月別アーカイブ: 2016年11月

2016年11月釣スケソ漁が始まりました

岩内の冬の風物詩、釣スケソのシーズンが始まりました。言わずと知れた釣たらこの原料となるこのスケトウダラ。漁期は漁獲量制限もありますが、2月上旬くらいまで。

昔は100隻ほどあった船は今は3隻のみ。それでもなんとか頑張って出てくれています。残念ながら、この時期のスケトウダラの卵はたらことして漬込みができるようなものではなく、未熟卵がほとんどです。

写真を見て、はえ縄で釣りあげられたスケトウダラと網で漁獲されたものの違いがお分かりでしょうか?ニュースなどで道東などのスケトウダラを網で運び上げる画像が出たらよく注意してみてください。網のそれは体のまだら模様が薄く消えかけています。釣ものはしっかりとついていますね。

鮮度落ちした魚は魚体がやわらかく、くねくねしていますが、この釣スケトウダラは死後硬直して堅い身です。今年の漁はどうなのでしょうか?後数年後には、このはえ縄で漁獲されたスケトウダラを見ることができなくなるかもしれません。

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豊洲新市場のこと

小池新都知事になって、築地市場の移転問題とオリンピックの会場候補地の問題が毎日取りざたされています。そんな中、弊社事務所にあるカレンダーの10月分を切り取ったら、ちょっと驚きの印字がありました。

11月4日、5日の平日は臨時休市となっていました。もうおわかりでしょうが、本来の予定では東京の新市場の開始は11月7日に予定されていました。引越などの期間を3日から6日にかけて行うため、その二日間を休みとするつもりだったのです。

カレンダーには7日が豊洲開場と書かれてあるのが、なんとも言い難い文字に見えます。本音を言わせていただければ、この繁忙期に突入した11月よりも年が明けた余裕があるときに引越をしてもらったほうがどんなにいいか。

当初から11月の引越には多くの人が反対をしていたものです。現場の声を聞かないで進めるやり方は、こんな日程の決め方にもあったという事です。

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第一中学校の上はビートの山

先日の日曜日、雪がちらほら降る寒い中ランニングをしていたら、いつもと違った風景が飛び込んできました。ジャガイモの山?いやいや良く見るとそれはビートの山でした。

甜菜(てんさい)という呼び名の方が一般的なのでしょうか?お砂糖の原料ですね。私は農作物についてはほとんど無知に近いので、これ以上は知ったかぶりのコメントしない方がいいでしょう。

でも、私の中では農作物の最後の収穫というイメージがあります。これらのビートが大型車に積み込まれ、製糖工場に旅立てば、いよいよ畑も冬。海も冬の様相に変わりつつありますが、こうして山や畑も冬を迎える準備をしています。

ビートといえば、私の知り合いに網走の北海道ビート黒糖という会社の社長がいます。商品名は「天才ビートくん」。一八のおもしろネーミングと同じ仲間。お土産屋さんなどで見つけたら、買ってあげてください。

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