鰊の群来のニュース

2017年2月21日のNHKお昼のニュースで、小樽の海岸で鰊の群来のニュースが流れました。「鰊」「群来」それぞれの漢字を皆さまは読むことはできますか?

「にしん」「くき」。ニシンは別の漢字で魚にあらざる、貨幣の代わりになっていた時代もあったことから「鯡」とも書きます。群来の意味は、ニシンが産卵のために沿岸に群れで押し寄せ、オスの白子で海が真っ白になる現象を言います。

ニュースは小樽沿岸でのもの。10数年に及ぶ放流事業が近年そのの成果を見せ始めたようです。では岩内は?岩内も毎年稚魚を放流はしているのですが、残念ながら市場に揚がるニシンはほんの少しだけ。学者さんの意見では、岩内が今後大幅にニシンの水揚げが増える可能性は少ないらしいです。

ニシンは昆布に卵を産みつけます。その産卵場所を藻場と言います。戻ってきてもらうには、その藻場を作ってあげたり、いろいろなニシンが好む環境づくりもしなければならないようですね。町も魅力ある環境になれば、人は集まってくるのですから。

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