ルスツスキー場を中心としたコースのトレイルランニングの大会、30kの部に出てきました。(ホームページはこちら)
大会は70、50、30、16、6kmという5つの種目。その中で私は30kmを選択。昨年はトレラン上位常連者が70kmに参加で、穴場となった30kで私は4位でした。それで今年はうまくいったら表彰台?なんて獲らぬ狸の皮算用。やっぱり現実は厳しく、スタートの面々を見ると、あなたもいるの?と言った顔ぶれ。
コースは昨年同様のウエスト、イゾラ、イーストといったスキー場の3つの山を上り下りするもの。途中10か所のポイントがあって、渡されたEカードというものでチェックします。それらのデーターが後からPCで順位確認などができるようになっています。
最初のウエストの山頂までで16位くらいと確認。今年は最初セーブして、昨年苦しんだイゾラの登りまで体力温存。林道は遅くとも歩かないよう心がけました。
ですから、4番目のポイントを過ぎてからは、たぶん誰かに抜かれることはないだろうと確信していました。ところが、林道で後ろから結構なスピードで追い越されてしまいました。そこは区間賞が設定されていたコースなので、追い越した彼に「区間賞狙っているの?」と聞くと、「道を間違えちゃって・・・・」と。挽回しようと頑張った彼も、登りの傾斜がきつくなるにつれ、ペースダウン。ここでこのオヤジがじわじわと攻め上がります。昨年の経験が役立ちました。
3か所の給水所があり、そこのおばちゃんたちとおしゃべり。「あら早いわね、30kの中では3位だと思うよ」と言われました。16位から数人は抜いたけど、3位になるほど抜いていない。やっぱり、道を間違った人は彼だけではなく、まだ数人いたことに。
もしかして、と少しワクワクしながら走ると、すぐ前にかなり消耗しきって歩いている人が。えっ、抜いたらもしかして2位?16kの部の人たちと合流地点で係のおじさんに「早いなぁ、2位だよと」言われ、まさかぁ、と思いつつ、心躍るオヤジ。
ゴール後にEカードを返却して、タイムだけの記録証をもらいましたが、順位はわからず。ゴール周辺の人たちからは、「緑のゼッケン(30kの部)の人は見てないから、3位以内だと思いますよ」と言われました。記録係の方に聞くと、「3位ですけど、一人微妙で4位かも知れません」と。このへんが緩いと感じますが、マラソンと違ってそれでよし。後日の正式な記録を見ると、3時間37分でやはり4位。タイムは昨年より7分早くなっていました。(詳細記録)
ゴール後に道を間違えた彼と話をし、やはり複数の上位者がかなりの距離を間違って走ってしまったようです。「これも実力のうちですから」と潔い言葉を聞くことができました。こういう人って、来年は必ずリベンジしてきます。昨年に続いてごっつぁん4位という数字は、来年はもうないでしょう。でも、これも一つのトレランの魅力でしょうね。
嬉しい記録として、9-10ポイント間が区間トップでした。マラソン同様後半追い上げ型の走りで、昨年の経験が役立ちました。苦しかったけど、秋晴れの下、楽しませてもらいました。ほどよい疲労感。温泉にゆっくり浸かって帰ってきました。