真冬到来の音

11月23日勤労感謝の日。数年前までは、勤労に感謝しつつ工場は稼働しておりましたが、ここ数年はしっかり休日を取らせていただいています。外は吹雪で凍てつく寒さ。本格的な冬がやってきたと感じる一日です。

岩内の真冬の特徴は、風が強くて雪が上から降るのではなく、ありとあらゆるところから攻撃してくる降り方です。弊社から100m離れた場所も地吹雪で真白になることも頻繁。

その寒さと風を感じる一つに、電線が風を切る音があげられます。それはなんとも言えぬ寂しさを覚える低音。四方に入りくんだ電線はこの田舎の真冬を演出する立派な楽器になっているのです。

前日の湿った雪は一夜明けてガリガリに凍っていて、道路はでこぼこ。そこを車が通ると、バリバリと氷を砕く音が。あぁ、とうとう来たかと覚悟を決める真冬到来の音。

20161123140709

真冬到来の音」への4件のフィードバック

  1. 背番号18

    こんばんは。

    今回の大雪、テレビで拝見しました。留萌〜石狩地域にかけての日本海側は特に大変のようですね…

    冬到来…電線の風切り音。情景が、すっごく伝わります(T_T)

    あっという間の年の瀬です。

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    1. 北のお魚大使 投稿作成者

      おはようございます。
      岩内は大雪ではありませんでしたが、23日はとても11月とは思えないほどの寒さでした。
      まだ雪がついていないと、隙間風がたくさん入ってきます。
      弊社の事務所は老朽しているので、その隙間をふさがなければ、冷蔵庫状態です。
      品物にはいいのですが、人間には酷です。

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  2. uroshi utoka

    詩情あふれる名文ですね。こういう冬景色の描写にはめったに出会いません。感心しました。吹雪の音に「音楽」を感じることができるのですね。今度、じっくりと耳を澄ませてみます。

    私たち夫婦は23日のお昼過ぎ、その猛吹雪の中、文化センタ―で行われた笠井バレエスタジオの発表会に出かけました。道中なんという無謀なことをと思いましたが、行って良かったです!

    少人数のこじんまりとした発表会でしたが、とてもレベルが高いと思いました。昔、東京で娘が属していたバレエ教室の発表会によく行きましたが、それと比較しても遜色のないものでした。吹雪の中、辿り着いた楽しい空間でした。岩内にはこういう思いがけない「空間」があちこちに散在していますね。

    発表会の後、妻が奥様の姿を見かけたと言っておりました。お魚大使閣下もいらっしゃっていましたか?

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    1. 北のお魚大使 投稿作成者

      uroshi utokaさん、こんばんわ。
      家に風がぶつかる音、昔だったら窓がガタガタとゆれたりする音がありました。
      子供のころから、そんな音と一緒に過ごしてきました。それに気がつくようになったのは、都会生活を経験したからだと思います。

      先日の笠井バレエスタジオの発表会は、妻がひっそりと見に行ったと言ってました。
      二人で仕事をしていたのですが、配達から戻ってないな~と思っていたら、ちょっとだけ見るつもりが、見入ってしまって帰ってこれなくなったようです。
      それだけ素晴らしかったということですね。私は仕事で見に行ってませんでした。

      文章を褒められるとは、嬉しいですね。
      学生時代は国語の成績がほとんど「3」の私。才能がなくても継続によって少しは前進出来ていると言うことでしょうか。
      素直に「ありがとうございます」

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