岩内-神恵内村を結ぶ定期航路船

 今は積丹半島を国道が一周できますが、20年ほど前までは車で神恵内村の川白というところまでしか行くことができませんでした。

 高校時代、川白出身の友人の家まで自転車で行ったことがありますが、神恵内から川白までは海岸ではなく、山に登っていくすごい道。ちっちゃなトンネルをいくつも通るのですが、そのトンネルはもちろん砂利道で、壁面は手堀の跡生々しくスコップの円形がうろこ状になっているのです。

 帰りは定期船に乗って帰りました。その定期船、「かむい丸」と言い、昭和41年から岩内-神恵内-川白間を運行。毎日一往復。しけを除く年間150日ほど運行していたとのこと。昭和60年、海岸を通る国道229号線の新道ができて、その船の姿が消えました。

 私は、その一度きりしか乗ったことが無いのですが、川白や神恵内に住んでいた人たちにとっては、重要な足だったでしょうね。もちろん、神恵内までの道路はありましたが、今とは比べものにならないほど、走りにくく、困難な道でした。

 岩宇地方に配られている「波稲」という広報紙にこの話題が掲載されていたので、思い出して書かせていただきました。

岩内-神恵内村を結ぶ定期航路船」への4件のフィードバック

  1. MM

    あっ。ほんとだ、01分に更新した。
    先日の専務の走りを見て、熱いものを感じてしまい、次の日から走り出した私。ニセコ行けるかなくらいな気持ちになり、勘違いしています。
    北海道マラソン お疲れ様でした。すばらいかった!

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    1. 北のお魚大使

      ミスターMさん、ありがとうございます。その足で大丈夫ですか?
      せっかくパパラッチ応援をしてくれたのに、笑顔で返せず失礼しました。
      折り返してからは、それほど心と体に余裕がありませんでした。
      辛いときほど声をかけてもらうのは、励みになります。
      札幌マラソン、一緒に楽しんで走りましょう。

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  2. 枯淡

    昨日まで小樽に行っていました。昭和48年8月に北海道旅行をして、そのときかむい丸に乗った記憶があります。小樽からバスで余別まで行ってそこから船で神威岬を回って岩内まで行き、そこから、今はなき岩内線でニセコに向かいました。今回の旅行で船で回った話をしたのですが、誰も知りませんでした。
    このHPで発見できてよかったです。波稲の広報をもっと大きく見てみたいです

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  3. 北のお魚大使

    枯淡さん、ご訪問、ありがとうございます。
    旅行好きの道外の方ですね。
    昭和48年では、まだ車で半島を回る事はできませんでした。
    あちらこちらで、交通の障害が常に付きまとっていた時代です。
    また北海道に来られる事がありましたら、岩内にお立ち寄りください。
    駅前はかなり当時と変わってしまいました。

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