月別アーカイブ: 2017年2月

お待たせしました、「みりん干」できました

皆さま、お待たせしました。スケトウダラのみりん干の新物が続々と出来上がっています。皆さんがお待ちかねのハネ品も店頭に登場いたしました。

「みりん干しのあの安いやつある?」という質問を昨年末から何度もお受けしたのですが、返答として「もう少し待ってください」と言うしかありませんでした。それほどの人気のアウトレット。作る側としては、ハネ品を買っていただくより、ちゃんとした製品を買っていただきたいなと思うのですが・・・

曲がった部分、骨が若干残って入る部分、などいろいろな理由で製品として販売できないものをカットして袋詰。220gで380円(税込)です。まとめ買いされるお客様は、「カットしてあるから食べやすい」「蜜が乗っていておいしい」などという理由で買われています。

タイミングによっては、店頭に在庫がない場合もありますのでご了承願います。ハネ品ではない製品は今のところ充分に在庫してあります。オープントースターにアルミホイルをしいてさっと炙ると、ほら香ばしい匂いが漂って・・・ビールが進むワっ。

 

鰊の群来のニュース

2017年2月21日のNHKお昼のニュースで、小樽の海岸で鰊の群来のニュースが流れました。「鰊」「群来」それぞれの漢字を皆さまは読むことはできますか?

「にしん」「くき」。ニシンは別の漢字で魚にあらざる、貨幣の代わりになっていた時代もあったことから「鯡」とも書きます。群来の意味は、ニシンが産卵のために沿岸に群れで押し寄せ、オスの白子で海が真っ白になる現象を言います。

ニュースは小樽沿岸でのもの。10数年に及ぶ放流事業が近年そのの成果を見せ始めたようです。では岩内は?岩内も毎年稚魚を放流はしているのですが、残念ながら市場に揚がるニシンはほんの少しだけ。学者さんの意見では、岩内が今後大幅にニシンの水揚げが増える可能性は少ないらしいです。

ニシンは昆布に卵を産みつけます。その産卵場所を藻場と言います。戻ってきてもらうには、その藻場を作ってあげたり、いろいろなニシンが好む環境づくりもしなければならないようですね。町も魅力ある環境になれば、人は集まってくるのですから。

岩内漁協埠頭から見える風景

岩内町の漁協埠頭というのをご存知でしょうか?岩内地方文化センターから見える市場の位置がそれです。私が子供の頃はなくて、現在の市場を作るにあたって埋め立てしてできた場所です。

その漁協埠頭から見える駅前通りや岩内岳を始めとするニセコ連峰の景色はなかなかいいものです。吹雪の日は海に落ちる可能性もあるので、晴れた日に散歩してみてください。

写真は駅前通りを夕刻の街灯がつき始めた頃に撮ったもの。実は早朝の街灯がもう少しで消えるという時間帯は、なかなかいいのでお勧めです。私の下手なスマホ写真よりも実際にご覧になってください。

最近はシケ続きで市場も活気がありませんが、水揚げが多くなってくると、行きかうトラック、船の音、荷揚げのフォークリフトの音などが喧騒となって聞こえてきます。ここが元気にならないとね。

 

 

岩宇グルメコンテスト

1カ月ほど前の新聞折込広告に、「岩宇グルメコンテスト」というチラシが入っていました。ふと思い返して良く見ると、〆切は本日2月20日でした。

岩宇とは、岩内郡(岩内町、共和町)と古宇郡(神恵内村、泊村)の4町村を指す地名。合併のお話が出てもアリとキリギリスのような違いから、話にもならないという結末に。

それはさておき、このグルメコンテスト。岩宇地方の食材どれでもいいというので、なかなか難しいですね。共和町は農作物の時期ではありませんし、海の幸にしても今のシーズンのもの限定になってしまうような・・・とマイナス思考はやめておきましょう。

秘伝のレシピをお持ちの方は、応募してみてはいかがでしょう?作ったものを出すのではなく、レシピを出せばよいのですから、アイディアだけで勝負できますよ。うまくいけば賞金ゲット!

小樽駅中「タルシェ」で「にしんのおかげ」

小樽の駅中にある後志の特産品を扱っているお店「タルシェ」。オープン当初から一八の商品を扱っていただいています。みなさん、行ったことあります?

今月の小樽市周辺に配布されるタルシェ通信というチラシには、「にしん食べ方いろいろフェア」と題して小樽や余市の加工屋さんが作ったニシン商品を紹介しています。その中に弊社の「にしんのおかげ」も掲載されています。

積丹半島の東側から増毛にかけては今、鰊漁が始まっています。その道産鰊を原料にした商品が毎年工夫をこらして後志のメーカーから新商品が発売されています。「にしんのおかげ」はその中でも先駆け的な存在。爆発的なヒット商品ではありませんが、根強いファンをもつ商品です。

岩内から札幌にバスで出かけるなら、小樽で電車に乗り換えることをお勧めします。その乗換のときにちょっと「タルシェ」に立ち寄ってみてください。一八の商品、他にどんなものがあるか探してね。

フリーマガジン「JP01」ではえ縄スケソ漁を学ぼう

無料で読めるフリーマガジン。「JP01」はほんとにタダでいいの?と思わせる内容が書かれてあるのですが、2017年冬号は檜山地方のはえ縄スケトウダラ漁(地元ではスケソ漁)の事が書かれてあるのでぜひお読みください。

はえ縄スケソ漁と言えば、実は岩内が発祥の地。30年ほど前までは岩内では50隻以上の船がありましたが、1990年代になって激減。今では3隻しかはえ縄漁をする船がありません。JP01で紹介している檜山地方も後を追うように毎年船数が減っています。

なぜ減ったのか?資源が枯渇してきた事はもちろん、雑誌にも書かれてあるように、網での漁獲と違って餌をつけた縄の仕掛けを作るのが大変。漁の手間も大変。縄をはく(海に入れる)技術は熟練技ゆえできる漁師がいなくなった。

弊社ではたらこを作る原料を今シーズンは釣の原料不足から、すべて網に切り替えました。近い将来このはえ縄スケソ漁そのものがなくなってしまうかもしれません。資源管理の議論は別の機会にするとして、この素晴らしい漁法の事は、ぜひ知ってもらいたいと思います。

まだ間に合う「恋するめんこちゃん」

明日のバレンタインを控えてチョコレートだけではない個性的なプレゼントをお考えのあなた、ハート型の「恋するめんこちゃん」をぜひご利用ください。

数年前にある居酒屋で若い男女のグループが近くで飲んでいました。その中の一人の女性の誕生日のお祝いをしていたようです。その中の男性の一人が「これめんこちゃんっていうんだ。おいしいぞ」とレギュラーのめんこちゃんをプレゼント。

たまたま私は近くに座っていてそのやり取りが耳に入ったのですが、私の商品がこうして男女のつながりや幸せの1ページになったことが嬉しくなりました。ならばもっとプレゼントに向いた商品を作りたいと思ったのが、「恋するめんこちゃん」誕生のきっかけです。

もしも「恋するめんこちゃん」をお使いになって、こういった微笑ましいエピソードなどありましたら、ぜひ教えていただきたいと思います。ただ「美味しい」だけでなく、心がある商品に育ってくれればと願っています。

日曜日はいわない道の駅前で冬まつり

2017年2月12日(日)に、岩内町の道の駅前広場において「冬まつり」がおこなわれます。昨年行われた「たら丸雪像コンテスト」が規模を拡大して行われます。

今週は仕事が終わった5時過ぎになると、投光機の下でせっせと雪像づくりをするグループの姿がありました。さっさと完成したところもあれば、これで間に合うか?という雪像も。

昨年は表彰だけでしたが、12日の当日は滑り台や雪玉的当てゲーム、飲食のサービスもあるので親子で楽しむ事ができます。極めつけは2度にわたる餅まき大会。

札幌の雪まつりを代表として北海道では各地で冬のイベントが行われています。観光客に来てもらいたいところですが、この小さな岩内町はまずは町民自らがイベントを楽しみましょう!

にしんすぱアウトレット

昨年4月に新発売した、にしんのオリーブオイル漬け「にしんすぱ」。順調に売り上げを伸ばして生産量も年を越してから増産体制に入りました。

生産を増やすと、規格外商品というものが発生します。いわゆるアウトレット、別名「訳あり商品」。食べても通常商品とほぼ同じ味なのですが、量目がほんの少し基準以下だったり、皮がむけて傷となっていたり。

今回、そのにしんすぱアウトレット商品を特別価格の税込300円で販売いたします。大変申し訳ないのですが、店頭販売のみとさせていただきます。ラベルは裏の一括表示のみ。レトルト処理で間違わないために×印をつけているので、ご了承ください。

誰かにおすそ分けするのは、ちゃんとした「にしんすぱ」をお求め願います。もちろん数量はそれほど多くはありませんので、なくなってしまう事もあります。たまには一八のお店に来て、お買い物してね。

最近見なくなった大きな「つらら」

今時期、軒下にできる大きな「つらら」。それは私が子供の頃は格好の遊び道具でしたが、最近は見ることは少なくなりました。

きっと機密性の高い建物が増えたため、建物内部の温度と外部の気温差が大きくなく、つららができにくくなったと考えられます。

写真は日本アスパラガスさんの岩内工業団地に新しくできた工場の北側です。内部の温度がどのようになっているかはわかりませんので、どんな仕組みでできたのかわかりませんが、大きなつらら見てワクワクするのは私だけでしょうか?

子供の頃は一八の工場にできたつららを壊れないように取って、ライトセーバーならぬチャンバラもどきの一人遊びをよくしていました。良い子の皆さんは、決してつららのできている軒下などで遊ばないようにね。