月別アーカイブ: 2016年9月

北海道新聞経済面特集記事で一八の節電が紹介

2016年9月29日(木)の北海道新聞の経済面で、節電の記事が掲載されました。その中で弊社の省エネに関する記述があります。写真の上の方が乾燥機の様子です。マスコミ対策をしない無防備な私が立っています。

北海道経済産業局の北国の省エネ大賞をいただいたのが2012年。それからというもの、省エネ関連の話が出るたびに、取材が入ってきます。今回も何でさ?といった感じ。

何度も言っていますが、省エネ対策する前と比べて何%電力を使わなくなった、などという表現は、裏を返せばそれまでいかに無駄な電力の使い方をしていたかという恥さらしでもあります。

原発の発電が停止して以降、2度の電気料金値上げによって約25%の値上がりとなりました。加工屋さんは、乾燥機や冷凍機などの電力使用量は大きいので、経営に直結する厳しさが続いています。と言うことも少し、ご理解のほどを。

20160929_30

 

Made in 北海道 で6位!

東京・アクアシティお台場3階に「Made in 北海道」という期間限定アンテナショップがあります。そこで弊社の「にしんすぱ」を扱っていただいているのですが、そのお店の売上ランキングの6位になっていると9月27日の北海道新聞に掲載されていました。

正直、びっくりしました。注文はFAXでいただくのですが、「貴社、商品の売れ行きが非常に良いため、追加注文をさせていただきたく思います。」と書かれてあります。この文章、他のメーカーさんにも書いているのかなと思いましたが、どうやら本当だったのですね。

東京での販売は、まだ他店ではないので、珍しいからということで購入していただいているのかもしれません。ただ、商品コンセプトは都会の人たちに手軽にニシンを食べてもらいたい、というものですので、このランキングは正直、認められたような感じで嬉しいです。

新聞で見つけた人からは、続々と「見たよ!」と報告をいただき、我が事のように喜んでもらえて、喜びが広がっています。期間限定で、2017年2月26日までです。こうなったら、さらに上位に来て岩内町と一八の名前が有名になるよう、東京のみなさん、応援願います。

dsc_0749

はしご酒がなくなったのは?

毎年9月に行われていた岩内町の「はしご酒」のイベント。過去12回行われていた定番イベントでしたが、今年はありませんでした。岩内町のHP、後志iネットのページを見ても、「今年は中止になりました」とだけ書かれてあります。なんでなくなったの?と素朴な疑問がわきますね。

かつて、小樽を凌ぐ飲み屋が存在していた岩内町の繁華街。それらを盛り上げようと企画されたものでしたが、参加飲食店が減ったことが一因です。早い時間帯で行われるそれは、めまぐるしく入れ替わりするお客に対応するのが大変。1,000人以上繰り出す人は、イベントに参加しなくても、その後の客のお相手だけで充分と考える店主が多くなったためではないかと。

もちろん、店主の高齢化もあるでしょうが、損得抜きでイベントを盛り上げようとする人が減ってしまったのは残念ですね。こういう現象は飲食店さんに限ったことではなく、我々水産加工業にも言えることで、私からは批判はできません。

いろいろな意味で商売そのものが余裕がなくなっているのは確かです。はしご酒を楽しみにしていた方は、声を大きく「やってほしい!」と言ってはどうでしょう?商人にとって、「客からの強い要望」は立派な動機づけになります。写真は後志iネットさんからお借りした過去のイベント風景です。

img_1432

 

今度の日曜日は秋の深層水まつりです

今度の日曜日9月25日は、秋の深層水まつりです。毎回少しずつ趣向を凝らし、来場していただくみなさんが楽しめるように企画しています。

6月の深層水まつりは、雨のために建物の中での販売となりましたが、今回はたぶん大丈夫でしょう。イベントの締めくくりの餅まきも、青空に向かって投げる方が気持ちいいですものね。

今回の初ものは、フリーマーケットが登場することと、岩内海産商青年部がチキンステーキを焼いての出店。海産商青年部がなんでお肉なの?という疑問が出ますが、種を明かしましょう、8月の怒涛まつりで残った食材のチキンの在庫セールです。たぶん、かなりお得な価格での提供になると思います。

一八ももちろん出ます。定番になりつつある、にしんすぱのハネ品も数量限定での販売をいたします。残念ながら当日私は不在ですが、妻が一人で頑張って販売をしますので、私の悪口でも言いつつ、ねぎらいの一声をおかけください。

20160922_41

岩内岳からの秋の岩内平野

秋を感じる岩内湾の景色。この写真は9月18日の午後、岩内岳9合目付近から撮影したものです。雲と水平線が重なっているために、ちょっとわかりにくいかもしれません。

岩内岳山頂から岩内町の風景は町全体はちょっと見えにくいのですが、9合目の指標が建っているところからは、ばっちりです。下山して駐車場でお話をした札幌の男性は、海がこんなに間近に見えて最高ですと喜ばれていました。

この写真の右側は岩内平野の共和町の田んぼが黄色く色づいているのがわかります。海の色も真夏の青から紺色に。空は秋を感じるすじ雲が。こんな風景を見ると、ああ、夏は終わったなと感じます。

紅葉は8合目付近で始まっていましたが、見ごろはこれからといった感じです。秋の行楽予定がまだでしたら、岩内岳登山も候補の一つにいれてください。もちろん、お土産は一八の商品を。

20160918_20

どさんこプラザ「にしんすぱ」テスト販売終了まであとわずか

札幌駅構内にある、北海道の食材専門店、どさんこプラザ。3か月単位でテスト販売というシステムがありますが、7月~9月で扱っていただいているのが、弊社の「にしんすぱ」。

この3カ月の売上状況を見て、通年で販売されるかどうかが決まります。まぁ、会社での雇われ側にとっては、試用期間みたいなもの。その期間でちゃんとした成績を収めれば、本採用になるってところですか。

陳列場所はちょっと面白い。常温保管が可能という商品ですので、冷蔵冷凍の棚ではなく、乾燥パスタやレトルトソースなどと一緒に並んでいます。要するに、パスタコーナーですね。ここの棚の商品で、オリジナルの北海道パスタを作れちゃう。

少しずつ、「にしんすぱ」を置いていただけるお店が増えると思いますが、今のところはまだ助走段階。どさんこぷらざでの定番商品にしていただくため、札幌駅を使うことがありましたら、ご協力願います。

20160710_07

 

2016年秋の軽トラ市は9月18日

今度の日曜日、9月18日は秋の軽トラ市が開催されます。駅前通り商店街の通りを歩行者天国にして、軽トラックが商品を販売するお店となります。(写真は昨年の開店準備風景)

荷物は軽トラックに積んで来て、終わればそのまま荷物を積んですぐに帰ることができるという利便性。発祥地は岩手県の雫石町。当日は、その雫石町の軽トラ市の歌がしつこいほどに流れます。

今回の出店トラックは14台。残念ながら昨年より少なくなってしまいました。農作物を販売する人たちが、作物が不足気味で売るものがないということが理由のようです。

そんな中で、一八は皆勤賞もので連続出場を続けています。目玉商品の「訳あり身欠」はすっかり定着して、固定客もたくさん。いつもありがとうございます。今回はそれだけではありません。まずは見てください。お待ちしています~!

20150920_08

2016年の秋サケ漁が始まりました

岩内の市場では、秋を代表するサケの漁が始まりました。まだ最初なのでそれほどの水揚げはありませんが、今後は少しずつ増えると思います。

さて、写真はサケのオスとメスの写真です。違いがお分かりでしょうか?人間と同じですよ。よく見れば、男性っぽい顔と、女性らしくやさしい顔。

市場では、一尾づつ選別をかけ、メスとオスに分けられます。オスは淡水を含んで体の色が変化する度合によって、A、B、Cと細分されます。そのほか、小、キズに分け、それぞれの入札にかけられます。

弊社では、岩内の市場に水揚げされたオスのサケを使って、サケトバを作っています。メスは卵に栄養をとられるので、トバを作るには、オスの方が適しています。ということで、一八のサケトバのご購入をお待ちしています。

20160913_09

20160913_13

 

長雨の後の秋の気配

先週はずっと天気の悪い日が続いていた北海道。特に道東は立て続けの台風の影響による交通障害がニュースで取り上げられています。岩内周辺では、自然災害による大きな被害は聞こえていません。

9月11日は久しぶりの青空を見ることができました。岩内近郊の田んぼを見ると、黄金色に色づき始め、収穫までカウントダウンといったところでしょうか。

そば畑は機械による収穫が行われていて、畑がパリカンで刈られた坊主頭のように、すっきりとした状態に変化していました。

パノラマラインはまだ紅葉には早いようですが、空を見ると夏の雲と秋の雲が同居しているような状態。きっとすぐに秋風を感じることでしょう。そして、ついこないだまで「暑い暑い」と言っていた岩内人は「寒い寒い」と言うようになります。

20160911_37

 

一八紀商店の解体

弊社現会長紀八郎の妹夫婦が営んでいた日用食料品店、「一八紀商店」。ご夫婦が他界してからは、お店はシャッターを閉めていましたが、このたび、店舗兼住宅の解体作業が始まりました。

この土地の記憶を持っている方にとっては、八興会館の並びのお店と言ったほうがいいでしょうか。私が子供の頃は、大浜海水浴場に一番近いお店だったので、夏の店先には浮輪や海水浴道具がたくさん並べられ、店先のベンチに腰掛けてアイスを頬張る子供のイメージがあります。

裏手には、昭和29年の大火後に建設されたブロック住宅が立ち並び、昭和40・50年代には多くのお店の利用客がいたと思います。今は八興会館も、ブロック町営住宅もなく、風景は大きく変わりました。

そして、またその昭和の風景の一つが消えようとしています。私の従姉妹の実家でもある建物。自身の住んでいた場所がなくなるのは、当事者でなければその感情はわからないものでしょう。

20160908_20