6月からイカ漁が解禁となり、岩内の市場でも久しぶりにその姿を見ることができました。漁期は12月まで。ここで言うイカとは、「スルメイカ(真イカ)」を言います。
昨年、イカ漁の極端な不漁から、市場の値段が暴騰した事は記憶に新しい事。11月は岩内沖だけが漁がまとまり、各地からの引き合いがあってちょっと前からすると10倍の値段まで跳ね上がりました。
例年、この6月に獲れるイカは小型で安値。刺身ではなく、イカ飯や煮つけにするのが主流ですが、先日のセリを見る限り、昨年の高値がそのまま引き継がれているといった感じです。
それにしても、イカだけでなくサケやサンマの不漁。原因がはっきりしないというのが、何とも日本らしい姿。科学的な分析と対策は急務です。ということで、値段はさておき、漁火とイカ刺しの季節到来となりました。