先日、工場見学した岩内東小学校3年生からお礼の手紙が届きました。毎年見学が終わった後に、見せてもらった場所の人にお礼のお手紙を教室で書くようです。社会見学は、地元の職場を見たり地元のことを学んだり、そしてお礼の手紙を書くことも勉強の一つなのですね。
子供たちのコメントを読んでいると、選別機に数の子をのせる体験をしたのが印象に残ったようです。また、「にしん伝心」を真空パックにして、ラベルと賞味期限のシールを張って、できたものをお土産に持たせたら、家の人と一緒に食べて美味しかったとも書いてありました。皆、何度も消しゴムで消して書きなおしたあとがあり、一生懸命に書いてくれたと想像できます。
大企業とは違い、見学コースがあるわけではなし、準備にいろいろと気を使ったり、衛生面で問題が起きないようにするなど大変です。ただ、子供にはできるだけ職場というところを見せるべきだと私は思います。
魚の内臓を取り出すところ等は、確かに臭くて汚く見えるかもしれませんが、どんな仕事でもそのような部分はあるでしょう。ネクタイをして綺麗な格好をしても、やっている内容はいろんな意味で汚かったりもします。一番美しいのは、一生懸命に働いている姿だと思います。この子たちが大人になって、岩内の水産加工はすごいぞと胸を張って言ってもらえるよう、これからも精進しなければなりません。