数の子の規格 (大きさ編)

 日本人特有の商品価値というものに、規格があります。野菜や果物の箱等を見ると、そこにはLとかSとかついていますね。それと同様に水産物についても同じような規格が存在します。

 ソフト身欠にしんでも、1kgで10枚入りとか、12枚入りなどなど。では、数の子はというと、めちゃくちゃ種類が多くて一回では説明しきれませんので、何回かに分けて説明させていただきます。

 写真のように、大きさがかなり違いがありますね。グラム数で分けられており、『5特大、4特大、3特大、特特大、特大、大、中、小、小小』となります。写真の一番大きな物は、5特サイズで80g以上あります。真ん中は、特特サイズで、50gくらい。一番小さいのが中サイズで15gくらいのものです。

 同じ海域で獲れたニシンであっても、こんなに大きさの違いがあるんですね。数の子メーカーは、このサイズによっていろんな形態の作り方を要求されます。ひとつの化粧ケースに大小ごちゃ混ぜですと、見栄えが悪く売れないのです。数の子は食べるだけでなく、見せることも重要なことなのです。これもまた日本の食文化です。時代に合わないと言ってしまえばそれまでですが・・・・

数の子の規格 (大きさ編)」への3件のフィードバック

  1. ピンバック: いっぱちの専務の独り言 » Blog Archive » 数の子の規格(個質編)

    1. 北のお魚大使 投稿作成者

      大きさによる味の違いはないと思います。
      ただ、食感が微妙に違うので、それを味が違うようにとらえる方もいらっしゃると思います。

      数の子の味の違いは、産地による違いが大きいと思います。

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