月別アーカイブ: 2016年11月

お近くの公衆電話の場所はご存知?

携帯電話の普及とともに公衆電話が消えてゆく話題はよく見聞きしますが、この岩内町も例外ではなく、公衆電話がなくなっています。

写真は岩内町の北洋銀行の裏手にある、万代公園の中にある公衆電話です。見つけた時は、おっ、まだ中にちゃんと電話があるぞ、なんて思ってしまいました。バスターミナルや病院などにはあるのは知っていますが、このようなBOX型はほとんど見かけなくなりましたね。

この公衆電話は、かさ上げされていて、高くなっています。なぜって、雪が降るとドアの開閉ができなくなってしまうから。先日ご紹介した消火栓の冬バージョンと同じく公衆電話にも雪対策がしてありした。まぁ、考えてみれば、それだけ設置費用がかかるということですね。

私が東京でサラリーマンをやっていた時代は、外出先から会社へ電話をかける時は公衆電話から。帰宅時間に「帰るコール」をする駅の公衆電話は順番待ちになっていた風景も蘇ります。若い人たちにとっては、「なにそれ?」ですね。

20161127_29

「なまら岩内」が大活躍!

2016年11月18日の北海道新聞後志版でも取り上げられましたが、カネタ吉田蒲鉾店の若奥様とお友達の藤田さんがたち上げているフェイスブックの「なまら岩内」。そのエネルギーはどんどん加速中。

事の発端は、同級生が岩内に帰ってきても、「何もなくてつまらない」と言われショックを受けたこと、と書かれてあります。そんな事ないよ、岩内にはいっぱいいいところがあって、美味しいものもある。そういった事を知らないだけ。ならば、情報発信の場を作ろうと行動に出た。・・・というところでしょうか?本人には聞いていません。

先日、いわない道の駅に行くと、「なまら岩内」の赤いPOPが日アスさんの新商品「海洋深層水の塩サイダー」のところに張ってありました。QRコードがついていて、スマホで認識させると「なまら岩内」のページに飛んでいくというものです。

小さな子供がいるのに、自分の商売だけでなく、こういったボランティア的なことをやるというのは、なかなか大したもの。文句やかっこいいことばかり言っている男性諸君、思い立ったら即行動!彼女たちを見習おうではないですか。

20161126_15

ポリ袋で漬けるお手軽ニシン漬け

北海道新聞を購読していると、月1回小冊子が入ってきます。平成28年9月号は、ポリ袋でクッキングという特集でした。その中のレシピの一つに、「お手軽ニシン漬け」が載っていました。

もう2カ月前に手にしたもので、ご紹介しなければと思いつつ、外はもう漬物シーズンを過ぎてしまいました。でも、考えてみれば手軽にビニール袋に入れて冷蔵庫で作ることができるのですから、別に秋でなくても出来ると言うわけですね。

詳しいレシピは、写真を拡大してご覧ください。今年はお野菜が高いということで、漬ける量を減らしたなどというお客様が多かったように感じます。とはいえ、好きな方にとってはなくてはならないお漬物であることも確か。

若い方は、浅漬けのほうがむしろ馴染みやすいでしょうから、トライしてみてはどうでしょう?材料の本乾身欠にしんは、一八の店頭のみで販売している、ウロコ背びれカマ骨なしのものをお使いください。先日の北のアメ横さっぽろのイベントでも、「立派な鰊だわ~」と目の肥えたお客様からお誉めの言葉をいただきました。

20161113_9904

真冬到来の音

11月23日勤労感謝の日。数年前までは、勤労に感謝しつつ工場は稼働しておりましたが、ここ数年はしっかり休日を取らせていただいています。外は吹雪で凍てつく寒さ。本格的な冬がやってきたと感じる一日です。

岩内の真冬の特徴は、風が強くて雪が上から降るのではなく、ありとあらゆるところから攻撃してくる降り方です。弊社から100m離れた場所も地吹雪で真白になることも頻繁。

その寒さと風を感じる一つに、電線が風を切る音があげられます。それはなんとも言えぬ寂しさを覚える低音。四方に入りくんだ電線はこの田舎の真冬を演出する立派な楽器になっているのです。

前日の湿った雪は一夜明けてガリガリに凍っていて、道路はでこぼこ。そこを車が通ると、バリバリと氷を砕く音が。あぁ、とうとう来たかと覚悟を決める真冬到来の音。

20161123140709

雪支度をした消火栓

雪のシーズンを前に、いろいろな冬支度というものがありますが、街のあちこちに点在する消火栓も冬支度。どこが?ゾウさんのように長い鼻をつけているのです。

これってなぜでしょうね?消防の方に聞いたわけではないので、私の勝手な解釈ですが、雪が積もって消火栓が隠れてしまうから、ある程度の積雪があってもホースをつなげることができる高さにしてある。真ん中の棒状のものは、開閉栓。違っていたらご指摘ください。

写真は無人で角地。除雪の雪もたっぷり置かれて行くので、だれも住んでいないところは、どんどん雪が溜まってしまいます。雪がなければちょっと想像つきませんが、1カ月後には「なるほどね~」なんていう状態になっています。

さて、あなたの冬支度は、タイヤ交換の他にどんな事がありますか?「備えあれば憂いなし」「何事も早めの準備を」と思っているけど、なかなか行動出来ないというのが毎年の事。思い立ったら、準備しましょ。仕事もね。

20161112_75

2016年末数の子商戦本格化

お正月になくてはならない数の子。その数の子の商戦がいよいよ本格化してきました。とはいっても、私たち製造メーカーは、1年を通して少しずつ作り溜めをしてようやく蔵から出荷し始めたというところです。

数の子の消費はギフトの扱いが年々縮小するとともに減少傾向にあるのも事実です。そこで、業界としても数の子を食べてもらうためのPRを積極的に行っています。その中で、「数の子のなんの子」という業界の公認ソングが誕生しました。

築地の仲卸で働く方が、「魚河岸おじさん」という芸名で、作詞作曲そして本人がウクレレで歌っています。画像と音楽はyoutubeで視聴できます(こちら)。CDは私たち製造メーカーに11月下旬に届くとのこと。この歌に乗ってたくさん数の子が消費されるといいですね。

正直なところ、数の子の品質はピンからキリまであります。お値段につられず、確かなものをお求めください。一八の数の子は、本州の市場ではその品質に高い評価をいただいています。ホームページからのご注文もリピーターの方々が多くを占めています。ぜひ、お早目のご利用をお待ちしています。

20161116_04

今年も「北のアメ横さっぽろ」に出展します

今週末11月18日(金)~20(日)の3日間、アクセスサッポロにて、年末商材などを特価で販売するイベント、「北のアメ横さっぽろ2016」が行われ、弊社も参加出展いたします。

と言いましても、弊社単独ではなく、岩宇4町村の合同ブースです。一八興業水産という名前で探すよりも、「岩宇4ケ町村、岩内町」で探してみてください。ここ数年、岩内町から声がかかり、参加しているイベントです。

土曜日はSTVラジオの生放送も入り、オープンと同時にものすごい人がなだれこみます。岩内町役場からは、職員さんが数名とたら丸君も応援してくれます。弊社からは私の妻が金曜、土曜。日曜日は私が担当させていただきます。

札幌在住の岩内ファンの皆様、ご来場をお待ちしています。お買い得品はもちろん多数取り揃えています。岩内町、共和町、泊村、神恵内村が合同で出展していますので、西積丹の味を買占めにぜひいらしてください。写真は、昨年の様子です。

20151122_28

今、岩内港はイカで大活況!

この数日、岩内の市場に水揚げされるイカの漁が、近年にはない活況を帯びた状態になっています。漁がないないと言っていたのが嘘のように、つぎからつぎへと船が着岸し、イカが揚げられています。

イカは回遊魚。条件によって、北上したり南下したり。外来船と呼ばれる船は、漁がありかつ高値で取引される漁場と市場を情報戦も交えながら移動しています。その外来船が今、岩内に大集結しているのです。ですから、漁火の明るさも際立っています。

外来船が多く水揚げが多ければ、岩内町への経済効果も大きくなります。イカを取り扱う事による市場手数料、運賃、燃料費、氷代、発泡などの資材費、船で働く人たちの食費などの購入などさまざなお金が動くことになります。

市場職員さん達は、連日の重労働に疲れた表情を隠せませんが、何もなくて愚痴をこぼすよりも忙しいと言っている方が何より。岩内港に接岸される船数はいつも数隻だけなのに、今は横列に並んでいます。めったに見ることができない風景。早起きして港を見学してはいかがでしょう。

FB(こちら)では、11月13日(日)の市場の様子を写した写真を複数枚アップしています。

20161113_21

 

漬物用身欠にしんの季節

今年は冬が一気に来てしまった感じですが、この時期には欠かせないのが、にしん漬けの仕込み。今ではめっきり漬込む人が少なくなったとはいえ、まだまだ根強い人気もあります。

漬物用の身欠鰊はどんなものがいの?とよく質問をお受けします。身欠にしんには、大きく分けて、一夜干しのソフト。これは主として焼いて食べる用。一週間ほど干した八分乾。これはさっとあぶって食べたり、山椒漬けにしたりするもの。そしてカラカラになるまで干したものが本乾身欠にしん。

漬物用は、この本乾身欠にしんです。今、スーパーなどに行くと、漬物用として表示してあると思います。ただ、その身欠にしんでも品質がピンからキリまであるので、ご注意ください。一八のそれはもちろん、最高品質のものです。

一八の店頭では、今年試験的にウロコなしの本乾身欠を置いています。一般的には米のとぎ汁で戻した後、フォークの先でウロコを落としますが、その手間を省いています。さらに不過食部分の堅いカマ骨と背びれも落として、使いやすくなっています。一度お試しを。

20161109_04

「たら丸寮」ってあるの知っていた?

岩内町のゆるきゃら、「たら丸」。岩内町のあちこちで、その関連の絵柄などが目につきますが、先日「おやっ?」と思える場所で「たら丸」を発見しました。それは建物の名前が「たら丸寮」。みなさん、この建物知っていました?

国土交通省・北海道開発局・小樽開発建設部・岩内道路事務所(舌がもつれます)の建物の東隣りに建っている2階建てです。単身赴任者用の寮なのか、詳しくはわかりません。あまり私たちと接点がありませんからね。一般的には、国道の道路管理というイメージがあります。

実はずっと前からあったということで、私が知らなかっただけ。朝と晩、一八のワゴン車は工場で働く人を送迎するのに町内を回ります。毎年、11月1日と5月1日に回る方向を変えるのですが、昨年までとルートが変わり、逆回りになって初めて気がついたという訳です。

寮生活か~。私も昔、札幌で1年間寮生活をしたことがありました。岩内には企業さんの寮が結構あるんですよね。なぜ「たら丸寮」になったのか、ちょっと知りたい気もします。ご存知の方いらしたら、教えてください。

20161108_06