毎年9月に行われていた岩内町の「はしご酒」のイベント。過去12回行われていた定番イベントでしたが、今年はありませんでした。岩内町のHP、後志iネットのページを見ても、「今年は中止になりました」とだけ書かれてあります。なんでなくなったの?と素朴な疑問がわきますね。
かつて、小樽を凌ぐ飲み屋が存在していた岩内町の繁華街。それらを盛り上げようと企画されたものでしたが、参加飲食店が減ったことが一因です。早い時間帯で行われるそれは、めまぐるしく入れ替わりするお客に対応するのが大変。1,000人以上繰り出す人は、イベントに参加しなくても、その後の客のお相手だけで充分と考える店主が多くなったためではないかと。
もちろん、店主の高齢化もあるでしょうが、損得抜きでイベントを盛り上げようとする人が減ってしまったのは残念ですね。こういう現象は飲食店さんに限ったことではなく、我々水産加工業にも言えることで、私からは批判はできません。
いろいろな意味で商売そのものが余裕がなくなっているのは確かです。はしご酒を楽しみにしていた方は、声を大きく「やってほしい!」と言ってはどうでしょう?商人にとって、「客からの強い要望」は立派な動機づけになります。写真は後志iネットさんからお借りした過去のイベント風景です。