雷電温泉病院の薬箱

先日、岩内町の福島印刷さんの事務所に入った時に、「雷電温泉病院」と書かれた薬箱を目にして、思わず写真を撮らせてもらいました。私が「これは珍しい!」と喜んでいると、福島さんはキョトンとして「そうですか、私は毎日見ているので何とも思わなかったのですが・・・」と。

雷電温泉病院というのは、最初はどなたかの別荘だったそうな。それを温泉療養を兼ねた病院として営業されていたと聞きます。もしも違っていたらごめんなさい。

1980年代の前半で廃院され、2005年に解体され今は残っていないということです。雷電温泉の山奥にある朝日温泉に行く途中ですね。冬はどうやって行くの?と思うような険しい場所です。

今となってはそんな不便な場所なのですが、当時の雷電温泉街というのは、それなりの集客ができる観光地だったということではないでしょうか。水戸黄門の印籠ではありませんが、いろいろなことを想像させる薬箱でした。

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雷電温泉病院の薬箱」への6件のフィードバック

  1. uroshi utoka

    これは面白い!岩内町島野という住所表記も時代を示しています。救急箱にも歴史ありですね。一八社長の目のつけどころには、いつも感心してしまいます。福島印刷さんそれ自体も、奈良印刷さんと並んで岩内の歴史を伝える存在ですね。岩内規模の町でかなり有力な印刷屋さんが二つもあるのは驚きです。岩内にはおそらく文学趣味の伝統があるのではないでしょうか。短歌や俳句の本や回想録などの出版も盛んな気がします。社長は文学に弱いと仰いますが、このブログ「いっぱちの社長の独り言」自体が立派な文学だと思いますよ。ブログを基にして「一八110周年」に記念誌を出されたらいかがですか。

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    1. 北のお魚大使 投稿作成者

      uroshi utokaさん、受けていただいて、ありがとうございます。
      それにしても短期間で岩内の歴史をほとんど吸収されている知識欲には敬服いたします。
      おっしゃるように、岩内という町は小さいながらも文化、スポーツ、多方面にわたり秀でる歴史があります。
      優秀な人材が都会で活躍されているのもその通り。
      そのようなさまざまな無形の財産があるのですから、それらをうまく使うことができれば、素晴らしい町になるはず。
      ただ反面、「えんかま根性」というものも存在します。
      いつか、それを打破するのに、uroshi utokaさんの力をお借りする時が来ると思います。

      私のブログが文学ですか?それは持ちあげすぎです。
      私は才能がない人間。唯一の才能は才能がないことを理解していること。
      持っていない人間は、自身で持てるものをこつこつ積み上げればいいと。
      その積み上げたものが、いつしか人に訴えることができるものになればと思っています。

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  2. uroshi utoka

    北のお魚大使閣下

    最後のお言葉、かのソクラテスの「無知の知」に通じますね。私が岩内に来て痛感したのは、岩内についてだけではなく、何十年も若者たちに教壇で講じてきた「歴史」についてあまりにも無知であったということです。アイヌ民族のことも、原発のこともほとんど理解していませんでした。この年で反省しても仕方がないと思われるかもしれませんが、One is never too old to learn だと居直っております。岩内について閣下のブログは、知恵の泉です。どうか汲めども尽きない泉であり続けてください。まさに継続は力なりです。

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    1. 北のお魚大使 投稿作成者

      最上級のほめ言葉とお受けします。ありがとうございます。
      ソクラテスに通じると言われても恐れ多いです。
      通じるのは哲学の「哲」という私の名前だけだと思います。

      uroshi utokaさんでさえも、ご自身のことを無知だったとおっしゃるには、それほど今さまざまなことを見て経験され、理解している故なのだと思います。
      One is never too old to learn 言い言葉ですね。生涯学習という言葉を聞きますが、それは自身の好奇心がなければ生まれないもの。
      「どうせ・・・」「いいんだ俺は・・・」なんて言葉、絶対に発しないお人。
      私のブログがその好奇心に少しでもお役に立てられれば、何よりです。

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  3. uroshi utoka

    大使閣下は、まさに打てば響く鐘のような方ですね。”通じるのは哲学の「哲」という私の名前だけだと思います”とは!参りました。

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    1. 北のお魚大使 投稿作成者

      昔、大学の哲学の試験で苦し紛れに私の名前を引用したことがありました。その時、そのフレーズに+10点もらったことがありました。

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