最近マスコミで北海道の魚価が値上がりしているとよく流れているのを見聞きしませんか?北海道の代表的な水揚げとして、ホタテガイ、サケ、イカ、昆布といったものがあげられますが、いずれも不漁で水揚げが少なく、価格は反比例して値上がりしています。
魚種によっていろいろな理由がありますが、主な理由としてホタテや昆布は台風の被害などの影響。サケはロシア海域での流し網の禁漁から始まり、水温が高いせいか全道的な水揚げ不足。年末のいくら製造を予定していた加工業者も焦る一方。
イカは水温のせいか、各地で不漁となり函館のイカを原料とする業者さんも大変な思いをしています。岩内の市場でも、加工用の木箱(写真)が一箱1万数千円という値がつくほど。数年前は千円前後の値段が10倍以上の値になったのです。
弊社では、主として扱うニシンは北米からの輸入が中心。ですから、販売する身欠にしん、数の子の価格については昨年とほぼ同等とお考えください。マイナスイメージ先行で、魚離れになることが一番怖い事。みなさん、加工業者もがんばりますので、お魚を食べなくなる事だけは避けてください。