先日、岩内町の福島印刷さんの事務所に入った時に、「雷電温泉病院」と書かれた薬箱を目にして、思わず写真を撮らせてもらいました。私が「これは珍しい!」と喜んでいると、福島さんはキョトンとして「そうですか、私は毎日見ているので何とも思わなかったのですが・・・」と。
雷電温泉病院というのは、最初はどなたかの別荘だったそうな。それを温泉療養を兼ねた病院として営業されていたと聞きます。もしも違っていたらごめんなさい。
1980年代の前半で廃院され、2005年に解体され今は残っていないということです。雷電温泉の山奥にある朝日温泉に行く途中ですね。冬はどうやって行くの?と思うような険しい場所です。
今となってはそんな不便な場所なのですが、当時の雷電温泉街というのは、それなりの集客ができる観光地だったということではないでしょうか。水戸黄門の印籠ではありませんが、いろいろなことを想像させる薬箱でした。