岩内から雷電の刀掛岩にかけての道は、たくさんの長いトンネルが存在します。昔は小間切れのトンネルや落石防止の覆道がいくつも連なり、合間には海や絶壁の様子を見ることができました。
1996年古平町の豊浜トンネル崩落事故を受けて、海岸線の危険なトンネルは見直され、岩内町の雷電海岸の小さなトンネルも当然見直しがかかり、現在のような長いトンネルが新しく作られました。
そうすると、景色が見える場所が少なくなりました。写真は、岩内から雷電に向かって雷電トンネル(3,570m)を出たところにある駐車場です。ここから見える絶壁には、今雪融け水による滝が数本できているのが見えます。
写真ではよくわかりませんので、実際に現場でご覧いただき、その迫力を感じ取っていただければと思います。雪融けが急ピッチで進んでいますので、絶壁に雪がついているのも、あと数日でしょうね。