岩内では5日からスケトウダラの延縄漁(釣漁)が始まります。今日はスケトウダラについてのお話を少し。一応、「北のお魚大使」なものですから。
正式和名は、スケトウダラ。地元では、「スケソウ」(助宗)、「スケソ」と呼びます。写真は某中央卸売市場のカレンダーの絵です。そこに特徴として、オキアミなどのプランクトンをたべやすくするために、下アゴが上アゴより長い。下アゴのヒゲはまったくないか、あっても短い。と記載されています。
マダラと区別するには、ヒゲがポイントということですね。また、オスとメスを区別する方法は、腹びれが大きいほうが、オス。小さいほうがメスです。この区別はたらこを作る業者にとっては重要で、入札前にメスの比率を知る手掛かりとなります。また、いち早くメスと判断し、腹から生の卵を取り出すとき、卵にキズを付けないように包丁の入れる角度を変えるなどのテクニックに利用します。
スケソの世界は断然、女のほうが地位が上なのです。人間だって同じようなものか。かーちゃんに頭が上がらない人がたくさんいるもね。