月別アーカイブ: 2016年10月

水産物は全道的な不漁で高値

最近マスコミで北海道の魚価が値上がりしているとよく流れているのを見聞きしませんか?北海道の代表的な水揚げとして、ホタテガイ、サケ、イカ、昆布といったものがあげられますが、いずれも不漁で水揚げが少なく、価格は反比例して値上がりしています。

魚種によっていろいろな理由がありますが、主な理由としてホタテや昆布は台風の被害などの影響。サケはロシア海域での流し網の禁漁から始まり、水温が高いせいか全道的な水揚げ不足。年末のいくら製造を予定していた加工業者も焦る一方。

イカは水温のせいか、各地で不漁となり函館のイカを原料とする業者さんも大変な思いをしています。岩内の市場でも、加工用の木箱(写真)が一箱1万数千円という値がつくほど。数年前は千円前後の値段が10倍以上の値になったのです。

弊社では、主として扱うニシンは北米からの輸入が中心。ですから、販売する身欠にしん、数の子の価格については昨年とほぼ同等とお考えください。マイナスイメージ先行で、魚離れになることが一番怖い事。みなさん、加工業者もがんばりますので、お魚を食べなくなる事だけは避けてください。

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カネタ吉田蒲鉾店さんが新装1周年記念セール

岩内町の西、御崎に店舗を構える老舗カネタ吉田蒲鉾店さんが、お店のリニューアルオープン1周年記念のセールを10月29日(土)、30日(日)に行います。天気はすぐれないようですが、ちょっと足を運んでいたただけると嬉しいです。

新聞広告に3社合同で載せると、商工会議所から補助が出るとの事で、弊社も誘われました。一八からは、「訳あり身欠にしん」と、「にしんすぱ」が特価で販売されます。ただし、一八の店舗ではなく、販売は吉田蒲鉾店さん内ですのでお間違いなく。弊社からは商品を卸しただけです。

こちらの若奥さんは、郷土愛丸出しの行動を最近しています。フェイスブックでは、「なまら岩内」というページを作り、岩内のイベントやお店などを紹介しています。また、吉田さん家!というミニ新聞を手づくりして身近な情報を発信しています。10月号は弊社も紹介いただきました。一八の住所が違うのはご愛嬌。

最近結成された、「しり女」という後志各自治体からの元気のよい女性集団にも岩内代表として参加。このエネルギーは、やはり岩内の女性だと感じます。旦那様はとても口数少なく、職人気質。岩内だなぁ~。だから、創業118年もの歴史があるのか。

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道新にまたも「にしんすぱ」の記事が・・

東京のアクアシティーお台場で「Made in 北海道」というアンテナショップが開催されている事は、ここでも先日ご紹介していますが、また2016年10月24日の北海道新聞に、弊社の「にしんすぱ」も含めた記事が掲載されました。

写真で赤線を引いている内容をご紹介しますと、「・・・一方、じわりと売り上げを伸ばす「新顔」も少なくありません。その一つが、一八興業水産(後志管内岩内町)のパスタ具材用ニシンのオイル漬け「にしんすぱ」。ホエー(乳清)を使って青魚の臭みを抑えた点をアピールし、現在6位と健闘しています。・・・・

嬉しいですね。遠藤店長が手にしている商品の中にも、しっかり「にしんすぱ」が見えます。この記事は道新さんの広告でもあるようです。弊社は広告費用は出していませんが、こうして掲載されると今後の営業活動がしやすくなります。

このアンテナショップのイベントを3日間限定で札幌でも行われるようです。「どうしんFan-Fanフェスタ『ありがとうの日。』のイベントとして北海道新聞本社1階DO-BOXで開くとのこと。お近くの方、ぜひ覗いて「にしんすぱ」の売れ行きをご確認ください。

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岩内町内の紅葉

岩内町の街中で紅葉が綺麗な場所はどこ?という質問に、あなたはどことお答えになりますか?

以前調べ物をしていた時に、岩内町の町木がナナカマドだと偶然知りました。そのナナカマドが多い岩内の街路樹がここ数日でどんどん赤く色づいています。協会病院、役場を結ぶ八幡通り、ホテルいのうから宮園に向かって伸びる道等は、赤い葉と真っ赤な実が目立ってきています。

写真は第二中学校から北に向かって伸びる道。イチョウの黄色がその木によって色づき具合が違うのが面白いです。アスファルトの上に黄色い落ち葉が散らばっているのを見ると、「ああ、冬が来る」と思ってしまいます。

紅葉になる気温の目安は8℃。先週は雪の便りも聞かれるほど一気に気温が下がりました。パノラマラインも本日から冬期間の通行止めになりました。気ぜわしくなってきますが、ちょっと街路樹に目を向けてあなただけの紅葉を探してみてはいかがでしょう?

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岩内高校野球部員がたった一人

2016年10月19日の北海道新聞後志版に、岩内高校の野球部員が1年生久々江君たった一人で練習を頑張っているという記事が掲載されました。

3年生部員が夏の大会後に引退。その後は部員がたった一人になって、それでもOBや先生に支えられて黙々と練習に打ち込んでいると紹介されています。来年4月に新入部員が8人以上入らねば、近隣の高校との合同チームとなるようです。

岩内高校卒業生のみなさん、この事態を在学中に想像できましたか?生徒数が少なくなった事が一番の原因でしょうが、まさか野球部が存続の危機とは。私たちの時代に存在感が強かったラグビー部も今はなくなっています。

少子化地方の縮小の影響は、このように子供たちが好きなスポーツをしにくい状態を作ってしまっています。深く突き詰めれば、いろいろな議論が出てきそうです。それはさておき、一人でも久々江君、がんばれ!応援しているよ。

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宮園の道路が拡幅工事中

岩内町の中心地から第一中学校へ進む道路が拡幅工事中です。協会病院の坂を下り、岩内高校との三叉路を左に曲がったすぐそこです。

昨年、三叉路の橋が架け替え工事が行われて道路が広くなりました。今回はその延長にあります。夏場はあまり気になりませんが、冬は道路の両側が雪の壁となって、すれ違うのも大変でした。

拡幅工事の場合、だれかの家が取り壊されたり、どこがどのように削られるのだろう?と予想してしまいます。この場所では、写真右側の重機が置いてあるところにあった建物が取り壊されました。その手前の尾崎商店さんは、後ろに引っ込んで建て替えられました。

岩内出身の方が、たまに帰省してあれっ?とびっくりするのは、まずこうした道路や建物が変わったことを目にするときでしょうね。荒廃していく街並みを見るよりはいいでしょう。

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雷電海岸の絶壁も紅葉

岩内町から雷電温泉までの切り立った崖は、幾度となく落石の恐れから通行止めになり、古平のトンネル崩壊の大惨事を受けて、長いトンネルでつながれるようになりました。

その結果、切り立った崖から流れ落ちる滝も見えなくなるし、海を見ることができる場所も少なくなりました。観光と安全は裏腹にあるという象徴でしょう。

写真は10月16日。場所は岩内からだと3つ目の長い雷電トンネルを抜けたところにある駐車場から撮ったもの。私の携帯では色が鮮やかに表現できないのが残念ですが、紅葉まっ盛りです。

フェイスブックでは、各地から紅葉のお便りがアップされていますね。年末にかけての繁忙期まっただ中の現在、紅葉は心をちょっと落ち着かせてくれるいい薬です。今週は街の街路樹も変化してくることでしょう。

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サンサンの湯が少しずつリニューアル

岩内町の円山地区にある温泉、「サンサンの湯」。昔は町営で一度は解体するとまで言われた施設。仕事を引退された伊藤夫妻が買い取り、現在オーナーとして頑張って営業を続けています。

よくいう「源泉かけ流し」の湯。温泉好きの札幌の友人はサンサンの湯のことを「北海道でも一番か二番の泉質じゃない」と言ってます。もちろん、嗜好の違いはあるでしょうが、特に熱い湯が好きな方には私もお勧めいたします。

さて、常連さんが少しずつ減る中で黙っていても先細るだけと、いろいろと集客努力をしています。写真にあるように、ミニカウンターを作り、コーヒー、ビールなどの提供。そして、一八の商品が置いてあります。これで、岩内岳から降りてサンサンの湯に入って、お土産も買うことができます。登山家のみなさん、ぜひご利用を。

犬好きでもあるオーナーは、ドッグランとドッグカフェも作りました。温泉によくある大広間はもちろんありますが、こうした今までにない需要の掘り起こしにも力が入っています。まだ入った事がない方は、ぜひ一度ご入浴を。これからの季節は、本当に体が芯から温まります。

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稲刈りはもう終わっていました

今年の稲刈りはすでに終わっていました。久しぶりに山の方へ行ってみると、あらまっ、もう稲はなくなっていた。という状態。そんなことわかっているさと言われそうです。

日が長かった頃は仕事を終えてから、ランニング中に稲の生育状態を見る事ができましたが、年末に向けての仕事が繁忙期となっている今は、なかなか田んぼの方に行く機会を失っています。

先週は天候が安定せず、気温も冬がすぐそこに来ているような寒さ。思わずストーブに火をつけたというご家庭も多いようです。短い秋を通り越して冬に向かっているようなここ数日。

季節は確実に変わっています。10月10日の朝は岩内岳も初冠雪。暑い暑いと言っていたのに、今は寒い寒いと言い始めた、季節にちょっとわがままな北海道の人たちです。

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2016年のサケ漁は?

秋サケのシーズンに入って、市場では連日サケが水揚げされています。残念ながら数量の伸びは今一つといったところです。

これは、岩内だけの話ではなく全道的に漁獲が少なく、浜値の方も高いまま推移しています。普通、卵が入っているメスの方が高く、オスの3倍くらいの値段になっているのですが、今年はオスの方も高くなっていて、今年は10数年前のメスの価格に匹敵しています。

一八のサケトバは、岩内のサケのオスのみを原料に作っています。最近はいわない道の駅でも売上ランキングに載るほどの人気。自称サケトバ通というお客様も、北海道のサケトバで弊社のが一番美味しいとお電話でお話されていました。海洋深層水を使い、皮を取り除いてソフトに仕上げ、独自製法で旨みを引き出した自信作です。

現在、新物の原料で仕上がったサケトバを販売し始めました。原料は高いながらも、お客様のお誉めの言葉を受けたら、作らないわけにはいきません。ということで、一八のサケトバ、価格は昨年同様据え置きで頑張っていますので、よろしお願いいたします。道の駅、北緯43度さん、サンサンの湯でお求めください。岩内町以外では販売しておりません。

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