数の子生産がフル操業

 年末の商材の一つに数の子があります。年々、その需要は少なくなってきてはいるものの、お正月にはなくてはならない、日本の伝統的な食べ物です。

 ニシンを扱う私たち、日本海にある水産加工業者は、ほとんどがこの数の子を商売の一つにしていると言ってもいいでしょう。明治時代より前浜にニシンが揚がり、親も子も貴重な商材としてその加工技術も現在まで受け継がれて来ています。

 ギフト商材として、昔は数の子を使っていただくことが多かったのですが、残念ながらその需要は少なくなってしまいました。また、ご家庭で、塩戻しをするのが面倒だということで、敬遠されることも数の子離れの要因かもしれません。

 とは言っても、根強い需要があるのも確かです。数の子のお話は、いくらでも出てくるので、年末まで小出しにさせていただきましょう。今日は、年末に向けて、数の子業界は、フル操業で動いていることをお知らせいたします。

 写真は、冷蔵庫に箱詰めされた数の子の段ボールです。今からお正月のお話をすると、笑われるかもしれませんが、毎日てんてこ舞いです。今日も大変、明日も大変。猫の手も借りたいのですが、素人にはこの仕事はできませぬ。

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