20年以上前に北海道水産物荷主協会という会合でいただいたと思われる風呂敷が出てきました。そこには、魚偏で書かれたたくさんの漢字が並んでいました。
よくお寿司屋さんの大きな湯のみや割り箸入れの紙に書かれてあるものは今でも見かけます。みなさんはこの魚偏の漢字をどれくらい読むことができるでしょう?
数の子は「鯑」。めったに食べられないから“まれ”だと思ったら、細かいという意味でつけられたらしい。ニシンは「鰊」と「鯡」の二つの文字があります。中国では鰊は小魚を意味するようで、鯡は魚にあらざるという、米何俵にたとえて勘定されていたから。
さて、あなたにとってこの魚偏の好きな漢字はありますでしょうか?私は旨いがやっぱり一番ということで、お寿司(鮨)でございます。