この数日、岩内の市場に水揚げされるイカの漁が、近年にはない活況を帯びた状態になっています。漁がないないと言っていたのが嘘のように、つぎからつぎへと船が着岸し、イカが揚げられています。
イカは回遊魚。条件によって、北上したり南下したり。外来船と呼ばれる船は、漁がありかつ高値で取引される漁場と市場を情報戦も交えながら移動しています。その外来船が今、岩内に大集結しているのです。ですから、漁火の明るさも際立っています。
外来船が多く水揚げが多ければ、岩内町への経済効果も大きくなります。イカを取り扱う事による市場手数料、運賃、燃料費、氷代、発泡などの資材費、船で働く人たちの食費などの購入などさまざなお金が動くことになります。
市場職員さん達は、連日の重労働に疲れた表情を隠せませんが、何もなくて愚痴をこぼすよりも忙しいと言っている方が何より。岩内港に接岸される船数はいつも数隻だけなのに、今は横列に並んでいます。めったに見ることができない風景。早起きして港を見学してはいかがでしょう。
FB(こちら)では、11月13日(日)の市場の様子を写した写真を複数枚アップしています。