今週は各地の行政機関や有名企業の入社式のニュースが流れていました。水産の業界紙「みなと新聞」では、東京と大阪の卸会社の入社式の事を取り上げていました。
迎える会社側からの訓示は、「積極性」、「初心を忘れず」、「挑戦」と言う言葉が並びます。そういう言葉を読むと必ず、言うだけでなく、そうした環境を作ってあげなければと思います。
皆さんは自身が初めて就職した時の事を覚えていますか?私は今でもはっきりと覚えています。何をしたらいいのか、先輩たちの動きや電話応対を見て、こんなふうになれるのだろうかという不安と希望。
弊社は今年も新卒採用はありません。ただ、工場での作業員さんは今年になってから2名が経験なしで採用しています。不安な顔で慣れるまでは大変だと思います。でも、大丈夫。どんなベテランだって最初は初心者だったのだから。頑張れ!新入社員。
私は学生時代に、とにかく明るく元気な挨拶をするよう、スパルタで叩き込まれました。
どこの会社でもそうだと思ったのですが、今の会社はこちらから挨拶しないと返さない従業員も少なからずいます。
新入社員を8名採用して、先日まで2日ほど合宿形式の研修に参加してきました。
きっと社会人としての心構えの他、挨拶、電話応対なども訓練したと思います。
しかし会社に戻って、諸先輩たちがきちんとしていないと一ヶ月も経たない内に諸先輩の真似をしてしまうでしょう。
会社の環境を顧みず、若いものは。。というのは間違った考えですよね。
挨拶については、何度も従業員に指導しています。
挨拶というのは、相手に聞こえて届いて受けてもらって、初めて挨拶といえるのだと。
本当は、そんな子供に言うようなことは言いたくないのですがね。
最初の気持もだんだんと会社のことがわかって、こんなはずじゃなかった、という気持になる症状。
私たちの時代は5月病と言っていましたが、今はその言葉はあまり聞かなくなりましたね。
今の若い者は・・という表現はどの時代にもあったことですよね。