山菜と身欠にしんとの組み合わせは、昔から家庭料理の定番とされています。今年は雪解けが早いために山菜の出回りも早く、よって身欠にしんの需要もいつもの年よりも早めになっています。
北海道での代表的な食べ方は、蕗(ふき)と竹の子(根曲がり竹)との甘辛の炊き合わせ。本州では根曲がり竹ではなく、大きな竹の子を使うところが多いようです。
京都ではナスとの炊き合わせが一般的です。これらは、ニシンのうまみが山菜に染み込む相性がいいことを見つけた先人の知恵なのでしょう。
山の雪解けとともに山に入って竹の子を取る人も増えることでしょう。一八の店頭ではご家庭用のハネ品身欠きにしんを販売していますので、山菜がたくさん手に入りましたら、ぜひ身欠きにしんと山菜との炊き合わせ、お試しください。