦してしまっていたので、今年は練習時からストックを使っていました。トレランでいつも上位に名前を残すMさんが私の前。もちろん抜こうと思っても抜けません。ところがアンヌプリスキー場への下りになると、そのMさんは、私に道を譲ってくれました。

五色温泉からのアンヌプリの登りではたくさんの登山客。登山客にしてみればこのトレランの連中は邪魔に思うのが普通です。ですから、できるだけ私は普通に声をかけながら追い越させていただきます。そんなとき、若い女性が、「紀さん、紀さんでしょ、なんでここにいるの?」と。タイムレース中なのに、「一緒に写真撮って」などとしばしの盛り上がり。私もレース中に友人に会えるとは思ってもいませんでした。

下りのスピードが例年より速くなった分、足への負担が増えたのでしょう。足が動かなくなってしまいました。俗に言うガス欠。すると、前半で抜かせてもらったMさんが抜いていきました。まもなく太ももがピンと張ったまま。これって攣ったというのかな?こんな足の状態は、ジムの筋トレで無理して足がパンパンになった時のよう。ポケットからチョコレートを一口入れてまもなく、楽になりました。ちょっとビビりましたね。

ゴールのアナウンスは10キロの同ナンバーの人に間違えられました。きっとこのオヤジは30kmの部でこんなに早く戻ってくるはずないという、先入観があったことでしょう。最後に抜かれたMさんには、「強いですねぇ~」と私からほめ言葉。すると、「下りはめちゃくちゃ速かったですね。」と逆にほめられました。昨年までは下りを苦手としていたので、ちょっと嬉しいですね。

昨年より遅くなったけど、北海道マラソンの一週間後ということもあるし、いろいろと人体実験をしたので、今後のいい経験になりました。このトレランでは、辛い時ほど笑顔を出せるようになりました。これって私は「はんかくさい」人間なのでしょうかね?

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