岩内の市場はイカが多く水揚げされるようになり、活気づいています。6月16日から漁が解禁になったナマコ漁も本格的になり、入札では高値が続いています。
この10数年の間で値段が約10倍になったナマコ、漢字で書くと「海鼠」。なぜこんなに高くなったかと言えば、中国での需要があるから。昔はあまりに売れずに、市場で押し売りをされたものです。
漁法はケタという大きなフォークにネットと鎖がつけられたようなものを砂地の海底に落として引きずります。浮き上がったナマコがネットに入るという仕組み。ただ、表面が擦れてしまったものは、商品価値がなくなってしまうので、入札にはかかりません。海水に入れておくと自己再生します。
漁協では漁師さんの漁獲割当というのを自主的に決めています。岩内のナマコは選別がいい、イボイボが立っているなどの理由で周辺の地区に比べて高い値で取引されています。漁期は7月末まで。