岩内の冬の風物詩、釣スケソのシーズンが始まりました。言わずと知れた釣たらこの原料となるこのスケトウダラ。漁期は漁獲量制限もありますが、2月上旬くらいまで。
昔は100隻ほどあった船は今は3隻のみ。それでもなんとか頑張って出てくれています。残念ながら、この時期のスケトウダラの卵はたらことして漬込みができるようなものではなく、未熟卵がほとんどです。
写真を見て、はえ縄で釣りあげられたスケトウダラと網で漁獲されたものの違いがお分かりでしょうか?ニュースなどで道東などのスケトウダラを網で運び上げる画像が出たらよく注意してみてください。網のそれは体のまだら模様が薄く消えかけています。釣ものはしっかりとついていますね。
鮮度落ちした魚は魚体がやわらかく、くねくねしていますが、この釣スケトウダラは死後硬直して堅い身です。今年の漁はどうなのでしょうか?後数年後には、このはえ縄で漁獲されたスケトウダラを見ることができなくなるかもしれません。